今日も暑い日でした。幸い、議会運営委員会の視察のため、バスでの移動と屋内での視察がほとんどであったため、厳しい暑さからのがれることが出来ました。
今日の視察は、議会改革を進めている中で、議場の音響の改修を行う必要に合わせて、議会のあり方を見直し議場そのもののレイアウトについて特徴的な市議会を参考にするために行ったものです。主な視察項目は、以下の通りです。
- 対面式レイアウト
- 一問一答による質疑
- インターネット中継
- 委員会の公開
対面式とは、議員と市長側の執行部が相対して議論を交わすものです。これまで多くの自治体の議会では、市長も議員も1か所の演台から、議員と傍聴者に向いて発言をしてきました。これは、議院内閣制の国会の議場の形式を模したためで、市長も議員も市民から直接選ばれる2元代表制には相応しくないとの議論が最近特に顕著です。議会は執行機関に対する監視機能と政策を立案し議会の場において議論し、政策をぶつけ合う事が求められているため、執行機関に対面した形式で質問や政策提言を行うべきというものです。
また、成田市議会の質問の形式は一括質疑一括答弁で行っているため、論点が明確に解りやすくなる一問一答形式の採用についても検討を始めました。
インターネット中継については、すでに先進事例を多く見ることができますので、開かれた議会を目指す上でもできるだけ早い段階において導入したいと考えています。
各常任・特別委員会の公開についてですが、成田市では一般公開していません。他市では既に多くの議会で一般公開が当然に行われていますので、公開の方向に進んでいきたいと思います。
しかし、すでにこのブログでも触れましたが、議会改革の項目は20を超え、それぞれが個別あるいは複合的に絡み合うものであるため、いましばらく時間を要して検討しなければならない内容もあります。
今日の視察でも、参加者の一部から現在の成田の形式や運営方法について、問題意識を持っていない意見も出されていますので、改革の道のりは平坦でないようです。
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