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2007年9月30日 (日)

国際市民フェスティバルの実態

成田と言えば、国際都市。成田市も国際空港の様々な恩恵を受けて成長をしてきました。そして、様々な国の人々と日常的に触れ合うことが出来る国際色豊かな都市であることは間違いありません。

20070930104636成田市では、 この国際性豊かな特長を活かして様々な事業を展開していますが、そのうちの1つである「国際市民フェスティバル」が本日国際文化会館で開催されました。

成田市のHPによると「国際市民フェスティバル」について、”・・・・・成田市の特徴を生かすと共に市民と外国人との様々な交流を促進する事業です。”と書かれています。しかし、ここ数年私も様々な立場で参加していますが、残念ながらその目的を果たしているとは言いがたい状況が続いています。

20070930104922写真で見る限りは、外国人との交流が行われている様子が伺えますが、実はこれはほんの一部に過ぎず、参加者も決して多いとは言えません。特に今日は、一日雨が続いていたこともありますが、それにしても一般の外国人の参加はほとんどありませんでした。

また、参加団体は、準備から後片付けまでボランティア的に協力していますが、行事の趣旨には程遠い状況の一日だったともいえると思います。

この状況に対して、会場で成田市教育行政の事務方トップである教育長と意見を交わす機会を得ました。すると、やはりこの行事の現状に問題を感じ、抜本的な見直しの必要性を述べていました。

午後4時半前にほとんどの団体が後片付けを終了し、会場を後にして行きましたが、 教育委員会や国際交流を所管する市の職員の皆さんが一生懸命行事を支えている姿が印象的でした。

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2007年9月28日 (金)

感謝状をお届け

日ごろから取り組んでいるユネスコ活動で、毎年各小中学校の協力をいただいている事に対して、今年も感謝状を届けて引き続きの運動への協力をお願いしています。

20070926112625_220070928160148_3この感謝状は、日本ユネスコ協会連盟から世界寺子屋運動への募金と書き損じはがきへのご協力に対するもので、毎年取り組んでくれた学校に直接届け、成田ユネスコ協会の活動の報告などをしています。

現在、世界の人口は66億人、そのうちの8億人から9億人が字を書いたり読めないいわゆる非識字者で、その7割以上がアジアに集中している現実があります。

ユネスコでは、この問題に対して世界寺子屋運動を展開し各地に寺子屋を造ったり教員を養成する支援などを行っています。

成田ユネスコ協会は、他の印旛地区のユネスコ協会と協力して、寺子屋の建設を進めてきました。そして18年度の取り組みによって、今年の7月にはカンボジアのシェムリアップに寺子屋を建てることが出来たのです。

個人から寄せられる小さな支援の積み重ねが、毎年確実に形になっていくこの活動をこれからも継続し、世界の平和と繁栄に貢献したいと考えています。

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2007年9月27日 (木)

ニュータウン北駅が見えてきました

  都心と成田空港のアクセスを改善するために新しい鉄道が建設されていることは、多くの皆さんが知っていることと思います。この鉄道の建設によって、(仮称)ニュータウン北駅が設置される事もご存じかと思います。

成田市ではこの他に、土屋地区に新しい駅を造りたいと考えていますが、当初の鉄道建設の計画の中には残念ながらそのような構想はありません。そこで、議会としても土屋駅の設置について要望しているところですが、中々進展していないのが現状です。

私も、初代の新駅・まちづくり特別委員会委員長として平成15年から2年間、様々な活動をしましたが、ニュータウン北駅とその周辺の整備については着々と進んできた一方で、土屋駅に関しては関係機関からも協力と理解が得られずに現在に至っています。

Photo_2Photo_3さて、成田新高速鉄道は平成22年の開業を目指していますが、このたびニュータウン北駅の概要が明らかになってきました。

工程的にも少し遅れ気味との事ですので、駅の開業スケジュール等は今後明らかになって来るものと思いますが、駅の建物本体の姿がイメージできるようになってきて、いよいよ成田市で11番目となる駅の誕生が着々と近づいています。

ちなみに成田市域にある駅は、次の通りで全国でもこれほど多数の駅を持つ市は珍しい事です。

  1. JR成田駅
  2. 下総松崎駅
  3. 久住駅
  4. 滑河駅
  5. 京成成田駅
  6. 公津の杜駅
  7. 空港第2ビル駅
  8. 成田空港駅
  9. 東成田駅
  10. 芝山千代田駅(実は成田市の中にあるのです)
  11. 成田ニュータウン北駅(正式名称はこれからです)

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2007年9月26日 (水)

市民運動会練習真っ盛り

毎年恒例の市民運動会が今年も10月6日に開催されます。この市民運動会については、ここ数年そのあり方を含めて実はかなりの議論があるのです。特に下総、大栄両町との合併後、小学校区はそれまでの20から30に増え、学校の規模も児童数700人超もあれば50人に満たない学区もあり、小学校区対抗による過去の競技性重視の大会も見直し論が強くなりました。

一方、学区によってはこの市民運動会で地区を上げて練習を重ね、結果を求めるところもあり、重要な行事として位置付けてきたところもあります。このような学区にとっては、昨年から総合優勝をなくして、団体種目ごとの順位付けを行うようになった現在の在り方について不満の声も寄せられています。すでに都市部の大規模な自治体では、競技性を問う市全体の運動会を廃止している例も見られ、時代と社会の変化によって市民運動会の在り方が問われています。

そんな中で、各学区ではそれぞれの種目の練習がピークを迎えており、夜にもかかわらず体育館の照明が点いている毎日が続いています。

私も今夜は、地元の三里塚小学校の体育館へお邪魔し、練習風景を見学させていただきました。ここ数年どの学区でも力を入れて練習しているのが、綱引きと玉入れのようで、大人のみの競技であるため比較的学校規模による力の差はないように思います。というよりもむしろ、特に綱引きは児童数の少ない学区でも伝統的に強い傾向もあり、力よりも技術的な争いが見られる昨今です。

さて、今年の私の地元学区の綱引きの初戦は、お隣の本城小学校区で、私にとっても地元という意識を持っている学区です。いきなり大関・横綱級の本城小学校区との初戦にどう挑むか力の入るところですが、地元のお付き合いをしている両学区の争いとなることで、私自身の立場は実は微妙なところです。

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2007年9月25日 (火)

第91代内閣総理大臣誕生

空転が続いている国会でしたが、ようやく総理大臣が選出されました。福田康夫総理は、第91代目、58人目の首相です。一方、辞任した安倍前首相は、丁度1年前の9月26日に就任して在任期間僅か366日と就任直後の人気ぶりから考えると、短命な総理大臣であったと言えるのではないでしょうか。

その安倍前首相は、今後も政治活動を続ける方針を示し、次期総選挙へも出馬する意向を示しているそうですが、本人としても小泉元首相の後継者として、一躍政界のトップへ昇りつめた1年前には想像もできなかった現在の状況かもしれません。ただ、この1年の間に多数の改革を精力的に取り組んだ実績を評価する声が少ないことは、個人的に残念な気がします。

さて、福田康夫新内閣総理大臣の手腕が国民の厳しい目で監視されることになりますが、内閣の顔ぶれをみると目新しさを感じません。というよりも、報道されているとおり重厚感があると言えますが、昔の体制に戻ったという感は否めず、国民の目にはどのように映っているのか今後の支持率の動向や政策への取り組みに注目してみたいと思います。

すでに来年の春ごろ、予算成立後あたりの解散総選挙が現実味を帯びてきている中、この衆議院千葉10区の中でも、自民党の現職、民主党の候補共に動きが出てきました。事実、週末も小さな会合に民主党の候補が出席していて始まりから終わり近くまでその場に留まり、酒の席で出席者と親しく懇談していました。

保守地盤の強い成田市周辺ですが、先の参院選からの流れがこの先どのようになるのか、福田内閣がこれまでの安倍内閣の流れを変えて国民からの支持を回復できるのか、国政で戦う候補者にとって厳しい戦いが私たちの周りでも既に始まっているようです。

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2007年9月24日 (月)

安倍総理辞任が与えた様々な影響

突然の辞任、入院で国民の前から姿を消してしまっていた安倍総理大臣の記者会見を見ました。

突然の総理辞任について、健康上の理由が最大の原因であると述べた姿は、体調が未だに優れないことを容易に感じ取ることが出来ました。総理大臣という特別な職の責任の重さと過酷さを感じさせます。

しかし、今の現状は、国民にとって同情する気持ちよりも、無責任と感じる意見の方が圧倒的に強いのではないでしょうか。何しろ、今の国会の空転状況、そして国際的連携が重要なこの時代に、国連総会には首相はもちろん関係閣僚も出席させられない状況をつくってしまったのです。

国際舞台での国の信頼や存在感は、一旦失うと回復に困難な時間を過ごすことになります。そうでなくても国際舞台では国家の力や存在感を示すのが不得意なこの国にとって、今回の国連軽視とも受け止められかねない事態を重く考えなければなりません。

毎日大きく変化し、一歩も歩みを止めることが出来ないはずの政治、その中枢をなす内閣が明日組閣されます。どのような人事が行われるのか注目です。

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2007年9月23日 (日)

自民党総裁選に投票

今日、福田康夫自民党新総裁が誕生しました。初代鳩山一郎総裁から数えて22代目です。過去の総裁は、16代目の河野洋平氏を除いて全員が内閣総理大臣に指名されています。福田新総裁もこの例に従い、25日に内閣総理大臣に指名される予定です。

総裁選の結果は、福田康夫氏300票、麻生太郎氏197票で、予想通り福田氏の勝利でした。この結果を見ると、福田氏の勝利の背景には国会議員票が大きく影響していて、地方票で見ると、福田氏76票、麻生氏65票と案外に差がありません。実は、私も自民党の党員なので、今回の総裁選挙の党員投票の権利を有していて、麻生太郎氏に投票しました。

始めは、福田氏の安定感を感じて好感を持っていましたが、後半になって今の自民党の流れや国の状況を考えると、安定感よりも新たな可能性や国民に近い存在感の必要性も感じ、総合的な判断をして麻生氏を支持しました。といっても私の1票は党員票なので今回の選挙制度の中ではごく小さなものです。しかし、投票する権利を持つ一人として責任を果たしたつもりです。

さて新しい福田新総裁には、今の自民党の状況を考えると大きな責任が嫁せられることになりますが、政権与党としてこの国と国民の全てを背負っている自負を常に感じながら政権の運営に当たられることを望んでいます。

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2007年9月21日 (金)

9月議会を終えて

19日間の会期で今月3日に開会した9月議会は、本日の本会議で全議案を審議して閉会しました。今回の議会は、このブログでも書き込みましたが、執行部側の不手際が目立った議会です。これも、これまで議会側としてその都度是正を強く求めてこなかった事が大きな原因であったように思います。

しかし、この9月議会は、私としても議会運営委員長に就任して、これまで遅れていた議会改革を推し進める事を約束している関係もあり、議会に対して適切な対応がされていない場合、直接職員に対して是正を要求しました。少し、強い口調で言ってしまったこともありましたが、これも成田市民を代表して議席を与えられている責任を感じてのことですので、ご理解をいただきたいと思います。

さて、その議会改革ですが、午前中の議会運営委員会で9月中に結論を出すこととしていた内容について最終的に協議し、方向性が確定しました。本日結論を導いた内容は以下の通りで、来年の3月議会から実施する事で準備を進めて行きます。

  • 一般質問での一問一答方式の導入(ただし、質問形式は強制せず従来の方法との選択制とする)
  • 対面式の質問席は設置しない
  • 一般質問の持ち時間は会派割り当てを行わず個人に最大60分を与える
  • 常任委員会、特別委員会を一般公開する
  • 本会議の内容をインターネットで中継・録画放送する
  • 本会議場と委員会室の音響設備を改修する

今後、3月の実施・導入までにそれぞれの内容についてさらに検討を要することになりますので、12月議会までの閉会中にも議会運営委員会を開催することを確認しました。また、現在成田市議会では制度化されていない代表質問制の導入について、本日の会議で改めて投げ掛けをさせていただきました。

この代表質問制について、私は毎議会行うのではなく、例えば新年度予算が上程され、市長が施政方針を述べる3月議会が相応しいのではないかと考えています。

いずれにしても、この数カ月で成田市議会の議会改革もかなり前進しましたが、まだまだ先進的に取り組む内容もありますので、手を緩めずに挑戦を続けてみたいと思います。

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2007年9月20日 (木)

同志の吉報

20174533 今日は、久しぶりに政策集団「夢の会」の定例会とも言うべき集まりが、成田市議会の一室を借りて行われました。当初の予定では、16時より会議を行い、18時ぐらいから先の八街市議会議員選挙で見事4選を果たした同志の当選祝いを行う予定でした。

しかし、「夢の会」のメンバーは、県議会議員2名、八街、印西、富里そして成田のそれぞれの市議会議員で構成されているため、事前に予定を調整していたにもかかわらず、直前になってそれぞれ急な予定もあり、予定通りの進行とは行きませんでした。特に、今日の主役であった、八街の山本義一議員が1時間以上送れたため、会議の内容は次期首相のこと、今後の自民党の政権運営など世間一般の内容について個人の意見を交わし、また情報交換に終始していました。

午後5時を10分ぐらい過ぎたとき、ようやく山本八街市議が到着しましたが、選挙直後ということもあってか日中の忙しさを引きずっているような表情を感じた瞬間、他のメンバーから八街では改選後の人事を決める臨時議会がまさに今日であった事が指摘され、メンバー全員が決定した人事の結果に急激に興味を移しました。すると、その臨時議会でなんと山本義一議員が議長に選出されたと言う事実が本人からも正式に報告され、思わぬ吉報に「夢の会」メンバー全員が心から祝意を示した瞬間が生まれました。

実は、「夢の会」のメンバーの中から議長が誕生したの初めてのことで、議員として議長職に就くということの重みを知る私たちにとって、本当に嬉しい報告を受けた瞬間だったのです。

その後場所を移しての懇親会は、もともと山本市議の当選祝いを兼ねていましたが、お祝いの意味が異なり更に盛大になったことは言うまでもありません。そして今日も帰宅は、日を跨いでしまいましたが同志の吉報に時間を忘れて過ごした一夜となりました。

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2007年9月18日 (火)

目線は既に平成20年度

9月も半ばを過ぎました。そしてこの9月は平成19年度の中間点でもあります。議会も各委員会の日程を終え、21日の本会議を残すのみとなりましたが、休会日の今日は、会派の打ち合わせを行いました。いつもであれば、テーマを決めて勉強会を開催しますが、今日は来年度、平成20年度予算に対する会派の提案、要望事項の整理を行いました。まず、午前中は政調会、午後からは14人の議員全員が顔をそろえての協議を行いました。

私も当然幹事長という立場上、午前中の政調会から参加しなければならなかったのですが、長女が高熱を出してしまい、更に妻がどうしても仕事を休めない事情もあり、急遽午前中だけ子どもを病院へ連れて行くために欠席させてもらいました。その後午後からは妻が仕事を早退し、看病を交代しました。

午後からの全員そろっての打ち合わせは、比較的スムーズに進みましたが、私が欠席した午前中の政調会では、14人の政策や提案も多種多様で、会派の意見としてまとめる難しさも相当なものであったようです。

14人という大きな会派ですので、長所短所それぞれありますが、各議員の活動をサポートし、政策集団として活発に活動できるように出来る限り個々の議員同士の理解を進め、会派としての政策立案能力の向上に今後も務めて行きたいと考えています。

そして、今日の打ち合わせの中で議会改革の内容については、会派としての結論を出しました。この結論は、21日午前中に開催される議会運営委員会へ持ち込み、議会としての最終的な方針を決定することになります。またこの件は、決定した後にご報告させていただきます。

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2007年9月17日 (月)

次期総理は福田、麻生?

国民の今の関心事はやはり次期総理大臣が誰になるかでしょうか。政治に無関心な人々が増加している中で、私たちの国のリーダーが誰になるのか興味も持たない人もいるのかも知れません。でも、直接投票することが出来ないとしても、広い層の多くの人々に感心を持ってもらいたいと願うものです。

私としては個人的に、福田さんの落ち着きのある雰囲気に好感を持っています。特に小泉、安倍と続いた政権の後なのでなおさらそう感じるのかもしれません。既に国会議員の中では、圧倒的に福田有利の状況のようですが、世論では麻生さんの人気もかなり高いようです。

新聞等の報道で見ると、福田さんについては派閥談合政治という批判が多く、短期政権で終わるとの見方もあります。小泉政権誕生の時には、世論を味方につけた小泉純一郎氏が、国会内で力のあった橋本元首相を破ったと言う記憶が鮮明にあります。

さて、一寸先が闇の政治の世界ですから、残された期日の中で何が起こるかわかりませんが、二人の自民党総裁候補者の政策と戦術を見て行きたいと思います。

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2007年9月16日 (日)

君津市議選の応援に

今日、君津市議会議員選挙が告示され、お付き合いのある2人の候補者の出陣席に来賓として出席しました。このため、本日2日目を迎えた成田市敬老会には出席することが出来ませんでした。

君津市との関わりを説明すると、平成6年と平成10年に叔父の君津市長選挙を手伝い、多くの支援者の方々と短い期間ですがいわば”同じ釜の飯を食べたこと”がきっかけで、それ以来未だに多くの方とお付き合いをさせていただいています。今日の2人の候補者とも既に長年のお付き合いで、私の選挙の際も応援に駆けつけていただいている関係上、そのご恩を同じ形でお返しする為に君津を訪れました。

君津と言えば新日鉄、いわゆる企業城下町です。私にとってはしばらくぶりの君津の街でしたが、何人かの方に実情を聞くと最近人口が3000人減り、合併の問題も視野に入れなければならず都市間競争の真っ只中にさらされているとの事でした。

さて、どちらの出陣式でもマイクを持たせていただき、応援の演説をさせていただきました。地元の細かい内容が解らない中でしたが、地方に求められているこれからの政策、特に議会の責任を中心にお話させていただきました。

果たして両候補の応援に結びついたか心配なところもありますが、1週間後の投票日に吉報が届くことを心から願っています。

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2007年9月14日 (金)

再度委員会を開催

一昨日に議論した保育園の改築について新たに問題が発生したため、午前10時より教育民生常任委員会が開催されました。同一議会中に委員会を2度開くことは成田市議会の場合異例とも言えます。

この保育園問題ですが、当初耐震性に問題がある保育園を改築したいとして、来年10月の開園を目指して別の場所に新たな建物を建築するという考えでしたが、一昨日の委員会終了後私の指摘によって、軽量鉄骨造で建てると言うことを隠していたことが発覚したため、議会側から強い反発が出ました。なぜならば、今回の計画は、暫定的なものではなく恒久的な保育園を新たな場所に建設すると言うもので、成田市のこれまでの手法からすれば軽量鉄骨造いわゆるプレハブ造りなどはありえないからです。ましてや、議論を行う中で、軽量鉄骨で建設するとは一言も触れず、事実を隠していたことが一番の問題でした。

そこで、議会として公共投資を行う上で総合的に判断した結果、軽量鉄骨造は相応しくないとの判断に達し、その旨が執行部側に伝わっていました。すると、軽量鉄骨を想定した予算が提案されているにも拘らず、一転して重量鉄骨を用いた本格的な建物に変更すると言う判断が一夜にしてなされたため、正直議会も困惑してしまったのです。

最終的には、議会側の意向を尊重したと言うことを評価せざるを得ないことにもなったのですが、議会へ提案する根拠や方針が整理されず、内部で十分な検討がなされずに議会対応を行ったと言う事実もうかがい知る事となってしまったのです。

私としては、新たな保育園建設には前向きな考えを示しましたが、執行部の議会対応の甘さを強く指摘し、今後の再発を許さないよう語気を強めて要請し矛を収めた次第です。

これまでも議会対応の甘さを何度となく指摘してきましたが、今回のようなケースは珍しいことです。行政の暴走を許さずに、12万成田市民と成田市の発展のためにも、しばらく厳しい目で行政を監視する議会の役割が必要であると感じたこの3日間でした。

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2007年9月13日 (木)

新たな問題

昨夜は、長男が風邪で高熱、長女も手足口病、更に私までも発熱で書き込みができませんでした。そんな昨日と今日は、安倍総理の突然の辞任劇、身近には現在審議されている保育園の建設の補正予算が大きな問題として持ち上がりました。安倍総理の辞任に関することは、報道にお任せして身近な成田市の問題をお知らせしておこうと思います。

昨日私の所属する教育民生常任委員会が開催され、様々な質疑を行いました。この教育民生常任委員会は、私が過去2年委員長を務めていたため、直接質疑ができる立場ではありませんでしたので、久しぶりに執行部に対して質疑を行いました。

その中で、今議会に提案されている加良部保育園の改築に関する問題が私としては大きな興味を持っていました。この加良部保育園は、平成8年に耐震診断を行った結果、耐震性に問題がある部分があるとされてきましたが、耐震補強を要する建物ではありませんでした。しかし、平成18年1月の法律改正により耐震補強をしなければならなくなったにもかかわらず、これまで全く検討をせず時間を経過させてしまっていたのです。

そして、現在の施設の安全性が指摘されるため、急遽別の場所(中台小学校の隣接地)に中台保育園として建設したいという予算が急遽議案として提案されました。さて、私の質問の要旨は以下の通りです

  • これまで放置した理由
  • これまでの経緯など説明も無く急に計画を進めた理由
  • 現在の保育園に通っている園児への対応
  • 将来の需要予測と建設する保育園の規模
  • どのような保育園を作るのかというコンセプトの不足
  • 議会への説明不足
  • 計画性の欠如
  • 建設予算の原資

いずれの質問に対しても答弁は歯切れの悪いもので説得力に欠けるものでした。そしてこれらの質問のやり取りの中で、今後のスケジュールについて質問したところ、今年度で設計を終え、来年の10月に開園すると言う答弁でした。

実は、このスケジュールに対する答弁が私としては大きな疑問があったため、その後委員会終了後の担当部長と担当課長とのやり取りの中から、今回計画している建物はプレハブ構造であることが発覚しました。構造についての説明など全くせずに、誰もが新たな150人定員の保育に自信を持って当たれる施設の建設がなされるものと考えていましたので大きな問題になってしまったのです。結局、改めて明日10時から教育民生常任委員会を再度開催してこの問題を協議することとしました。

全く何を考えているのか、情報を出さずに議員がわからないように議会を通してしまえば良いということなのか、議会や議員をあまりにも軽く見ている市の対応に怒りを覚えます。

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2007年9月11日 (火)

成田空港 森中社長と意見交換

20070911102139すっきりしない天気だった今日は、午前中に保育園児と特設の田んぼで稲刈りをしました。たくさんのお米が取れることを期待していましたが、初挑戦となった今年は少し収穫も農家の田んぼに比べると少なめなようです。子どもたちにとっても稲刈りは初めてで、田植えからお米できるまでを知る良い機会であったと思います。

午後からは、空港対策特別委員会が開催され出席しました。実際20070911153441の会議は約40分でしたが、会議終了後B滑走路の2,500m化工事の現場を視察しました。今現在の工事は、国道51号線の新しいトンネル部が中心に行われ、巨大なプレキャストコンクリートを組み立ててトンネルをつくる工法を間近で見ることができました。

その後工事現場を後にして、成田国際空港株式会社の本社を訪問し、6月に社長に就任された森中小三郎社長と短時間でしたが懇談をする機会をいただきました。

森中社長には、成田空港の現在のターミナル施設の問題点や今後の新ターミナル施設の必要性について以下の点を質問しました。

  • 世界の人々を迎える意味で到着ロビーの空間、利便性を改善すべき
  • 第1ターミナルと第2ターミナルの連絡を改善すべき
  • 将来に向けて第1と第2ターミナルの間に第3ターミナル建設構想を持ってはどうか

急な質問にも丁寧の応対していただきました。森中社長には、世界に誇れる国際空港として   これからも成田空港が発展するようにリーダーシップを発揮していただきたいと思います。

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2007年9月10日 (月)

かれこれ10年 道路開通までの道のり

20070910094617平成8年より取り組んできた市道南三里塚駒井野線が、構想から10年を超える歳月を経て、9月7日に全線開通しました。この道路は、空港の4000m滑走路に沿って南北に走る道路で、県道成田松尾線のバイパス的位置づけで建設されたもので、私が初当選した年の翌年、同じ地元で活躍されていた故 喜久川政司議員と共に当時の当時の小川国彦市長に直接要望し、理解を得て始まったことを思い出します。

本来であれば、3,4年前には開通する予定でしたが、用地買収の遅れが主な原因で完成が大幅に遅れていました。この間、私の地元から成田方面へ向かう成田松尾線は、慢性的な渋滞が発生し、特に朝夕の混雑時間帯には、通常であれば10分かからずに通過できる距離が、30分近くかかってしまうこともありこの地区の交通問題として大きな課題でした。そしてこれまで紆余曲折ありましたが、多くの人の尽力と貴重な土地を提供してくれた地権者のお陰でようやく開通することが出来たのです。

すでに私も何度も走ってみましたが、駒井野の桜の山から三里塚方面へ向かうと途中は、すぐ隣に大規模な国際空港が存在するとは思えない緑豊かな部分もあり、私の地元の遠山地区に御料牧場があった頃を思わせる原風景の中を走っています。

この地元に生まれ育った私としては、このような自然環境を是非残してほしいと願うものですが、道路建設を推進した立場もあり、説得力に欠ける意見 かもしれません。

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2007年9月 9日 (日)

平成22年に成田で国体開催

昭和48年に開催された「若潮国体」から37年ぶりとなる、「ゆめ半島 千葉国体」が2010年 平成22年に千葉県で開催されます。千葉県としては2度目の開催で、そのうち成田市ではソフトボール、柔道、ゴルフの3競技が開催される予定で、本格的な準備に入りました。

既に成田市の実行委員会が8月27日に開催され、役員が決定し、県会議員が顧問、市会議員は参与という役職で実行委員会に加わることになります。といっても、参与ですから実働的な役割はほとんど無いのですが・・・。

さて今回の3競技に加えて、実は高校野球についても成田市で開催するか検討された経緯があります。というのは、銚子市が受け入れるかどうかの最終判断が遅れ、一旦は銚子市で受け入れないという話も持ち上がり、急遽成田市が候補に浮上しました。結果的には当初の予定通りに落ち着き、高校野球は銚子市での開催となりました。

各自治体とも国体競技の受け入れは、施設整備や準備から開催期間中までの様々な負担が発生するため容易に判断できるものではありません。しかし、幸いにも成田市は、現有の私設も対応可能で、さらに様々な面で恵まれていることもあり、大きなイベントに対応可能です。

これから本格的に国体の準備が進められていく事となりますが、スポーツ健康都市宣言を行っている成田市として恥ずかしくない大会運営を行い、成田市のスポーツ振興に寄与するような国体になることを望んでいます。

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2007年9月 8日 (土)

運動会シーズン到来

20070908090920 今日は、市内の全中学校で運動会が予定されていましたが、台風9号の影響もあり、2校が順延になりました。私の地元の遠山中学校では、前日の雨にもかかわらずグランドの整備状況もよく、予定通り開催され開会式から午前中いっぱい出席し、来賓レースにも参加することが出来ました。素晴らしいグランドの整備の背景には、校長先生を始めとする学校関係者やPTAの方々のご尽力もあったのではないでしょうか。遠山中学校は、私の母校でもあるため、自分が過ごした時代を思い起こしながら一生懸命取り組む中学生の姿を見させていただきました。

20070908141053 そして午後からは、成田市内の9つの幼稚園で組織する私立幼稚園協会が主催した第7回親子コンサートに来賓として出席しました。普段なかなかオーケストラの演奏を生で聴く機会はありませんので、来賓ではありましたが来場していた子どもたちや保護者と同じように楽しませていただきました。演奏は、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉による本格的なもので、約1時間の短い時間でしたが来場された子どもたちにも良い経験であったのではないでしょうか。

さて今日の夜は、お祭の反省会と懇親会が複数あるため普段よりもお酒が多くなりそうです。昨日も議会関係の懇親会があり、宴席が続いていますので自制できれば良いのですが、お祭関係のときはなかなかそうも行かないことが多いです。(現在午後5時30分)

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2007年9月 7日 (金)

台風9号の被害状況

今日で一般質問3日目、5人が登壇し一般質問の日程を終了しました。これで9月議会の前半を終了したことになり、来週からは各委員会での審査が始まります。

さて、昨夜から今朝にかけて台風9号が首都圏を直撃しました。昨夜の風や雨のせいで少し寝不足になった方もいるのではないかと思います。幸い、大きな被害には至りませんでしたが、9月7日15時現在下記のような被害が報告がありました。

総雨量76ミリ 時間最大雨量17ミリ(6日22時~23時) 

最大風速22.1メートル(7日3時)

1.人的被害 なし

2.市内被害状況

  • 倒木 10件 
  • 屋根破損 1件 
  • ビニールハウスの倒壊 1件 
  • 電線の垂れ下がり 3件 
  • アンテナの破損 1件 
  • 看板の落下 1件

3.小中学校被害

  • 倒木 3件 
  • 屋根破損 1件 
  • 雨漏り 12件 
  • ガラスの破損1件

4.農産物被害

  • 水稲倒状 9ha 
  • 栗 3t 
  • 梨 0.5t 
  • ビニールハウス 4棟

議会の内容に移りますが、今日の本会議で決算特別委員会が設置され、私は予定通り委員に選任されました。10月末から11月初めにかけて3日間の日程で集中審査を行う予定です。この決算特別委員会での議論が来年度の予算にも反映されるため、しっかりとした議論を行い20年度の予算が市民にとってより良いものになるようにするためにも、委員会への準備を進めていきたいと思います。

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2007年9月 6日 (木)

理解できない市役所職員の議会への対応

今日も昨日に続いて6人の一般質問があり、午後からは、民生委員の会議に出た方々が傍聴に来られ、久しぶりに傍聴者を意識した議会となったような気がします。

さて、実は日頃から感じていた事ですが、執行部(市長を頂点とする市役所組織)の議会や議員個々に対する対応が悪い事が最近目立つような気がしていました。すでに会派の中でも6月議会以来何度かそのような指摘がなされていましたが、本日だけで理解できない対応が複数あったため、会派として副市長に是正を求めました。

具体的な内容を書く事は避けますが、議員と議会という個人と団体それぞれに対する市役所職員の意識の欠如が原因と思われます。職員の中には、議員は”文句や勝手なことを言っているだけ”くらいにしか考えていないのかと思うような対応が目に付きます。

住民の意見を代表して議会に参加している議員の存在や提言などを真摯に受け止め、市長をはじめとする執行部には、適切な対応を求めなければならない成田市役所の現状があります。

これもすべて成田市民と成田市発展のためにと思い、今日は普段よりも辛口な対応をさせていただきました。

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2007年9月 5日 (水)

午前より本会議

今日は、成田市議会初の午前からの本会議が開かれ、午前に2人午後4人の一般質問が行われました。当初は、成田市議会会議規則の第9条で定められた午後5時までに予定の6人全てが終わるか心配していましたが、時間延長せずに今日の日程の全てが4時30分少し前に終わりました。

一般的に議会はそれぞれ会議規則を定め、それに従って運営がされています。成田市議会も会議規則に従って議会運営がなされていますが、この会議規則と委員会の運営を定めた委員会条例の改正についても、議会運営委員会として議会改革の一環として取り組む方針が決定されています。

今議会で私は一般質問に立ちませんが、他の議員の質問と執行部のやり取りを聞いていても参考になることが多くあります。明日と明後日ともに10時からそれぞれ6人、5人の議員が質問に登壇しますので、これらの内容にも耳を傾けたいと思います。

特に会派の同志が明日からは質問に立ちますので、今後の私自身と会派の活動に役立てる意味でも同志の質問とそれに対する答弁について注意深く見守りたいと思います。

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2007年9月 4日 (火)

富里市議会を傍聴

昨日お知らせした予定通り、今後の議会改革の議論の参考にできればと考え、今日は午後1時から富里市議会の一般質問を傍聴しました。

この富里議会を傍聴する試みについて、議会運営委員会のメンバーと私が所属する会派のメンバーにも昨日案内をしたところ、昨日の今日という急な案内にもかかわらず、石渡議長を含めて9名の議員と事務局職員2名が他市の議会運営を直接見ようと傍聴に来てくれました。

さて、成田市議会と異なる主な点として、以下が挙げられます。

  • 代表質問制がある
  • 市役所ロビーのモニターで議会を生中継
  • 一問一答方式の質疑
  • 各委員会の公開

この中で今日特に参考にしたかったのが一問一答式という質問の方法です。成田市議会の一般質問は、議員個人に最大60分の時間と合計3回までの質問が認められ、一括質疑一括答弁で行われています。

この一括質疑一括答弁とは、質問したい事を内容の違いにかかわらず全て質問して、答弁もそれらの質問に対してまとめて一度に返って来るというものです。これに対して一問一答式とは、項目ごとに一つの質問するとそれに対して答弁があり、また同じ内容について質問をして答弁を求めるというもので、通常質問回数の制限はありません。

この一問一答式が最近の議会で多く取り入れられるようになり、成田市議会としてもインターネット中継などを睨みながら、わかりやすい議会を目指すためにも、質問のあり方について議論をしているところです。

私としては、議論が深く掘り下げることが出来て、かつ他の聴いている人にも論点が解りやすい一問一答式の採用を目指しています。今日の傍聴で、質問する議員と答える執行部の間に、より緊張感が生まれるという利点も改めて感じる事が出来ました。

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2007年9月 3日 (月)

9月議会初日

いよいよ9月議会が今日から始まりました。議案24件、報告3件、請願4件が審査されます。

午前中からは、会派の打ち合わせを行い、一般質問の内容、開会中の予定、会派としての方針などを確認しました。特に9月は決算議会ともいわれ、18年度の決算について審査する議会です。成田市議会では、この決算関係議案について別日程で集中審査することとしているため、9月議会中具体的な審査を行う事はありません。予定では例年通り、11月初旬ごろに決算特別委員会が開催される予定です。

この決算特別委員会は、7日の本会議で設置し8名の委員を選出する予定です。私は、昨年度の決算・予算ともに委員になりませんでしたので、今年は希望して合併後初となる成田市の決算審査に加わりたいと考えています。

さて、明日は休会で1日置いて17人の一般質問が行われますが、お隣の富里市議会も議会開会中で、成田市議会で検討を始めている議会改革の一つである一問一答式をすでに導入しているとのことなので、午後から視察に行きたいと思います。この件は明日、その感想も含めて報告したいと思います。

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2007年9月 2日 (日)

「市民と議員の条例づくり交流会議」2日目

20070902120032昨日に引き続き、10時から表題のフォーラムに参加しました。成田から今回の会場となった法政大学まで、車で約1時間で到着しました。いつもこのような交通事情であれば、成田空港の不便さもそれほど指摘されないのでは、などと考えた次第です。

さて、今日は午前中に議会基本条例制定について、それぞれ取り組んだ自治体議会の発表がありました。この議会基本条例とは、、地方がそれぞれ独自性が容認されているこの時代に、地方議会としてのあり方をそれぞれの議会で制定するというもので、最近の議会改革の議論で必ず検討される内容になりつつあります。

成田市議会としては、この議会基本条例を制定する前の基本的な議会改革の議論が必要な現状ですのですが、私としては地道に改革の道のりを進めて先進自治体に負けない改革を進めたいと考えています。

午前中の全体会議の後は、午後から7つの分科会に別れて、それぞれのテーマについて討議しました。私が参加したのは、第6分科会「地域ガバナンスにおける議会の責任」です。表題だけ見ると難しいと思う人も多いと思いますが、簡単に言うと民間に仕事を委託する場合の議会の責任と役割についてです。

実は、思っていた内容と分科会の実際の内容は異なるものでしたが、指定管理者制度に対する議会のあり方などについては参考になる部分も多々ありました。

さて、明日からは9月議会が開会します。今日と昨日の2日間で得た知識が直接活用できる機会はほとんど無いと思いますが、今後の議員としての活動の中で有意義な知識として活用できる日が来るものと感じた1日でした。

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2007年9月 1日 (土)

「いま動き出す 自治体議会改革」に参加

20070901140341今日は、午後から法政大学を会場にして開催された、”市民と議員の条例作り交流会議2007”に参加しました。既に毎年開催され、今回が7回目となります。これまでもこのフォーラムの存在を認識していましたが、直接参加するのは初めてです。政治等に関する勉強会やフォーラムなどはその多くが東京などの大都市で開催されるため、スケジュールを調整して参加することはなかなか出来ません。しかし今回は、議会運営委員会で議会改革を進めていることもあり、2日間の予定を割いて思い切って参加することとしました。

参加人数は300人ほど。そのうち3分の2が議員や自治体関係者、残りが一般市民という構成でした。1日目の今日は議会運営に関する実態調査の結果について、続いて4人の議員のそれぞれの議会での取り組みの紹介がパネルディスカッションの形式で行われました。

会場には、全国各地から議員が出席していて、それぞれ地方の議会が問題意識を持って改革に取り組んでいる実情を感じ取ることが出来ました。成田からは私一人でしたが、お隣の富里市からは、「夢の会」の同志である秋本真利議員と議会改革特別委員会委員長の二人の議員が参加していました。

全国で行政改革が行われ、併せて議会の改革に取り組む例が珍しくなくなっています。特に北海道の栗山町議会が議会基本条例を制定以来、三重県議会の改革への取り組みなど、全国の自治体議会が地方分権に即した議会の確立を目指して動き出しています。そして、改革の取り組みをまさに都市間競争のように競う例も見られる昨今です。

これに対して成田市は、保守的な議会として知られ、全国で議論されているような議会改革に対しても議論を先送りしてきた事実もあります。

しかし、社会の変化と現状の成田市議会を考えた場合、これまでの遅れを一気に取り戻さなければならないと考えています。特に議会運営委員会の委員長としての任を全うする意味においても。

明日も午前中から全体会議、午後からの分科会に参加する予定です。

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