再度委員会を開催
一昨日に議論した保育園の改築について新たに問題が発生したため、午前10時より教育民生常任委員会が開催されました。同一議会中に委員会を2度開くことは成田市議会の場合異例とも言えます。
この保育園問題ですが、当初耐震性に問題がある保育園を改築したいとして、来年10月の開園を目指して別の場所に新たな建物を建築するという考えでしたが、一昨日の委員会終了後私の指摘によって、軽量鉄骨造で建てると言うことを隠していたことが発覚したため、議会側から強い反発が出ました。なぜならば、今回の計画は、暫定的なものではなく恒久的な保育園を新たな場所に建設すると言うもので、成田市のこれまでの手法からすれば軽量鉄骨造いわゆるプレハブ造りなどはありえないからです。ましてや、議論を行う中で、軽量鉄骨で建設するとは一言も触れず、事実を隠していたことが一番の問題でした。
そこで、議会として公共投資を行う上で総合的に判断した結果、軽量鉄骨造は相応しくないとの判断に達し、その旨が執行部側に伝わっていました。すると、軽量鉄骨を想定した予算が提案されているにも拘らず、一転して重量鉄骨を用いた本格的な建物に変更すると言う判断が一夜にしてなされたため、正直議会も困惑してしまったのです。
最終的には、議会側の意向を尊重したと言うことを評価せざるを得ないことにもなったのですが、議会へ提案する根拠や方針が整理されず、内部で十分な検討がなされずに議会対応を行ったと言う事実もうかがい知る事となってしまったのです。
私としては、新たな保育園建設には前向きな考えを示しましたが、執行部の議会対応の甘さを強く指摘し、今後の再発を許さないよう語気を強めて要請し矛を収めた次第です。
これまでも議会対応の甘さを何度となく指摘してきましたが、今回のようなケースは珍しいことです。行政の暴走を許さずに、12万成田市民と成田市の発展のためにも、しばらく厳しい目で行政を監視する議会の役割が必要であると感じたこの3日間でした。
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