今日は傍聴席から 中学生議会
今年で4回目となる中学生議会が今日開催されました。市内の公立中学10校と私立1校の計11校から24名の中学生議員が、成田市議会の本会議場で市長及び教育長に対してそれぞれ質問をしました。
質問は、中学生の視点で解りやすく簡潔で、何が聞きたいのか疑問点が明確でした。この事は、普段執行部とのやり取りを重視しがちで、傍聴者や一般の方の聞く立場に立って質問をしていないのではと自分を省みる事の一つとなりました。
しかし答弁は、質問が明確であるにもかかわらず、時折噛み合わない内容もあり、答弁する側にとっても、中学生の視点での質問に真正面から答える難しさもあったのかと思いますが、質疑のやり取りとして少し不満を抱きました。これはあくまでも傍聴者としての意見です。
中学生による議会は、他の自治体でも行われ珍しくありませんが、最も身近で生活に直結している基礎自治体の議会の重要性を、未成年の時に理解してもらうために有効である事は言うまでもありません。
私は、かつて教育委員会に政治制度の学習の一環として、身近な議会である市議会の見学などは出来ないかと非公式に要望した事があります。これは、私の経験からして国政については学習の機会があったにもかかわらず、身近にいる市議会議員や市議会の事についてはほとんど触れる事がありませんでした。
しかし、いざ自分が市議会議員として活動をしてみると、学校行事などに多く参加するにもかかわらず、子どもたちが市議会をどのように理解しているの疑問に思えてきたのです。
今日の中学生議会は、限られた生徒のみの参加でしたが、回を重ねていく中で議会の制度や議員の存在が、義務教育課程の中で理解されていくように今後も務める義務があることを実感しました。
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