« 雨天が幸い | トップページ | 厳しい成田の置かれている状況 »

2007年12月24日 (月)

続 薬害肝炎問題

12月13日の書き込みで薬害肝炎に関する私の考え方をお知らせしました。

その後、ニュースでも大きく取り上げられ国民的な関心事となり、政府、特に福田総理の動向に注目が集まっていたところです。

大阪高裁の和解案は、原告側が求める一律救済と大きな隔たりがあり、国として責任がありながら、薬剤を投与された時期によって補償の対象とならないというものでした。

これに対して、政府は司法の判断を超える事が出来ないとして、原告が求めていた一律救済に応じる事は困難という見解を示していました。その背景には、未だ感染者数が特定できない現状の中での財政的な負担の問題や、他の薬害訴訟との関連の問題等があったようです。

しかし、昨日になって新たな法律を制定することで、感染者一律の救済を行う方針を総理本人が明らかにしました。

この展開は、私個人的な見解として、これまでの部分救済では国民の信頼を大きく損ない、次期総選挙に影響を与えかねないとの判断があったのではないかと思います。

最終的な判断を下すまでの過程をみると、訴訟を起こしている原告や感染者の方々の反応よりも、世論の意見に従わざるを得なかったという事が出来るのではないでしょうか。

いわゆる「KY」、”(K)空気が、(Y)読めない”ともいえた当初の判断です。

政治が国民生活の基本である事は言うまでもありません。その政治が、国民の動向によって判断を変えるよりも、政治家として何が重要で判断をすべきなのかという視点を持ち、それぞれの局面において決断をすべきであると強く感じた今回の出来事です。

|

« 雨天が幸い | トップページ | 厳しい成田の置かれている状況 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 続 薬害肝炎問題:

« 雨天が幸い | トップページ | 厳しい成田の置かれている状況 »