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2008年11月26日 (水)

キーワード 「福祉国家は成長する」

今日は午前中に成田市議会議員団主催の研修会、午後から議案説明会、議会運営委員会と続きました。

明後日から始まる12月定例議会には、議案26件が提案される予定で、12月18日までの21日間の会期となります。

これまで進めてきた議会改革も当初設定した内容の多くが達成されましたが、各種審議会への議員参加の問題もこの12月議会で決着させることを確認しました。方針としては、現在各議員が参画している多くの審議会、協議会から議員を引き上げる方向で調整が進んでいますが、最終的な決定には至っていません。

今回の議論は、議会改革と行政改革を対に考えているものであり、執行機関側の組織から単に議員を引き揚げれば良いというものでもないため、今後、各審議会や協議会の統廃合、市民参加の促進なども含めて議会側から執行部側に対して申し入れる必要性もあるもの考えています。

さて、午前中の研修会は、講師に藤井 威氏を迎えて、スウェーデン大使を歴任した経験から福祉に視点を当てた国家の在り方についてお話を聞きました。

藤井氏は、東大法学部を卒業後、大蔵省に入省し、19年間主計局で国家予算の編成に従事、経済企画庁官房長や内閣官房内閣内政審議室長などを歴任し、いわゆるエリート官僚の道を歩んできた人物です。

その藤井氏から、日本の福祉政策や税制の在り方について多く批判する言葉が聞かれたのは正直驚きでした。

スウェーデンと聞けば、誰もが高福祉高負担の国というイメージを持っています。福祉の充実が必要なことは理解していても、税負担を増加させることへの抵抗があるのも私たち日本人からすると常識的な考え方です。

しかし、「格差社会であるアメリカを本来格差社会でない日本が、グローバルスタンダードとして追っている事は間違いである」、「福祉国家は安定的に成長する」など、スウェーデンをはじめ欧州各国の取り組みを事例に出した内容に、私を含めて多くの議員が新鮮な話として受け入れたものと思います。

特に、単に”増税”という悪いイメージではなく、増税によって市民、国民が何を享受できるのか、「増税によって受益感を与える必要がある」との力説は、新鮮な言葉として純粋に受け入れられるものでした。約2時間有意義な研修であったと思います。

ただ、国の方向性をも左右できる大蔵省のキャリアという経歴の持主の言葉としては、現状の国の在り方に対する強い批判に違和感を強く感じたのも事実です。

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