今日は、若手市議会議員の会 千葉ブロックの今年度第2回研修会が我孫子市にて開催され参加しました。
現在、私が千葉ブロックの代表を務めていますが、今年度特に県内での研修会に力を入れています。
第1回の香取市での開催に続いての2回目の今日は、市議会という枠を取り払い、若手町村議会議員の方々にも極力声を掛けさせていただきました。
お陰さまで、県内はもとより遠くは山梨県や東京、埼玉からも参加していただき、総勢24名での研修会となりました。
内容は、提案型公共サービス民営化制度lと、「あびっ子クラブ」という学童保育との連携による子どもの居場所づくり事業についてでした。
提案型公共サービス民営化制度は、我孫子市の全事業を対象に、市民にとって金銭面だけでなく総合的な利益となるような質の高い公共サービスを提供することを目的に、企業・NPO、団体、個人から提案を受け、自治体の事業のあり方を根本的に見直すもので、各地からも注目されている事業です。
特徴としては、複数の事業を統合することも可能であったり、一方的に提案を受けるだけでなく、担当課もその提案を共につくり上げるという姿勢があります。また、市役所側で民営化できるものを決定するのではなく、全事業を対象に提案を受け付けるとしていることが大きな特徴と言えます。
今後の公共サービスのあり方として、参考になる取り組みであると実感しました。
また「あびっ子」クラブは、小学校の施設で、放課後や土曜日など、その小学校に通う全児童を対象に、安心して過ごせる子どもの居場所を無料で提供するもので、就労支援を目的とした有料で利用する学童保育とは異なる事業です。
既に都市部での導入が進められつつあり、我孫子市でも新年度から子ども部を創設して、学童保育と一元化し全13小学校への拡大を行っていくとのことでした。
ただし、「あびっ子クラブ」は、ボランティアの協力に頼るところが多く、地域によってその運営に大きな差が生じるのではないかという印象を受けました。
さて、今日の研修でも各自治体で独自に様々な取り組みが実践されていることが伺えます。
かねてより、「一度成田で研修会を開催してくれませんか?」との要望がありますが、改めて参加者に充実した研修の場として提供できる内容があるかと考えると、即座に答えの見つけられない成田市の現状を実感してしまいます。
成田市の取り組みも全国的に注目されたり、視察に数多く訪れてもらえるような政策や事業の創出に議会としても取り組まなければ・・・との思いを強くした今日の研修会です。
最近のコメント