戦いから一夜明けて
昨晩は衆院選挙結果に正直驚きを隠せませんでした。事前の情報通りとはいえ、まさかここまで自民党が負けるとは。
自民党のこれまでの政権運営に対する厳しい国民の声が結集したものであることは間違いありません。そして国民は、”変化”を求めた結果です。
地元千葉10区では、現職大臣の自民党の林 幹雄氏が小選挙区で敗れましたが、比例区で当選しました。この自民党に対する厳しい風が吹いた中で、比例区での議席を獲得出来るまでの戦いをした事は、大いに評価される事であると思います。
特に、成田空港を抱える地元成田市での戦いは、都市部を抱える地域であるため「民主かなり有利」との前評判でしたが、市民の多くが空港と運命共同体である成田地域の現実を認識している結果からか、民主党候補の谷田川 元氏との差は最小限であったと見る事が出来ると思います。
戦いは終わりました。これからは、地元に誕生した2人の代議士が互いに競いながらも地元のため、国家のため活躍していただけることを切に願っています。
さて、昨晩は選挙の対応に追われ、今日は寝不足の一日となりましたが、議会にて4日から開会する9月議会の事前打ち合わせなどに多くの時間を割きました。
執行部からの説明に対しては、ある件に対して”議会に対する配慮が足りない”と少し厳しく注文をつけさせていただきました。これは、決してその点だけを指摘しているのではなく、日頃の議会への情報伝達が疎である事を認識してもらいたいとの思いで指摘させていただいたものです。
昨年12月、”執行機関としてスムーズな行政運営ができるように”と議会の権限の一部を議会の議決を経ずに執行できる”専決事項”を拡大しました。
一般的に市側に過失があり相手方と和解をする場合など、議会の議決が必要となりますが、議決を経なくても執行権者である市長が決定し処分する事が出来る事を専決処分と言います。
成田市議会では、この専決処分できる額を30万円までとしていましたが、最近の交通事故の賠償額を見ると30万円を超えてしまうケースも多くなり、議会閉会中には相手方との和解ができず、相手方に様々な不利益を与えてしまう恐れがあると判断し、議会の権限を緩めました。
しかし、専決処分した事実や関連する情報を議会に「遅滞なく伝える事」は、執行部と議会の関係として必要なことであり、ましてや市民に対して訴訟が提起された以上、その後の状況や進捗などは適時正確に情報伝達されるべきです。
そのような考えから今日は、議会としての役割を是非認識してもらいたいとの思いで、この専決処分の扱いについて不満を抱いたため、少し語気を強めてしまいましたが、今後も”議会を代表する立場としての役割を果たさなければならない”と思いますので、議会の立場を理解してもらえるように執行部との連絡を密に、そして互いに情報伝達がスムーズに行くように私なりにも出来る限り努力してみたいと思います。
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