« 市議会議員年金が破たん寸前 | トップページ | 賑わう公民館まつり »

2009年10月30日 (金)

医療環境の悪化をくい止められるか

今日は、成田市の一次救急医療に関する今後の方針について、各会派代表者、幹事長に集まっていただき、今後の議会としての対応について協議を行いました。

既にこのブログでも何度かお知らせしたところですが、成田赤十字病院(以下、日赤病院)では医師不足により、現状では一次救急の対応が不可能となるとの申し出があり、医師会としても日赤病院の勤務医の労働環境の改善を本年6月、成田市に要望してきました。

そして、仮に日赤病院がこれまで通り一次救急の対応を行うためには、医師会を通して約3億7千万円の費用負担が必要であるとの内容が9月議会で示されていたところです。

今日の会議では、実際に金額を精査したところ、市として拠出できる金額は最大で約2億7千万円で、さらに実績に応じて支払いをする事により、この金額を下回る予想との見解が示されました。

これに対して議会からは、税金の投入ということで、いつまで続けるのか、どのようにチェックするのか、日赤病院の慢性的な問題は解決されるのか、など様々な疑問が投げかけられて来ましたが、市民の健康と生命を守る上では、”税金投入やむなし”との認識が徐々に理解されてきているように感じたところです。

その後、議員のみで協議を行った結果、12月議会に向けて新たな動きをすることを決定しました。具体的内容については、追ってお知らせすることになると思います。

A73b1 午後6時からは、市役所の大会議室で空港圏自治体連絡協議会が開催され、”羽田国際ハブ化”発言に始まった様々な動きについて報告があり、その後千葉県やNAAを交えて各首長との協議が行われました。

協議の中で、千葉県知事の対応への批判的な意見や、現在の成田空港の騒音対策の基準である”発着回数23.5万回まで早期に拡大してはどうか”との意見、また空港用地内に依然として居住している反対派農家への対応など、これまでよりも突っ込んだ話題が目立ったように思います。

また、今回の”羽田国際ハブ化”は、急な話ではなく、想定できたものであるため、単に”大臣発言”の問題を問うのではなく、これまで以上にスピード感をもって協議会としての意見集約をして将来へ向けた対処をすべきとの意見などもありました。

発着回数をまず23.5万回へ拡大する事に関しては、”まず目標値として30万回を早期に合意する事が重要である”との意見が出され、騒音化を抱える芝山町からは、地域への時間をかけた丁寧な対応が必要であるとの意見も出されました。

いずれにしても、前原大臣の発言以降、成田を取り巻く厳しい現状が理解され、前向きな意見も多く出るようになっていますが、各自治体のそれぞれの問題もあるためか、足並みがきっちりと揃っていない事実も明らかであった様に思います。

|

« 市議会議員年金が破たん寸前 | トップページ | 賑わう公民館まつり »

コメント

早期の空港を取り巻く市町村による商業圏の確立をお願いしたいところです。
そのための戦略とそれに沿った法律(主に土地)やインフラの整備、空港会社の遊休地の活用、国・県に対応するための市町村連携や住民のコンセンサス等、基盤整備としてやらなければならないハードルがいくつもあるように思います。

小池さんが言われる通り、前原大臣のハブ発言が「羽田との競争」と言う問題を顕在化させ、議論に火が点き、今後積極的な展開がなされていくと思いますが、これまでの伝統的な空港との関係性から、空港と組んでビジネス展開できるような企業(あるいは農家)が周辺に育成、あるいは外からどんどん入って来てもらえるようにならないといけないと思います。

いずれにしても、ハード・ソフト両面で国内外から「魅力的な地域だ」と感じてもらえるような「空港圏都市」にしていっていただければ、と思います。ちなみに話は飛びますが、私はロボット(特に二本足歩行の)技術の研究特区がこの空港周辺にあればいいなぁ。。と思います。二本足ロボットには従来の資本主義経済の転換要因となる潜在力を感じています。その世界的発信地が成田と言うのはなかなか小気味のよいハナシだと思います。まぁ、仮にそれが実現したとしても、その頃にはもう私はこの世にはいないと思いますがwww。

投稿: terra | 2009年10月31日 (土) 09時49分

真の国際空港都市として、政策的な戦略が必要である事はご指摘の通りです。
成田を目的地として選択してもらえる地域作りが必要ですよね。

ご指摘の”ロボット技術の発信地”、興味ありますね。
考え方は同様かと思いますが、私は他にない特異産業を持つべきと考えています。
これまで幸いにも、国際空港の立地による様々な産業が成田の特異産業でした。しかし、徐々にそれも薄れつつあり、羽田が本格的に国際化されれば・・・。

かつて、個人的には既存の力と世界へのネットワークを生かして、航空機産業、例えば国産飛行機の製造拠点、あるいは技術開発、整備拠点として都市づくりできないかと考えたことがあります。しかし、現在では、中部地域にその拠点が作らつつあるのが残念です。

実は、成田市に欠如しているのが、戦略的な政策作りと、その作業を行うセクションの欠如です。仕事が旧来の”役所”を脱していません。

都市として、またこれまでの行政の枠にとらわれず、将来への戦略を打ち出せるような組織にすることがまず必要であると感じています。

”二足歩行ロボットの拠点”、この地域だけでなく世界のNARITAを更に発展させる重要なキーワードだと思います。貴重な御提言に感謝します。

投稿: 小池まさあき | 2009年11月 1日 (日) 07時37分

発着回数とか現状維持ではまずいんでしょうか?
成田市の命綱は成田空港だけしかないように思えます。他の命綱も作った方が良いですよね

成田市に限らず全国的に農業従事者が減っているようですので 農業に力を入れてもらいたいです。農家さんの仕事は見るからに辛そうで、跡継ぎもなかなかいないようですし・・・・

そこで・・・terra さんのいう二本足歩行のロボットを開発して働いてもらうのはどうでしょう

投稿: ころ | 2009年11月 4日 (水) 09時07分

ころさん>

私はアトム世代です。「いつか機械は人間を助け人間と共存していける」と信じて育った世代です。
機械型のロボットではなく、人間型のロボットでなくてはならないと信じていますし、それが現実的にも有益だと考えます。それは一夕一朝には完成はされませんが、地道に開発を続けていけば、いつか必ず実現するはずです。農業(空港圏では本当にいろいろなモノが収穫できます。それも安全でおいしいモノばかりです)はもちろん、山林(木なりの伝統文化を守る観点からも)、介護(普通の家屋にも入って行ける)や、いわゆる3Kなどの他の産業にも人間の良きパートナーとして彼らは参画していく事でしょう。

それは人口減少に伴う活力の低下に悩む日本を構造的に変革し、経済の国際競争力の活性化につながると思います。そして肝心なのは、人口減少と言う事象を伴う国家でないければ、ロボット技術の導入は困難であると言う事です。中国やインドなどの大人口を抱える国では、ロボット技術の導入によって更に格差が拡大し、国家や体制の存亡に関ってくるからです。多くの人口を抱える国では更に仕事をシェアしなければならなくなってくると思います。

そしてロボット君たちは、24時間、それも真っ暗闇の中でも働いてくれます(赤外線の目を持ってますから)。省エネにもいいですし、8時間しか働かない人間の3倍働いてくれますし、その上文句も言いませんww。安い賃金を求め、海外に出ていった産業も帰って来るかも知れません。人間は創造的分野で更に研鑽し、普遍的価値や文化・文明の発展に多くが参加するようになり、農業従事者であっても、長期の余暇を楽しむ事もできるようになります。

そして、そんなロボット技術を成田空港を利用して世界にPRするのです。空港は非常に有効性の高い広告塔になってくれると思います。何十カ国もの言語を話せるようなインフォメーション係がいれば楽しいし、マスコミ等にすぐに取り上げられますし、外国からのオファーもあるかもしれません。この実現は、技術的にもそんな遠い未来ではないと思います。

追伸:世代的にこのようなハナシは熱くなってしまいますww。小池さんのブログであるにも関らず、語ってしまいました。お許しください。

投稿: terra | 2009年11月 5日 (木) 09時20分

terraさん、ころさん、このブログを通じていろいろとご議論頂きありがとうございます。
いずれにしても、将来を見通してこの地域が空港を核として、更なる優位性を発揮しながら発展させる必要があることは共通の認識のようです。
国においても成田空港の30万回を容認する動きが出てきていますので、空港の容量拡大議論は今年年末から来年あたりが正念場となりそうです。
また、併せて都市を牽引できる産業の育成も重要です。
取りとめのない話題から様々なヒントが出て来る事もあると思いますので、今後とも是非自由な発想での提案等がありましたらお知らせいただけると幸いです。

投稿: 小池まさあき | 2009年11月10日 (火) 11時21分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 医療環境の悪化をくい止められるか:

« 市議会議員年金が破たん寸前 | トップページ | 賑わう公民館まつり »