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2009年11月10日 (火)

給食費 拡がる無料化の流れ

現在、午後22時30分。東京都内のホテルで開催された、株式会社TFKの50周年記念 感謝の夕べに出席し帰宅したところです。Bb641

  今日は、午前中に自衛消防操法大会、芝山町長選挙出陣式などのスケジュールがありました。
自衛消防操法大会には、11事業所から12チームが参加され、屋内消火栓を使用した操法演技が競われました。

58951 私も消防団として操法に力を入れていましたので、一定の知識を持っていますが、会社での忙しい勤務時間を調整しながら自衛消防隊を結成し、練習に励まれた成果が随所に見られたように思います。

成田市は、空港が立地するため昼間人口比率が全国で最も高い自治体ですので、防火・防災には各事業所での初期対応が被害の拡大防止につながります。
その意味においては、今後も防火・防災意識の高揚を図るためにも、各事業所のご協力を頂きたいところです。

1a3c1操法大会の会場を後にして、午前10時からは、相川芝山町長の町長選挙出陣式に参加しました。結果的には無投票にて4選。選挙を戦う同じ身としては羨ましい限りです。

この出陣式には、多くの政界関係者が来賓として駆けつけていましたが、それぞれの挨拶の中でもやはり、”羽田ハブ化”の大臣発言とそれに対する成田空港の話題が中心であったように思います。

さて、相川町長の今後の取り組みで目を引いたのは、来年度から第2子以降の給食費負担を減らすとのこと。

ここ数年、少子化を食い止めるため、あるいは子育て世代の定住策として国・自治体が様々な取り組みをしてきました。例えばその代表的なものとして、医療費の無料化や助成があります。
これも当初は、乳幼児であったものが、自治体独自の施策で小学校就学前まで、そして小学校6年生まで、あるは中学校3年生までと、競われるかのように範囲が拡大し続けています。

最近では、給食費の滞納が大きな問題として取り上げられてきていますが、一方で法律の規定を超えてまでも”給食費無料”という自治体や、給食費負担の軽減策を打ち出すところが増えてきているように思います。

私個人的には、「義務教育までは国が全て面倒を見る」という基本的政策を持っていますので、給食費に関しても負担軽減や無料化は賛成です。

しかし、保護者の意識が薄れて来ている最近の動向との兼ね合いもあるため、一気に無料化という流れを作るのも議論が必要かとも考えています。

いずれにしても、次の自治体の子育て支援は、”給食費”に向いてきているように思えますが、皆さんはいかがでしょうか。

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コメント

給食は、教育の部分で非常に大事に思っています。
義務教育期間の自治体の全額負担もよいのですが、食べ物の尊さを子供も、特に親も共有するには、応分の負担はするべきと考えます。また、コストの面から言えば、一括大量生産がベストですが、その大量消費に果たしてどれだけきめ細やかな地元の味が盛り込めるかにやや疑問の残るところです。食は一義的には生命を維持するためですが、生きる喜びであり、文化であるという定義をあまり逸脱すべきではないと考えます。文化であれば、そのコスト負担を含め守っていく事が、義務であると同時にその文化を担う地域や集団の自由を担保するモノでもあると思います。その主導や大きな負担を国家や役所が主体となってやるべきではないと私は考えます。

投稿: terra | 2009年11月12日 (木) 18時52分

いつもコメントありがとうございます。
給食費の問題から、”食”という重要な文化にまで触れていただき、また給食無料化の流れに対するご意見も参考になりました。
現在、成田市では給食をセンター方式から各学校で調理する自校式への変更も視野に入れた検討が始まったところです。
自校式となると当然にコストがかかりますが、センター方式に比べてきめ細やかな対応が可能です。
仮に自校式を採用した場合、現在の給食費負担ではまかなえず、その新たな負担をどのようにするのかという議論が出てくるものと推察しているところです。
私は、ブログにも書きましたが、子育てと言える範囲まではある程度公的な支援を拡充すべきで、給食費負担を軽減しても良いと考えています。
ご指摘の通り、負担をお願いするべきものは負担してもらう一方で、税金を投入すべきものには公の責任として負担軽減策を実施すべきと考えています。

投稿: 小池まさあき | 2009年11月17日 (火) 11時14分

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