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2009年12月15日 (火)

成田空港運用時間制限見直し等について公式に言及

これまで成田国際空港の様々な問題は、死者を出すに至った激しい反対運動をはじめとする歴史的な経緯や、騒音下住民に対する配慮から、タブーとも思われてきた内容があります。

しかし、前原国土交通大臣の”羽田国際ハブ化”発言を受けて、急速に成田の地盤沈下を懸念する声が高まり、空港周辺自治体においても空港を更に発展させることを目的として自ら積極的な動きが出てきました。
これは、今まで「国におんぶに抱っこだった地域」が、ようやく環境の変化に気づいて自ら空港と共に歩む地域づくりを実践する必要性を認識した現れと言えます。

14771 そして今日、成田市役所で空港周辺9自治体の市・町長をメンバーとする会議が開催され、深夜・早朝の運用規制緩和についての提案がありました。ちなみに、成田空港は、23時から翌朝6時まで離発着を禁止、また夜10時台の発着回数は10便以下と決められています。
これに対して、新しい深夜・早朝の制限として、今日の会議で新たに以下の提案がありました。

  1. 深夜・早朝時間にリレー時間帯(延長時間帯)を騒音下住民の理解を得て設けることが可能であるか
  2. リレー時間帯の運行は低騒音機に限る
  3. 22時台の滑走路1本あたり10回という運用規制を実態に則して見直す
  4. 深夜・早朝時間帯の料金は、騒音下住民の騒音対策に還元する

このような内容が公の会議で正式に提案されるということは、これまでの議論からするとある意味画期的なことであり、羽田空港の国際化が着々と進められている中で、成田空港側としても自助努力をしなければならないとの決意の現れと言えると思います。

更に、今日の会議では、第3滑走路の検討や警備の緩和なども意見として出され、成田空港は新たな時代に入ったという感を強く持ちました。

私はかねてから、1991年からの15回に亘る成田空港問題シンポジウムと、1993年から翌年まで12回を数える成田空港問題円卓会議は、成田空港にとって重要なものであったと考える一方で、特に発着回数や運用上の規制の基である円卓会議の合意事項が、将来に亘り成田空港を縛り続けるのかとの疑問を持っていたところです。

しかし、既に円卓会議の合意事項の一つである発着回数制限についても30万回への拡大議論が公にされ、22時台の発着回数も慢性的に10便を超えている現状を考えると、新たな時代に則した成田空港の運用を考えるべき時期に至っていると考えています。

今後更に議論が必要な内容ではありますが、地域がまとまって課題解決に進んでいることを実感した会議であったと思います。

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