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2010年3月31日 (水)

職員退任式そして民主党成田ハブ化議連総会

F51c1 今日は年度末。行政にとっては特に年度の切り替わりが節目となり、今日が1年の終わりで明日が始まりです。
そして、1年の終わりの今日は、職員の退任式がありました。

今年成田市役所を退任する職員は、総勢59名。内訳は定年退職や自己都合による退職、転任など様々ですが多くの方々が成田市役所を離れることとなりました。

公務員として成田市役所に奉職され、それぞれ差はあれど成田市の発展と市民の福祉向上に努めていただいたことに変わりはありません。
その意味では、議会を代表してこれまでのご尽力に対して心より感謝を申し上げました。
そしてこれからも成田市職員であった誇りを持って、社会の一員として地域においてまたはそれぞれの道において頑張っていただき、成田市政のさらなる発展と議会へのご理解ご協力をお願いしたところです。
本当にお疲れ様でした。またありがとうございました。

B2e71 午後からは、民主党成田空港ハブ化推進議員連盟の総会に市長とともに地元議長として出席しました。

昨年の政権交代後、羽田の国際ハブ化が唱えられ、成田空港の地元である私たちにとってはまさに厳しさを突き付けられた感がありました。
その後、地元の各層からこれまでの既成概念を超えた議論が高まり、成田空港は今まさに日本の国際基幹空港として地位を保てるのか正念場を迎えていると言えます。

そのような中、民主党内で”成田国際空港ハブ化推進議員連盟”が立ち上がりました。

規約によると、「成田国際空港について、ハブ化を推進し、国際競争力の強化及び利用者利便の向上に向けた施策とともに、騒音や地域共生等の諸問題を解決する」ことを目的として、その活動として「空港整備及び容量拡大の促進、アクセス改善等の利用者利便の向上、内外エアラインの誘致等、成田空港のハブ化に関する諸活動を行う」とあります。

今日の総会には地元から小泉市長、芝山町長・議長、富里副市長・議長、多古町長、神崎町長、千葉県の担当職員、空港会社の社長・副社長などの同席が許され、総会の様子を実際に見て聞くことができました。

議連参加の人数は、今日のところ47人。おもな顔触れは以下の通りです。
会長 安住 淳(宮城5区)
顧問 渡部恒三(福島4区) 藤井裕久(比例南関東) 川内博史(鹿児島1区)
事務局長 谷田川 元(千葉10区)

総会の中で、会長に就任した安住代議士や顧問の渡部代議士より、

  • 成田の問題は日本全体の問題である
  • 世界の窓口は成田空港
  • 過去の投資からしても有効に利用すべき
  • 警備に対する見直しが必要
  • 過去の歴史を認識する必要がある
  • 地域がさらなる発展に向け努力している

などのご意見が出ました。
また、日本国内のネットワーク充実を求める声も上がり、私たち地元としては前向きな発言に大きな期待を寄せたところです。

また、小泉市長が地元を代表して意見を述べる機会も設けられ、一定のご理解が得られたものと感じます。
後は、国からも期待が高まってきている更なる空港容量の拡大の見通しがいつ頃示せるのか、重要な課題となってきていると感じたところです。

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2010年3月30日 (火)

民主党内に「成田空港ハブ化推進議員連盟」

現在午後12時50分。空きの時間を利用して更新しています。

今日はこの後、成田市初期救急医療体制に関する覚書の調印式があり、議会を代表して出席する予定です。

これは、成田赤十字病院の初期救急を維持するために、医師等の時間外賃金に当てる費用を成田市が負担することが決まったため、成田市、病院、医師会などと内容の確認を行っておく必要があるとして覚書を作成することになったものです。
尚、この覚書の内容については、議会としても昨年12月議会と先の3月議会で担当特別委員会において議論がなされたところです。
ちなみに、成田市が日赤病院へ助成する金額は、年間1億7千万円を予算化し実績に応じて支払うものですが、市町村による特定の民間病院へ助成は全国的にも稀なケースといえます。

そこで、今後議会としても貴重な税金を日赤病院に助成するということで、日赤病院に対してそしてまた成田市の医療環境全体をも常に把握し、市民の健康を守るための努力をして行く必要があると感じています。

さて、タイトルの内容に移りたいと思います。

今月28日にいよいよ成田空港の発着枠が2万回増えました。そしてご承知のとおり、各方面において更なる容量の拡大議論が行われているところです。
一方、騒音等の影響を受ける地域では、これまで積み残されてきた課題の解決や将来の住環境を心配する声も高まっているのが現状で、それらを抱えている成田市としても今年度前半は様々な対応に追われる様相です。

そのような中、民主党の国会議員の間に、「成田空港ハブ化推進議員連盟」が明日31日立ち上がるとの事です。

現政権になって羽田の国際化が速度を速めて進んだという印象を受けますが、同じ与党の中で成田空港のハブ化議連が立ち上がるというのは、私自身正直言って少し驚きがありました。

しかし、成田市としてあるいは周辺市町村としても動きとしては歓迎すべき内容であるといえると思います。

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2010年3月29日 (月)

「うなりくん」に住民票が交付されました

79ee2 成田市の観光キャラクター「うなりくん」をご存知でしょうか。昨年の夏から秋にかけて全国から募集し、ようやくグッズも揃い始めたところですのでまだ馴染みがないかもしれません。

今日は、この「うなりくん」から住民票の申請があったとの事で、市長より特別住民票が交付され、また成田市の特別観光大使として委嘱されるセレモニーと記者会見の場に出席しました。

ここで、市発表の「うなりくん」のプロフィールをお知らせします。

誕生日 
11月21日 (昨年11月21日の産業まつりで発表されたから)
性別は不詳

どこから来たのか
宇宙(うなり星)から飛来し、一番すばらしい空港(成田空港)を見つけて着陸。成田があまりにもいいところなので、帰るのを忘れて棲みついた。

今のくらし
成田にこのまま暮らしたいと思っているので、市民の皆様へのお礼に成田の役に立つ仕事をしたい。これを聞いた市長は、成田市の特別観光大使として任命した。

性格
・ホノボノとした平和な性格で、誰とでも仲良くなれる
・賑やかなことが大好きでお祭り好き
・スポーツは得意でないが見るのは何でもOK
・歌舞伎に興味がある

好きなもの
成田の子供たち、ようかん、鉄砲漬、さつま芋、レンコン、季節の花

4月10日の太鼓まつりにてイベントにデビューする予定です。

尚、夢のない話ですが、この「うなりくん」の中身を務めるのは、緊急雇用対策で臨時雇用された職員が担当します。これからの季節、特に夏場などは厳しそうです。

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2010年3月28日 (日)

各地区の総会に出席

昨日お知らせしたとおり、午前中に2地区、午後から1地区、夕方にも1団体の総会に出席、まさに総会シーズンの1日でした。

各総会の場では、ミニ議会報告を挨拶としてさせていただき、主には

  • 成田市の新年度予算
  • 成田空港の現状の課題
  • 医療環境
  • ワクチン接種の助成
  • 主要道路の整備スケジュール
  • 学校適正配置
  • 各地区の身近な課題の見通し

僅かな時間の中でしたので、それぞれの総会では上の内容から抜き出してお話ししましたが、いざ話し始めると出来れば最低30分くらいお時間を頂戴したいと感じたところです。
ただ、市長も同席の場ではやはり市長から直接のお話の方が説得力があるようでしたので、重複する部分は避けました。

本来議会改革の進捗についても触れようかとも考えましたが、その場の雰囲気を見て今日の総会の場では控えさせていただきました。これまで多くの内容が変わった成田市議会ですが、まだ市民の方々に胸を張って言える段階には私自身が至っていないのかもしれません。

各総会では、総会終了後懇親の場などもあり、私が話をした内容の他にも色々とご指摘をいただきました。
市民によっての差はありますが、成田市政の動きについて興味を持っていただいていることも実感したところです。

さて肌寒い年度末となっていて私も未だに風を引きずっていますが、明日からの日程をまたこなしていきます。

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2010年3月27日 (土)

農協総代会 地元の農業振興にもっと取り組まなければと感じました

73d82 今日は午前中に成田市農業協同組合の第45年度通常総代会、また夕方からも地区の総会に出席しました。明日も地元地区をはじめ4つの総会に出席する予定で、年度末、年度初めの総会シーズンといった感じです。

さて、農協の総代会ですが、議長に就任して初めて参加しましたが、総代を務める方々や組合員の皆さんが多く出席されていた事が印象的です。
しかし一方で、農業を取り巻く状況は、ここ数年将来の成長産業として位置づけられながらも、依然として厳しい状況が続いているのが現実です。

成田市農協でも地元産品のブランド化などに取り組み、徐々にその成果も見られるところですが、これも既に全国的な競争が激化している中で、多くの農家の方々の直接的な利益確保や地位の向上に繋げるにはさらなる取り組みの強化が必要であると感じたところです。

成田市は、今や農業が大きな産業の一つとなっている都市でもあることから、農道整備などのハード面だけでなく、これまで以上に様々な視点において地域農業の振興に力を入れる必要があると感じています。
特に、農業振興を市の各部局がそれぞれの施策と結び付けて行う必要性を訴えるもので、成田市の得意とする観光面や食育の重要性が問われる教育面など、市のあらゆる分野の様々な機会を通じて地元産品のPRなどを行う必要性があると考えています。

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2010年3月26日 (金)

成田空港周辺地域共生財団 平成25年までに運用財産は枯渇

70de1 今日は午前中に成田空港周辺地域共生財団の評議員会、その後空港周辺市町議会連絡協議会の役員会、そして午後から成田市シルバー人材センターの第2回通常総会に出席し、この後銚子市内で開催される行事に出席するため、早めに市役所にてこのブログの更新を行っています。

成田空港周辺地域共生財団ですが、この団体は、平成9年国の法律の枠を超えた騒音対策を実施する事を目的に設立されました。具体的には、既存の防音工事等の対象地域に隣接する地域に対する騒音対策の実施や騒音測定などを主な事業としています。

当初、千葉県と関係自治体で基本財産3億円・運用財産50億円、NAA空港会社が基本財産3億円・運用財産50億円で、合計基本財産6億円、運用財産100億円でスタートしました。

ここ数年、この運用財産の枯渇が指摘され始めていますが、今日の評議員会の資料によると平成25年までに運用財産が枯渇する予定であることがわかりました。

とすると、空港がある限り騒音対策事業は継続しなければならないわけですので、今後運用財産の積み上げを再度自治体負担によって行うなどの議論が必至であると思います。
特に、今後防音工事などを一括して共生財団が行うなどの検討もなされていることから、継続的な財団のあり方について議論を始める必要がありそうです。

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2010年3月25日 (木)

視察を終えて帰国しました

8日間の視察を終えて、午後4時前に成田空港に到着しました。
思ったよりもインターネットが容易に使用できず、ブログの更新が滞ってしまっていたことをお詫びいたします。
日本のように、”電源を入れればインターネットに容易に接続できる”と考えていた私としては、改めて国によるサービスの違いを実感したところです。
なお、今回行った視察でまだ報告していないものがいくつかありますので、順次報告させていただきます。

初日のロンドン到着後から風邪の症状を感じ、視察中風邪薬を毎日服用しながらの日程でしたので、心身ともに疲労を感じていますが久しぶりに子供たちの笑顔に会えてホッとしました。
ただ、帰りの飛行機の中では風邪を悪化させてしまったようで、今現在身体中に痛みを感じているところです。

明日からまた公務が続きますので、体調を早く回復させて日常の活動に戻りたいと思います。

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2010年3月21日 (日)

ロンドンヒースロー国際空港

今日は、ヨーロッパ有数のハブ空港であるロンドンヒースロー国際空港を視察しました。

施設面積は成田よりも少し大きい程度ですが、3,500m超の滑走路2本を平行に有し、すでに年間旅客数は約7,000万人、発着回数は40万回を超える実績をあげています。ちなみに経営は、民間会社のBAAです。

成田から直行便でロンドンに到着した時は、第3ターミナルビルでしたので、その印象はどちらかというと“古い”というイメージで、“最近のアジア諸国の近代的大規模国際空港とは異なる”との印象を得ましたが、今日利用した第5ターミナルビルは、最も新しく最新の施設であることが解りました。

この第5ターミナルビルには、ロンドン市内とを結ぶ鉄道アクセス“ヒースローエクスプレス”が直接乗り入れ、また車やバスの利用者にとってもターミナルビルとの動線が利用しやすく設計されています。

ヒースロー空港のターミナルビルは、これまで第1、第2、第3、そして第4と拡張されてきましたが、この配置を見る限り空港の利用者の増加に対応するために建設可能な場所へ順次建設したとの印象を受けます。

そこで、この第5ターミナルビルは、空港敷地の最西部にありますが今後徐々に計画的に新たなターミナルビルを建設し、これまでの古いターミナルビルを将来は建て直すとのことでした。

これにより、これまで不評だったターミナル間の連絡が解消されていくと思われ、将来的にも戦略的な配置計画が進められていくようです。

ちなみに、この第5ターミナルビルの建設費は8,000億円とのことで、第一印象は“高い”と感じます

しかし、実際に視察しまた利用者の一人として見ると、随所に納得する部分も多く感じたところです。

成田でも空港容量の拡大に合わせて新たなターミナルビルの建設も検討されていますが、建設が実行に移される場合、様々な見地と実践例などを参考にしながら、世界に誇れて利用者に愛される建物を計画して欲しいと願うものです。

なお、既に手狭になっているヒースロー空港の第3滑走路構想ですが、現在のところ反対者も多く実現の目途は立っていないとのことでした。

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2010年3月20日 (土)

クローリー市とガトウィック空港

今日は国際都市ロンドンの航空需要を支えるガトウィック国際空港と、その地元自治体のクローリー市を視察しました。

ロンドン市内から車で約1時間15分。丁度東京都心から成田空港を想像できるかもしれません。

午前10時にクローリー市に到着し、早速市長の出迎えを受け約1時間半、自治体と空港の関係などについて説明を受けました。

ガトウィック空港と周辺自治体などは、全部で6つの組織を構成し空港の運営について定期的な協議を行っているとのことです。

これは、現在の成田市と空港会社との関係と想像するものよりも、もっと緊密な連携をしていて、空港のもたらすプラス面、マイナス面などについて協議を行っているとのことでした。特に空港内の施設を新たに造るには、地元自治体などの了解が必要とのことです。

説明の中では、空港が与える環境への影響について多くの時間が割かれました。特に強調されていたのが大気に及ぼす空港の影響で、これは航空機のみならず空港全体から排出される二酸化炭素を如何に削減するかというテーマに積極的に取り組んでいる姿が印象的でした。

昼食を市役所内の会議室で市長とともに歓談しながら済ませ、午後からはガトウィック空港の施設や運用についての視察を約2時間行いました。

こちらでもやはり、二酸化炭素排出削減の取り組みが積極的に行われ、空港従業者などもその対象とのことで、環境への負荷の低減があらゆる角度から検討されていたように思います。

運用についてですが、このガトウィック空港は3,316mの滑走路1本で、すでに旅客数3,400万人、発着回数25万回を超えています。

この数字、成田では仮に2本の滑走路で同時離発着方式を導入して、それぞれ15万回ずつ合計30万回の検討がなされていますが、成田と同じ主な運用時間帯午前6時から午後11時までを基本(成田ほど厳しく制限はしていません)にして、“滑走路1本で25万回という数字がどうして可能なのか”とびっくりするほどの数字です。

質問でも、「数え方が違うのでは?」と尋ねましたが、昨年最も多く離発着があった日は、何と1900便を越えたとのことで、これまでの成田空港の運用では考えられない数字です。ちなみにこのガトウィック国際空港は、1本の滑走路においては世界で最も混雑する空港とのことで、2008年実績で世界の中では10番目に位置する旅客数を誇ります。

ロンドンと聞けば“ヒースロー”を連想しますが、国際都市ロンドンを支えるこのガトウィックの存在も大きいようです。

さて、明日はヒースロー空港の視察を行った後、アムステルダムスキポール国際空港へ向かいます。

ちなみに、こちらに来てから風邪気味で体調が万全でありませんが、どうにか日程をこなしていきたいと思います。

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2010年3月19日 (金)

ロンドン ヒースロー空港到着

今日から視察に入りました。
まず、成田空港からJL401便で空路ロンドンへ。12時間のフライトはさすがに長く感じたところですが、無事にロンドン時間の午後3時20分ヒースロー空港に着陸。現在ホテル内で夕食をとって部屋に戻りこのブログの更新を行っています。現在午後9時15分(日本時間で午前6時15分)。

現在日本からのJAL便は成田から私たちが利用した1便のみだとのことで、機内はほぼ満席の状態でした。
また、すぐ後ろには日本大学の全国の付属高校からケンブリッジでの研修に参加する一行が陣取っており、少し賑やかな機内でありました。

ヒースロー空港は、成田空港とほぼ同規模の施設でありながら、世界を代表する空港として有名で、滑走路2本で発着回数40万回を誇っています。

成田としても、島国である特徴、東京とロンドンという世界的な都市機能を支える国際空港という類似した環境、さらに成田が目指そうとしている同時離発着を行っているこのヒースロー空港について学ぶところが大きいと感じています。

ヒースロー空港は、全部で5つのターミナルを有していますが、私たちの到着した第3ターミナルは、最近の近隣アジアで存在感を示しつつある大規模空港の施設とは一線を画した印象で、若干”古臭さ”を感じたのが事実です。
とは言っても、成田空港と比較した場合、私個人的には”どっこいどっこい”といったところでしょうか。

おもなアクセスとしては、ロンドン中心部から約1時間ほどかかる地下鉄と、15分のヒースローエクスプレス、そして高速道路です。
このヒースローエクスプレスの利用率は、比較的に高いとのことでした。

私たちは、団体ということもありバスにてロンドン市内へ移動しましたが、”当初40分ぐらいかかる”と言われましたが、実際には約25分で到着。ヒースローの立地はロンドンを訪れる方々にとって利便性の高い空港であると感じたところです。

さて、明日はこの世界有数の都市であるロンドンの航空需要をまかなうガトウィック国際空港とその地元都市について、空港行政やまちづくりなど1日かけて視察する予定です。
このガトウィック空港、あまりなじみのない方も多いかもしれませんが、実は現在の成田と同規模の旅客をさばくロンドン第2の国際空港で、ヒースローとガトウィックの補完関係がどのようになっているのかなど現地を訪れて詳細に考察したいと考えています。

最後に、やはり今日気になったことですが、成田空港での出国手続きが完了するまでの時間短縮は、もう少し工夫できるのではないかと正直不満に感じた部分もありました。
前にもこのブログで書きましたが、莫大な費用をかけて新しい鉄道を造っても、肝心の空港での諸手続がスムーズでなければその効果は激減してしまいます。
ぜひ成田空港では、利用者がトータルの時間を短縮できる方策を実現してほしいと感じた今日の移動日です。

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2010年3月17日 (水)

明日から視察へ出かけます

昨日で議会が閉会し、久しぶりに空港反対派が押し寄せた成田市議会でしたが、今日は一転して閑散としていました。
私も議会にはわずかな時間しかいませんでしたので、たまたまその時議員の姿がなかったのかもしれません。が、毎回議会閉会翌日は、今日のように議員の姿は少ないものです。

さて、明日から海外視察に団長として参加させていただきます。
行先は、イギリス、オランダ、ドイツの3カ国で、空港行政、環境政策、農業政策、行政マネジメントについて視察を行う予定です。
本来であれば、昨秋に実施する予定でしたが、新型インフルエンザで市民生活も不安に覆われていたため延期させていただいていたものです。

帰国は来週25日となりますが、現地よりできる限りのブログ更新を心がけますので見ていただければと思います。

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2010年3月16日 (火)

3月議会が閉会しました

現在午後4時を過ぎたところ。先ほど平成22年3月議会は、新年度関係予算を含む全41議案が可決し閉会しました。

今朝から市役所周辺は、空港反対を唱える団体が集会そしてデモ行進を行い、久しぶりに緊張感があったように思います。
本会議場にも開会前から反対派と思われる人々が傍聴席に入り、時折ヤジや激しい言葉も聞こえる中でしたが、全日程が無事終了したところです。
懸案であった議案20号、成田空港の第3誘導路建設のための市道廃止議案についても、賛成27人反対2人で賛成多数により可決しました。

昭和40年代の議会は、機動隊による警備が必要なほど大変であったと聞いています。それに比べれば、この3月議会での傍聴者の規則違反は、耳障りであったものの議事進行に大きな影響を与えず安堵しているところです。

また今日は、これまで進めてきた議会改革のうち、議会権限の強化を意味する議決事項の拡大の条例が可決し、更に議員個々の議案に対する態度表明と視察報告書概要版のホームページでの公表が決定したところです。

着実に議会の中も改革が進みつつありますが、3月議会を終えて新年度を迎える直前の今、また新たな気持ちで市民に信頼される議会を目指して行きたいと思っています。

さて、この後3月末を持って市役所を退職される幹部職員の方々の送別会が開催されます。
どなたも私が議員として初当選して何もわからないころからご厚誼を頂いてきた方ですので、「長い間、成田市そして成田市民のためにありがとうございました」との感謝の気持ちを心よりお伝えしようと思います。

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2010年3月15日 (月)

山本雄二郎先生 お別れ会

今日は成田空港に関する事で多くの時間を使うこととなりました。

具体的には、成田空港の発着回数増大議論に不安を唱える地区住民の方々からの申し入れ書を議会宛に頂き、約1時間ご意見を賜りました。
その中で、先に示された30万回の発着回数を想定した時の騒音影響範囲に対して、飛行機の小型化や低騒音化によって騒音区域が縮小するという結果は、地区の住民に大きな不安と不満を与えていると言うものでした。

様々なご意見を頂いた中で、私からは明日の全員協議会において全議員に配布することを約束し、地区の方々の不安や不満が少しでも解消できるようにしなければならないとの理解を示したところです。

そして夕方には成田空港の歴史に大きく係わった山本雄二郎先生のお別れの会が都内のホテルで開催され、上田空港対策特別委員長と共に献花させていただきました。

山本雄二郎先生は、成田空港が対立の歴史を続けている中で、シンポジウムそして円卓会議を経て話し合い路線を導き、地域と共にこれまでの成田空港の発展の基礎を築いた第一人者と言えると思います。
私も先生とは、この数年ようやく様々なお話をさせていただけるようになり、今後もご指導を賜りたいと思っていましたが、本年1月1日にご逝去され非常に残念な思いがしています。

先生が望まれていた地域と空港の共生共栄は、今後まだ遠い道のりがあるようにも感じた今日の日ですが、先生の思いを達成する努力を着実に歩まなければならないと感じた日でもありました。

さて、明日は議会最終日。空港の容量拡大のための市道廃止議案もあり、反対同盟が市役所周辺で集会やデモを予定しているなど、気を緩めることの出来ない1日となりそうです。

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2010年3月14日 (日)

今日は各行事の報告です

豊住中学校閉校式
58061 午前10時から豊住中学校の閉校式が同校体育館で行われました。
これまで62年間、2811名の卒業生を輩出してきた歴史ある中学校は、既に昨年3月に成田中学校へ統合となっていましたが、正式な閉校式が今日執り行われたものです。
地元の方々やこれまで教職員として務められた先生方の多くの方々のご出席のもと、式典が進められました。
66272地元から伝統ある中学校がなくなってしまうという事を我が身として考えると、行政としてあるいは議会として地元地域の将来のために、住民の皆さんのお声を真摯に聞いていかなければならないと実感したところです。
式典後は記念事業として、成田国際高校ブラスバンド部の演奏が行われ、中学校がなくなったという寂しさから未来へ向けた思いに転換するような素晴らしい演奏が印象的でした。

神崎蔵まつり
豊住を後にしてからは、神崎町で行われた蔵まつりの会場を訪れました。
大々的に行われるのは今年で2回目と言う事ですが、人の多さに正直びっくり。いつもの神崎町の商店街がこのように人で賑わう仕掛けとは何なのかと常に疑問が生じるほどの盛況ぶりです。
「千葉県で一番小さな町で関東で一番大きな蔵まつり」と町を挙げての取り組みは、イベントを多く抱える成田市としても参考になる部分があるようです。
何しろ、「町の負担は職員がボランティアで総出になるだけ」とのことで、現地をご案内いただいた高橋町議も誇らしげであったように思います。

三里塚の歴史を伝承する会打ち合わせ
約1時間遅れて会議に合流し、三里塚記念公園で4月4日(日)開催予定のイベントについて打ち合わせが行われました。
その場でも神崎の蔵まつりの話題が出て、「どうしてあのようにイベントが成功するのだろうか」との疑問が起こりました。
会議の中で、多くの夢は出ましたが「とにかく着実に出来ることを行う」との思いで今年も取り組むことになった次第です。

青色回転灯パトロール車出発式
E8b61成田防犯連合会防犯指導員部三里塚支部(宮応照三支部長)が、自前の車に青色回転灯を装着して、三里塚地区の防犯巡回に当たることとなり、午後4時から三里塚コミュニティセンターで出発式が行われました。
地元から湧きあがったこの活動は、まさに「自分たちの地域を自ら守る」という現れで、同地区の住民の一人である私としても感謝に堪えません。
それぞれお仕事等もありながら、防犯指導員として地元の防犯活動、犯罪抑制に当たってくれるという事を、多くの住民が理解を示して行かなければと感じます。

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2010年3月13日 (土)

人口争奪戦

週末になり、今日は主な公務も無かったため私的なスケジュールに時間を使いました。

新たに印西市となる印旛村付近や千葉ニュータウンを訪れましたが、この約20年前後で大きく変化したことを実感したところです。
そして更に成田空港へ鉄道が延びるということで、北総地域の中では将来性が期待され、更にその魅力も増している様に思います。

しかし、人口減少が続いていく中で、東京都内やその周辺部も未だに人口の受け皿となり得るマンション分譲や宅地開発なども続いている為、交通機関の利便性向上と共に居住地の選択肢も拡がっていることが事実です。

その中で足もとの成田市が魅力ある都市として選択してもらえるのかどうか、不安になるのは私だけでは無いと思います。

地理的な条件はどうにも解決できないとして、利便性を高める方策を進めれば進めるほど人々の流動性は高まり、現下の産業構造からしても農村部から都市部への人口流出が確実に起こります。

成田市内だけを見ても、新たなマンションや住宅地が増え続けていますが、その傾向に比して過去のような人口増加が無いのが現状で、成田市内の中で人口移動が起こっているようです。

全国の各自治体が政策や住民への負担軽減を競い合っている今の人口争奪戦、国家として将来への不安を感じるのは私だけでないと思いますが、自治体としては置かれている現状の戦いを傍観している訳にはいきませんので、成田市としてもこの人口争奪戦に一戦を交えなければならないのだと思います。

ただ、あまりにもこの戦いがエスカレートする事は、結局自治体の体力を失うことにもなりますので、今後の政策判断は益々難しくなるのだろうと感じた今日でした。

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2010年3月12日 (金)

茨城空港へ

8cc11 今日は所属会派の視察研修が行われ、昨日開港した茨城空港と、全国的にも有名な「水戸の梅まつり」について偕楽園と水戸市役所を訪問しました。
とはいっても、私はスケジュールの関係で午前中の茨城空港の視察のみ参加し、午後からは市役所で過ごすこととなりました。

さて、茨城空港ですが、成田を出て茨城県に入り稲敷インターから圏央道を利用して、約1時間半で到着。
正直な感想として、1時間前後であれば遠いとは感じませんが、1時間半は少し不便と感じたところです。
これは成田空港利用者にも感じられる一般的な感覚かもしれません。

空港に到着するとまず目に付いたのが、ターミナルの前の1,300台収容の無料駐車場。私達のついた午前10時前には既に多くの車が駐車場を埋めている状態でした。

43b11 ターミナルに入ると、開港した空港を一目見ようと訪れたと思われる方々が多く目に付き、駐車場に止められた多くの車が空港見学者のものであることがわかりました。
2階に設けられた見学デッキにもたくさんの人々がいましたが、そのお目当ては爆音を轟かせ離発着を繰り返す戦闘機のようです。

Ceb51  現在のところ定期便は海外がソウル、国内が神戸それぞれ1日1往復ずつで予想年間利用者を下回る事と思われますが、大手旅行会社がこの空港を生かしたキャンペーンを行っていたのが印象的で、チャーター便の設定による旅行の宣伝を行っていました。

ターミナルそのものも必要最低限の施設に抑えられ、ローコストキャリヤ(LCC)への対応が理解できるところです。
成田空港でも今後の航空需要を予測し、特にLCCへの対応が必要であるとの認識が示されていますが、現在の第1PTB、第2PTBとは別に設ける必要がありそうで、造り方については1つの参考例になるものと思われます。

ただ、羽田空港への新幹線の直接乗り入れや第5滑走路の構想が徐々に浮上している中で、成田空港としてはやはり気にすべきは羽田空港。具体的戦略を真剣に描く必要に迫られている時期がまさに今です。

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2010年3月11日 (木)

卒業式に出席できず残念!

昨日で予算委員会が終了しました。何かと慌しく過ごしたため、今週は2日更新をお休みしてしまいましたが、毎日の更新を心がけていきます。

さて昨日と今日は、市内の中学校で卒業式が行われました。
例年であれば私も母校である地元の中学校の卒業式に出席するところでしたが、議員になって始めて予定がつかず、今日の卒業式は祝電のみの対応となってしまいました。

実は、個人的に卒業式への出席を楽しみにしています。
毎年義務教育を終えて、学び舎を巣立ち新たな進路に進んでいく卒業生、そしてそれを見送る先生方、更に様々な思いが巡っているであろう保護者の方々、それぞれの思いがある時間を共有させていただき、非日常的な感覚を覚える機会です。

本来であれば今日もそのような思いを感じる時間を得たいと思っていましたが誠に残念です。
更に残念なのは、来週に予定されている小学校の卒業式にも視察のため参加できないことです。
ということで、今年は卒業式の感動を味わえない残念な3月となってしまいました。

明日は、今日開港した茨城空港を会派で視察する予定で、その報告が出来ればと考えています。

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2010年3月 9日 (火)

予算審議が山を越えました

昨日から新年度予算の審査のため設置された予算特別委員会が開催され、今日までに一般会計を含めてほぼ主要な部分についてが終了しました。
昨日と今日共に午前10時に開会し、終了も共に午後8時過ぎ。一昨年の午後10時と比べれば「2時間早い」という事になりますが、長い委員会です。

予算審査について多くの時間を費やし、細かい部分にまで質疑が及ぶ事は市民から付託を得た議員として、また議会として好ましいことですが、時折”場違い”とも思える質問が飛び出しているのも事実です。

質問と言うよりも委員が自らの政策的な考え方を多く述べるに終始したり、過去の事業の内容や実績など単純な数値の確認のための質問も時折見られ、時間を費やしている原因が質問する側の議員にあるのも事実のように思います。

いずれにしても、2日間で山を越えましたので問題は無いと感じていますが、常にオブザーバーとして出席している私としては、議員の質問の仕方や質疑の内容を直接聞くことが出来て、色々な意味で参考になっていると感じています。

明日もう1日、午後からの日程が予定され、新年度予算議案は委員会を通過する見込みです。

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2010年3月 7日 (日)

今後の三里塚記念公園の行事を検討

今日は久しぶりに消防団活動に参加しました。
今日の活動は、一斉の器具庫点検で、朝から詰所の清掃や車両備品の整理、確認などの作業となりました。

幸い今年度私の所属している団では、今のところ火災出動も2件と例年になく少ない状態が続いているため、このまま空気が乾燥している時期を過ごせればと願っています。

さて、消防団の活動終了後は、「三里塚の歴史を伝承する会」の打ち合わせを行い、今年も4月4日(日)に三里塚記念公園貴賓館の一般公開などの行事を行う事を決定し、準備を進めていくこととなりました。

ただ、将来の行事の在り方について継続的に検討が必要であるとの認識で一致し、認知度を高めるための方策や訪れていただくための工夫などが必要であるとの意見が大勢でした。
何しろ、基本はボランティアですので様々な問題があるのも事実ですが、何はともあれ継続していくこと、そして少しずつ着実に出来ることを実践していくとの事で話がまとまったところです。

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2010年3月 6日 (土)

子どもと映画鑑賞

今日はほぼ1日子どもと過ごさせていただき、久しぶりに映画鑑賞となりました。
本来であれば折角ある時間を使って、何処かへ出掛けたいと思っていた我が家の子どもたちでしたが、あいにくの天気と言うことと、妻が日中一杯仕事ということもあり、結局近場で過ごせる内容を選択したところです。

そして子ども達と合意できたのが昨年の夏以来となる映画鑑賞。内容は今日から上映スタートの「ドラえもん」でした。

ところで私の映画初鑑賞は、確か小学校のとき年上の従兄弟に連れられて八日市場にあった小さな映画館で見た「愛と誠」。

今思えば、小学生には少し無理があった内容ではないかと感じますが、未だにその記憶が鮮明なのは不思議です。
当時、”映画”というものの存在は知っていても、周りのその存在が全く無い子供時代でしたから、印象が特に強かったのかもしれません。
ただ、「愛と誠」といわれても私よりも少し上の年代の方々でないと理解できないかもしれません。

まだ5歳と3歳の我が家の子ども達ですので、今日の「ドラえもん」が記憶に残るのは無理かもしれませんが、二人ともそれなりの印象を持ったようです。

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2010年3月 5日 (金)

委員会中の離席に対するご意見をいただきました

今日の総務常任委員会が終わり、通常の委員会日程が終了しましたが、来週3日間を掛けて予算特別委員会が開催されます。
全ての委員会に出る立場としては、長く感じるこの3月議会です。

さて、今議会から実施した”委員会のライブ中継”ですが、私なりに少し反響があったと感じています。
1つは、新聞に取り上げられたこと、そしてもう1つは私が委員会中に離席したことへのご意見です。

この2つ目ですが、オブザーバーとして参加していた委員会中に、所要のため(トイレではありません)席を立った事に関して、「委員会中に席を立つのは好ましくない」とのご意見でした。
委員会の中継によって、議員の挙動などが明らかになったと言うことだと思います。

実はこの離席した時、議会事務局にあるモニターで委員会中継の様子を見ることが出来ましたが、議長がオブザーバーとして座る席は、常に映し出されている事がわかりました。
そして、執行部の答弁のときに映し出される映像では、この私の席が空いていると”なぜ委員会中に席を離れているのか”との疑問が生じるのも無理が無い事を、ご指摘を頂き理解したところです。

私なりには、当然スケジュールの優先順位として議会開会中はまず議会を第一に調整していますが、議会の公務が重なったときにはその中でも順位を考えなければなりません。ということで、時にはオブザーバーとして出席する委員会においては、他の公務のため離席することもあることをご理解いただければと思います。

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2010年3月 4日 (木)

今日も二つの委員会に出席しました

今日は午前10時から医療問題特別委員会、午後2時から新駅・基幹交通網整備特別委員会の二つの委員会が開催され、オブザーバーとして出席しました。

午前中の医療問題では、まず「成田市初期救急医療体制に関する覚書」が議論され、12月議会で議決した成田赤十字病院(日赤病院)での初期救急医療確保のための負担のあり方や、今後の初期救急医療に対する成田市、医師会、医師団、日赤病院(四者)の取り組みについて確認をしたところです。
今日の委員会で了承されたことで、今月中にも四者合意の下、覚書が調印される予定です。

その後、何点かの報告がありましたが、4月1日から日赤病院が完全週休二日制となる事が報告されました。
既に全国の日赤病院の75%が完全週休二日制を実施しているとの事でしたが、委員からは”決定前に相談があっても良かったのでは”との思いの質疑があったところです。
今後、覚書が調印されることで、一層の情報の共有や問題への対応などが進むことを期待したいと思います。

午後からの委員会では、主に成田新高速鉄道関連についての説明があり、”高い”運賃設定の根拠などについて質疑がありました。
運賃の設定は、運行主体である京成電鉄が行っているため、今日の委員会の中でも議論は深まりませんでしたが、1月下旬に行われた運賃申請に関する公聴会の内容を見る限り、京成電鉄の花田社長から

  • 羽田空港の国際化による国際線利用客の分散化がある
  • 航空旅客を平成22年で3,490万人見込んでいたが2,940万人(16%減)となった
  • 30万回の発着容量は物理的に可能ということで確約されていない

など、空港そのものに後ろ向きとも思える発言があったことがわかりました。

成田空港に関して地元としては、危機感を持ちながら更なる発展を目指さなければならないと考えていますが、鉄道会社としては様々な情勢を判断し、第3者的な見方をしているということかもしれません。

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2010年3月 3日 (水)

各委員会の内容を報告させていただきます

20100303181858 今日はひな祭り。午前中に保育園で地元高齢者と園児の交流に参加したのち市役所へ向かいました。
我が家でも妻の実家から引き継いだお雛様を毎年飾っていますが、今日中に押入れに戻ることになります。
娘にとっては、毎日お雛様を見てうれしい日々が続いていましたが、お雛様がいなくなって今日は少し寂しげでした。

さて、話を議会に移します。
今日は午前中に空港対策特別委員会(空対)、午後から教育民生常任委員会(教民)が開催され、いずれもオブザーバーとして参加し、各委員と執行部の質疑などを聞かせていただきました。

午前中の空対では、まず成田空港を取り巻く現状から、成田市議会の担当委員会として外部、特に国などに対して様々な提言を行っていくべきであるとして、以下3点の内容が確認され、了承されました。

  1. 成田空港が今後も我が国の国際基幹空港であるという位置づけのもと、空港容量拡大の検討に併せて空港周辺の環境対策、地域共生策等を推進する
  2. 成田・羽田両空港間、都心と成田・羽田間の鉄道アクセスの改善
  3. 成田空港会社の株式上場益は、成田空港及び空港周辺地域へ還元を図る

2の鉄道アクセスは、今年7月17日に新高速鉄道が開業するため、改善が図られますが、東京駅への直接乗り入れを意図しているものです。
また、3の株式上場益については、”関西国際空港の巨額赤字の補填に使う”などという意見も囁かれる中で、地元自治体として当然の主張であると考えています。

尚、この3点の内容は、成田市が加盟している全国民間空港所在都市議会協議会の総会資料に成田市議会の要望として正式に掲載されるように、議会最終日までに今後調整してゆくことになります。

さて、午後からの教民は議案9件、執行部からの報告8件があったため、2時間を越える内容となりました。主なものは以下のとおりです。

コミュニティバス高校生定期券の発行
4月1日からこれまで要望のあった高校生への定期を発行することとなりました。
ちなみに、既に実施している小学生は1ヶ月1,000円、中学生は2,000円ですが、高校生は3,000円に設定される予定です。

公津の杜複合施設
人口の増加著しい公津の杜に計画している複合施設の建設計画が進んできて、基本的な設計内容が明らかになりました。
特徴としては、図書館の分館、子育て支援センター、市民ギャラリー、多目的ホールなどが配置され、市内有数の施設となりそうです。

学校適正配置
市内の学校の訂正配置が進められ、今年度豊住中学校が成田中学校に統合されましたが、新たに下総地区の4小学校が一つに統合、中郷小学校が美郷台小学校へ統合するという結論を地元の皆さんが出したとの事です。
順調に進むと、下総地区は平成25年4月開校予定で統合小学校を建設、中郷小学校の美郷台小学校への統合は来年4月となる予定です。

西中学校分離新設工計画
西中学校の更なる大規模化が確実なため、公津の杜地区に新たな中学校を建設する計画が進み、基本設計の内容が示されました。

学校給食センターのあり方
老朽化が進む学校給食センターへの対応と併せて、自校式や親子方式(自校式給食を周りの学校に配食)の検討が進められています。
自校式や親子方式の利点を認識しつつも、センター方式よりも費用がかかることから様々な角度からの検討がされています。
ちなみに、議会の意見としてはセンター方式を見直して細かい対応と温かい給食を提供できる自校式や親子方式を求める声が強いようです。

明日と明後日も委員会日程が続き、来週は予算委員会となります。

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2010年3月 2日 (火)

混乱なく市道路線の廃止議案は可決

現在午後3時40分。建設水道常任委員会が終了し、空港反対同盟の宣伝カーから大音量で市道十余三天神峰線(通称 団結街道)廃止の議案に対する反対や市長に対する非難の声が響き渡って聞こえてきます。

先週の金曜日は、この議案に対して議員から質疑があり、反対同盟関係者が本会議場傍聴席から騒ぎ立てるなどの混乱もありましたが、今日の委員会は外の宣伝活動以外混乱もなく、思いのほか円滑に審査が終了しました。質疑、特に執行部の説明などが少し聞きづらい環境であったのは事実です。

この議案は、成田空港に新たな誘導路を建設するために、現在ある市道を廃止しようとするもので、空港に反対している農家と現地闘争本部という反対同盟のシンボル的な施設に隣接した道路の廃止ということで、久しぶりに反対同盟が抗議の宣伝活動などを活発に行っています。

しかし、今日の建設水道常任委員会では、この議案に対して委員から質疑もなく可決しました。
私としては、何事もなく懸案の委員会が終了したということで胸をなでおろしている所ですが、今日の成田市役所周辺は、昭和40年代までとはいかないまでも、外国人を含めた訪れる方々には異様に感じる雰囲気であったかもしれません。

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2010年3月 1日 (月)

各委員会がはじまりました

今日から委員会日程となり、午前中の新清掃工場整備特別委員会は委員として、午後からの経済環境常任委員会は議長としてオブザーバーで出席しました。

新清掃工場の工事に関する契約までには紆余曲折あり、予定より遅れた発注となりましたが、計画地の土地の買収が全て完了していない状況が続いていて、議会からも心配の声が出ていたところです。

しかし、今回の議会に未買収地の約半分の面積が買収できることになり、議案が提出されて今日の委員会に付託、全会一致により委員会を通過しました。
残る個人所有の土地についても、既に工事着手に関する同意(起工承諾)を得ているため、工事の工程にも影響せず、着々と工事が進められているとの事です。
また、この未買収の個人所有地についても間もなく契約が整う状況であるとのことで、そう遠くない時期に議案として上程される見込みです。

午後からの経済環境常任委員会でも、付託された議案全てが可決して委員会を通過しました。
この中で、成田市営墓地であるいずみ聖地公園に関する条例の改正案があり、5月1日より新規分が売り出されることになるとの事でした。

今日の公式日程を終えたのち、いくつかの打ち合わせを行いましたが、明後日の空港対策特別委員会で成田空港に関する要望を地元議会として、積極的に行っていくための方策について議論をしました。

まずは、全国民間空港所在都市議会の総会に向けて、成田市議会の国に対する要望を空港対策特別委員長が中心となって取りまとめてもらうこととし、今後も様々な機会を通じて関係機関に働きかけや協力の要請を行うことを確認したところです。

議会最終日に向けて実際の要望内容について空港対策特別委員会で調整してもらう事となりますが、議会としても成田空港の将来への発展を公に発信して行く機会となることと思います。

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