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2010年5月19日 (水)

戦没者追悼式

今日は平成22年度の成田市戦没者追悼式が執り行われました。
平和であることが当たり前になった今の日本ですのですが、私にとって毎年改めて戦争の悲惨さを実感する行事です。
今日も遺族代表の方の追悼の言葉がありましたが、残された家族が如何に苦しい生活を強いられたかを知ることとなりました。

この方のお父さんは、昭和20年に召集令状を受けて出征されて、同年6月にフィリピンで戦死されました。
当時まだ5歳であったとの事ですが、苦しい生活の中で残されたお母さんやおばあさんが食料を確保しようと夜明けから晩まで働いていた事を覚えているそうです。
しかし、働いても働いても食料は国のためだと言って強制的に供出させられ、手元には僅かしか残らなかったとのことで、夜中に裏山に隠してあった芋を食べさせられた記憶が今でも鮮明に残っているとの事でした。
そして最後に、慰霊塔に向かって「おやじ、頑張ってます」との言葉は、私にとって強く心に残り、多くの遺族の方々の苦しかった生活を思い知らされる貴重な時間となったところです。
そして、私も成田市出身の1,508柱の英霊に対して、議会を代表して追悼の言葉を述べさせていただき、哀悼の誠を捧げさせていただきました。

改めて平和を実感することが殆ど無い現在ですが、戦争の歴史を風化させない取り組みが市として求めらていると思います。
その中で遺族の方々の高齢化が進んでいることなどを考えながら、この戦没者追悼式の在り方を市全体としてどのように位置付けるのか、議論をする必要があるとの思いを持ったところです。

戦没者追悼式の会場を後にしてからは、成田空港圏市町議会連絡協議会の役員会、総会、講演会、意見交換会に相談役として出席しました。
この間約7時間、途中1時間以上も休憩となったことが2回もあったためか、正直言って長く感じました。
ここのところ忙しい日々を送っているせいか、時間がもったいないと感じた休憩時間です。

さて、夕方になって市の教育委員会より市内の中学校の教員が青少年健全育成条例違反を犯す不祥事があり、県の教育委員会の決定により懲戒免職が決定したとの報告が入りました。
あすの新聞で報道されるようですが、市として不名誉であり残念な内容です。

一人の教員の不祥事でも教育界全体が大きな影響を受けるこの種の問題ですが、頑張っている多くの教職員の方々にはエールを送りたいと思います。

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コメント

戦争は個人にとっては悲惨この上なく、そして国家にとっては最後の外交的手段です。
日本が国家を成す以上、好む好まざるに関らず、戦争はその存続のために担保されなければならないのが現実です(自衛権の保持と言う意味です)。しかし世界には、国益のため、進んで戦争を行う国があるように思います。こちらからしかけなくても、しかけられる危険性もあります。国家の道具である以上、また相手がある以上、戦争は一方的に抑止する事は困難です。世界が更に手狭になってくれば、領土・領海における偶発戦も増加するかも知れません。制度やルールは事後交渉・整備となりますので、キナ臭さはどうしても先立ってしまいます。軍事的紛争の可能性のある接触頻度は、明らかに高まっていると言えます。

戦争によって、運命を大きく変えられた人々の歴史を更に広く国外にも知らしめ、波状的に何度も繰り返し啓蒙されるべき事が更に肝要になってきていると感じます。戦争被害・加害の立場によって、感じ方は違うかも知れませんが、少なくても「家族」と言う誰にでも理解できる大切な存在を単位とし、彼らが辿った運命の悲哀・悲惨は、自分の身に置き換えて考えやすく、シンパシーも得られやすいと思います。戦争は、その実態の凄惨さの共有化によってのみ抑止されます。悲しみ・苦しみの再生産をこれ以上繰り返さない覚悟が、遺影の中で微笑む人々へとせめてもの手向けと考えます。小池さんにも、更なるご尽力を賜りますようお願い致します。

教職員の不祥事について、過日緊急の集会が召集され、私も参加いたしました。
文字通り、殆どの先生方はまじめで、生徒のために無私で働く方々が殆どですが、このような事件が起こった事は誠に残念です。集会でもいろいろな意見が出て、問題が大きくなるのではと危惧しましたが、最後に発言されたお母様の「帰宅して子供にちゃんと伝えます。子供はわかってくれると思うし、この試練を乗り越えてくれると信じていますから、どうか先生方もがんばってください。」との言葉に多くの拍手が起こりました。涙ぐむ先生もいらっしゃいました。私たちのコミュニティは、健全でぬくもりがあり、力強いと再認識いたしました。

投稿: terra | 2010年5月21日 (金) 12時05分

terraさん、コメントいつもありがとうございます。
毎年戦没者追悼式で思う事ですが、もし自分がその当事者であったらと思うと、決して同じ苦しみは味わうことは出来ませんが、絶対にその境遇に自分自身そして家族をも置くことは想像できません。
朝鮮半島情勢も緊迫していますし、世界の多くの地域で未だに火種が存在する現状は今後も確かに続くことでしょう。
沖縄の普天間基地移設問題も大きな議論となっていますが、多くの国民にとって真の平和の議論とは別次元に受け止められているように思います。
これも戦争の歴史が徐々に風化している影響なのかと感じる昨今です。

それから教職員の不祥事ですが、本当に残念です。
今日も地元の小学校に行く機会がありましたが、先生方が一生懸命に理想を持って現場の教壇に立っていただいている事実が殆どです。
緊急集会でのお話しを伺って感じたことですが、保護者側の問題も問われている現在において、多くの保護者が実は良き理解者であることも忘れてはならないと思います。

投稿: 小池まさあき | 2010年5月28日 (金) 19時19分

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