« 成田市総合防災訓練が行われました | トップページ | 今政権与党に求められるもの »

2010年8月30日 (月)

東京へのシフト

今日は議案審議のため休会日。という事で私は、事務的な作業に時間を割きました。

たまたまインターネット上の記事で目についてのが「羽田国際化へ各社ツアー拡充」というもの。羽田空港の第4滑走路と新国際線ターミナルの供用を前に、羽田空港の露出度は日に日に高まっているように思います。
成田空港側としては、来年度以降も羽田空港がターミナルなどを中心に拡充される事が確実になるなど、危機感を募らせるばかりの最近ですが、今日の記事の内容でも幅広い分野において「羽田への期待」が大きく報じられていました。

世界の大都市を見れば、複数の空港が活用されている訳ですので、成田と羽田が今後も東京を中心とする首都圏の航空需要を担う空港として必要である事は認識できますが、問題はその中身です。
成田に人とモノが集まっていた今までとは違って成田と羽田を選別するようになり、分散化が図られます。
ある空港関係者によれば、「羽田限界論」を強く主張する方もいます。
それは、羽田を更に拡張して行く事は、物理的にも経済的にも現実的でないという視点によるものです。
しかし、私としてはかねてから主張させていただいているように、羽田と比較した成田のハンディを埋める事は非常に高いハードルであると感じています。
ましてや国が運営する羽田空港は、再拡張が本当に有益であると判断した場合、国家プロジェクトとして整備できるわけです。

「羽田空港が国内線で満杯」と言われていたこれまでですが、新幹線をはじめとする鉄道網の整備、長期的にはリニアによるネットワーク、国内人口の減少、国内経済の低迷などなどを考えると、羽田の国内航空需要は既に頭打ちとも言えます。その分、国際線に振り分けられる枠も生まれてくるのではないでしょうか。国内線でも海外からの旅行客などを獲得する動きも活発になるかもしれません。

これまで成田はある意味で一人勝ちでしたが、日本の中であらゆるものが東京へシフトしているように、成田周辺でもその傾向がみられる最近です。
この流れは簡単に止まる気配はありませんが、今はやはり成田空港の潜在能力を高める努力、まずは発着回数30万回の早期実現であると考えます。
しかし、30万回とはあくまで回数であって、これまで大型機の利用がほとんどであった成田空港ですが、将来的に予想されているとおりに中・小型化すれば当然に人やものは単純比例して増加することはありません。

いずれにしても人やものが東京へシフトするこの流れの中で、成田の存在感を明確に示す方策を打ち出したいものです。

|

« 成田市総合防災訓練が行われました | トップページ | 今政権与党に求められるもの »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 東京へのシフト:

« 成田市総合防災訓練が行われました | トップページ | 今政権与党に求められるもの »