成田の重要かつ着実な一歩
今日は千葉県議長会の役員会が千葉市内のホテルで開催されました。今年度成田市は副会長を務め、来年度は成田市議会として初めて会長の任を受けることになります。
今日の主な協議は、来週19日の総会についてでしたが、その後、市議会議員年金についての意見交換がありました。
ちなみに、地方議員の年金は、国の法律で強制加入とされ、各自治体からも税金が投入されて運営されています。
しかし、現役の議員が合併により激減する一方で受給者が増加、更に報酬額の引き下げなどもあり、今年度で制度そのものが成り立たない財政状況となっています。
成田市議会では、「将来を見通した場合、議員年金の存続は不可能であり、税金を投入し続けるということでも市民や国民の理解は得られないため廃止すべき。ただし、これまで個人が積み立てた金額は保障されるべき」との考えを既に今年の初めには集約しました。
ここにきて管轄する総務省は、これまでの”制度存続”から”廃止やむなし”に路線変更しているかのような急激な動きがあり、議長会としてもその対応に追われる事となりそうです。
さて、一転して空港の話。今日は、空港周辺9市町の首長会議があり、空港容量を30万回に拡大する事に関して、了承が得られました。
これによって明日の四者協議会(国、県、地元自治体、NAA)によって正式に空港容量の拡大が基本的に合意されます。
成田の歴史を考えると、大きな節目となる事と思います。
一方で、これまでの紆余曲折の議論を直接的にも間接的にも見てきた私としては、今後の山積する課題を思うと手放しでは喜べないのが正直なところです。
しかし、成田市として、また周辺自治体にとって、あるいは千葉県にとっても重要かつ着実な一歩を歩んでいるという実感を覚えた今日の出来事です。
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