今日は県庁で初当選の議員を対象とした議会概要説明会がありました。
県議会事務局は5課59名で構成され、議会の運営や議員の活動をサポートしてくれます。
また、執行部の各部局にそれぞれ1名ずつ計12名の議会担当主幹(通称 議担)が配されていて、県政の各分野についての情報提供を依頼できる仕組みになっています。
「千葉県は他に比べて議会対応が充実している」と聞いたことがありますが、その一端を垣間見たような気がしました。
ただ、この体制を活かせるかどうかは私たち議員の活動そのものにかかっていますので、頑張らなければなりません。
さて、一昨日の成田ユネスコ協会の講演会でお聞きした、「Meeting Business」について触れておきたいと思います。
この講演会は、成田市内在住でMPI Japan Club 理事、韓国コンベンション産業協会諮問委員、日本コンベンション研究会幹事などを務める東條秀彦氏によるもので、テーマは「韓国との出会い」というものでした。
氏と韓国の各界との結びつきにびっくりしましたが、隣国の韓国の事情について色々な面からお話をいただき、国際的な戦略に必要なものは何と言っても「人と人との繋がり」が重要であるとの認識を強くしたところです。
また、東條氏は国際会議の誘致・支援を専門的に行う団体に加盟しており、「Meeting Business」の重要性を説いていました。
「人・もの・情報」が集まる事による経済活性化を目指し、様々な活動をされています。
とかく成田は、国際空港の立地により国際会議の誘致に名乗りを上げ続けていますが、実際には成果が上がっていません。
市議会でも国際会議誘致のためのコンベンション施設の建設を求める意見などありましたが、市レベルでの取り組みには限界を感じています。
ただ、成田国際空港の存在を生かすためには、当然に「Meeting Business」について本格的な議論をすべきであると考えます。
「MICE」という言葉はMOUSE(マウス)の複数形ですが、「MICE政策」というものが最近では存在するそうで、観光庁において推進しています。
ちなみに「MICE」は、観光庁のHPによると以下のように説明されています。
企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(インセンティブ旅行)(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、イベント、展示会・見本市(Event/Exhibition) の頭文字のこと。多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称
この内容を見ても、成田での可能性を想像するところですが、全国各地が競争を激化させ、また国際的な競争もあることから、本格的にこの政策を進めるには市レベルでは難しいと思います。
既に羽田空港に近接した港区で20年後を睨んだ大規模な施設計画も存在するとの事で、成田空港の地元としては様々な情報収集に努めなければならないとの思いを新たにしたところです。
当然に千葉県としても成田空港や幕張メッセを活用するためにもこのMICE政策に関心を高める必要があると考えています。
最近のコメント