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2011年9月 8日 (木)

復興財源確保の議論と成田空港

野田内閣が発足して、様々な議論が展開されていますが、その中で直面した最重要とも言えるのが震災復興財源の確保ではないかと思います。

既に、閣僚からそれぞれの思いつきのような発言が飛び出し混乱している気配のあるところですが、私は成田国際空港の地元として成田国際空港株式会社の株式についてです。

現在の成田国際空港は、様々な議論の末2004年(平成16年)新東京国際空港公団が民営化され公団組織も株式会社として改組されました。
その後、株式上場を目指す準備が進められてきましたが、外資規制の法案も未だに見通せずに今に至っています。

そして現在復興財源として注目されているのが政府保有株。東京メトロ株やJT株の売却など様々な意見まで出ている中で、”成田空港株”が議論の対象となるのかどうか注視していかなければなりません。
現時点では、すぐに売却できるという性質のものでないと認識していますが、復興財源確保を優先する財務省側としてはあの手この手を尽くすかもしれません。

現下の日本に状況を思えば、全国民が思いを一つにして東北地方の復興を最優先しなければならない事は言うまでもありませんが、”成田空港株”の扱いについては今後の空港機能の発展や地域振興策の財源として利用してもらいたいという思いが常にあります。

国家戦略上、首都圏の成田と羽田は重要な空港である事は言うまでもありませんし、特に成田空港の場合その歴史からも株式の処分については慎重にすべきとの意見を持っています。

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コメント

本格的に民営化されるまでが融通のきくチャンスだと言われていますが、どうなんでしょうか?
民営化されて株主も民間から入れば、効率よりも地元の発展を優先してくれるというのは
難しくなるのではないかという話です。
議員の方にはその前に文句言ってる人を説得して、歩み寄りが出来るようにしてほしいです。

株の売却益は関空の補填に使われるとか言われてますよね。
成田の将来性をアピールして、空港整備と雇用などに使えるように誘導するくらいの意気込みなど期待したいところです。

投稿: 地元民 | 2011年9月 9日 (金) 11時13分

コメントありがとうございました。
NAAの民営化はなされましたが、今のところ外資規制など法律が整っていないため、上場に向けての具体的な動きは感じられません。
しかし、震災と原発事故によってこれまでの発想とは異なる動きが出てくるかもしれません。
また、「成田・羽田の一体経営」というような議論も持ち上がるかもしれません。
私が懸念しているは、ご指摘の通り、成田空港の歴史的、地理的特性からも株式の売却益は今後の地域振興や空港の発展に寄与する財源として使ってもらいたいとの思いがあります。
しかし、現状では実際に株式を売却することとなった場合、その売却益は成田空港ののお金にはならず、財務相によって一般財源化されることになってしまいます。
今のところ、具体的な議論は進んでいいませんが、そのような時だからこそ県や周辺市町において声をあげておく必要があると考えています。

投稿: 小池まさあき | 2011年9月10日 (土) 15時13分

タバコ増税で一国を救おうとは甘くないですか?1箱¥350になる時に1箱1,000円にすれば良かったのにと思ってましたがね? 最近の政治・経済・時事問題にモノ申す意気込みで「復興財源 増税より財源に知恵しぼれ」というタイトルで多くの画像を貼り、分かりやすく正義を論じて論じてみました。よろしければ、遊びに来てやって下さい。

投稿: 智太郎 | 2011年9月10日 (土) 18時18分

震災以降の変化としては売却益を復興に回すという話が出るかもしれませんね。
そうなると反対は出来なくなります。
反対しようものなら世論の袋だたきにされると思います。
そうなる前に成田の将来性を売り込む必要があると思いますがどうでしょうか?
深夜時間延長を容認し、そのためには整備などお金がかかるから回してくれと言うとかがいいと思います。
今一番成田にとって危険なのは、カンタス系列だと思います。
現在、深夜早朝に近い時間帯で発着していて、時間延長を希望しています。
ここは羽田の乗り入れも望んでいるので、次に成田関連で豪州との協議があればおまけで羽田深夜枠が配分される可能性は高いです。
そうなると成田から移る可能性もあります。
豪州が移ると成田にとってはかなり痛手ですが、それでも危機感が無いとかは勘弁してほしいところです。
ヒースローなど他国の空港は、成田のニュータウンよりも過密な住宅街が滑走路に近い場所にあります。
それでも成田より長い運用時間で発着しています。
成田は絶対無理だから廃止でいいなどと言われることもありますが、成田も出来るはずです。

時間帯延長早期実現を!

投稿: 地元民 | 2011年9月14日 (水) 01時17分

羽田から欧米の主要都市への路線が着実に広がりました。発着時間帯を気にせずトランジットを考えれば、十分に利用可能な路線網です。
しかし、ご指摘の豪州については今のところ羽田に路線はありませんので、NAAが自慢する「成田の豊富なネットワーク」と言えるのかもしれません。
オープンスカイが実現されるという中で、成田の使い勝手が向上しないと更に羽田に路線を奪われるという事が進むやもしれないと危機感を覚えます。
その上で、NAAの株式売却益が今後の成田空港の充実発展、利便性向上に資するように使われるべきであると考えています。
確かに、復興財源ということになると反対できるものではありませんが、議論が表立っていない時にこそ準備をしておかなければなりません。
深夜早朝の規制時間短縮の議論は、誰もが必要であると感じていますが、昨年の30万回を苦渋の選択として容認いただいた騒音下住民の事も考えながら物事を進めるべきと考えています。
そのためにも周辺住民から理解を示してもらえるような努力が必要であり、地域振興の財源も必要となります。
10月20日から運用が始まる同時離着陸、これによって時間当たりの最大処理能力が大きく増えます。また、10月30日からはスカイマーク社の国内線が就航し、森田知事も参加しての記念行事が予定されています。
成田としても着実に前に進む歩みをしていかなければならないと考えています。

投稿: 小池まさあき | 2011年9月15日 (木) 07時47分

羽田に欧米線が出来たと言っても、日系以外は現状では成功してるとは言えない状況でもあります。
実際、運休する路線もあるくらいです。
成田は北米路線は仁川や香港が敵わない程の路線数があり、今後もボストン線が増える予定です。
北米−アジアでは立派なハブになっています。
ただ、羽田の昼間が認められると厳しくなると思われますので、今のうちに差をつけておく必要があります。
豪州は今のところ成田だけですが、最近行われている航空協議では、羽田の未使用の深夜枠を活用出来るように新たに参入を認める動きも出ています。
今まではアジアだけでしたが、今週はカナダとも行われておりそう遠くないうちに豪州が対象となる可能性も高いです。
成田が遅く出発出来れば差が付けられるかもしれないですが。

売却益については、郵政の売却益を復興に回すという話が出ていたので気になっています。

私も騒音地区と言われる地区に住んでいますが、30万回は最初に出たときから賛成していましたし、深夜時間延長も賛成です。
最初の頃に成田の将来性を示さないとマズイのでは?という話があっても、羽田は深夜以外認めないという約束だから大丈夫と楽観視されていました。
しかし、大臣発言で状況は変わり住民の大きな決断で30万回が確定しても、成田の悪あがきと言われることもあるのが悔しいです。
深夜時間延長も必要なのは確実です。
もちろん話し合いと協力は必要ですが、タイミングも大切です。
今年度中には決まるよう願っております。

飛行機は年々進化しており、787や380などの最新鋭旅客機は騒音もとても少ないです。
こういった旅客機に限定して認めるなどの条件付きでも早期に結論が出ればいいと思います。
ついでに言うと、海外だと住宅街ギリギリを夜でも飛行機が飛んでいますし、日本でも都内は夜間でもうるさかったりします。
成田もなんとかなるはずです。

よろしくお願いします。

投稿: 地元民 | 2011年9月16日 (金) 12時58分

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