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2012年1月25日 (水)

羽田の国際便が充実していく気配です

「やっぱり」とも思える羽田空港の昼間時間帯の長距離便就航が決定しました。
早ければ再来年から羽田ーロンドン線が昼間の時間帯に就航すると思われます。

現在羽田空港の昼間時間帯はアジア地域とを結ぶ路線に限定されていますが、オープンスカイ政策を推し進める政府はイギリスとの協議の結果、羽田の昼間時間帯に再国際化以後初となる長距離定期便を認める事となりました。
ヨーロッパのハブであるロンドンとを日・英双方の航空会社が2便ずつ就航させるとの事です。
オープンスカイによってこのような事態となる事はかねてから危惧していた事ですが、羽田の国際枠は徐々に当初の限定的な便の設定から拡大しつつあります。

今回のイギリスとのオープンスカイ締結は13カ国・地域目。今後も羽田空港の利便性を求めて利用価値の高い時間帯を求める動きが増すものと推測しています。

一方成田側では、「豊富なネットワークがあるから大丈夫」とか「羽田では施設面で限界がある」など安心ムードが未だに漂いますが、私は今後も確実に羽田空港の国際的な存在感が増すと想像しているところで、成田としての戦略を着実に推し進める必要性を感じています。
また、今回のイギリスとのオープンスカイ締結によって成田とイギリスを結ぶ路線にどのような変化があるのかも注目していきたいと思います。

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コメント

こうなると成田の立場が非常に悪くなることは以前から指摘していましたが、どうお考えでしょうか。

今回の羽田の件は、成田のオープンスカイとの取引として緩和が進んだ可能性もありますが、オープンスカイそのものの影響ではないです。

現状は確かに成田が有利ですが、このままでは非常に厳しくなります。
成田の有利な点は、既に構築された路線網と豊富な発着枠、滑走路の長さやスポット数などの設備面です。
さらに、成田は昼のまとまった時間帯に集中して発着も可能ですが、羽田は一日で国内線の合間に6万回飛ばす形になります。
成田の方が自由に時刻設定出来るのです。
滑走路も羽田は長さが十分ではありません。

ただ、これらも羽田はある程度改善可能で実際に改良中の部分があります。
そのため羽田に差を詰められる状態にあります。
その上、今回の協議結果から昼間6万、深夜3万では無く通しで9万ということになる可能性があります。
そうすると、深夜枠を昼間に使うことも可能になり、成田との差は一気に縮まります。
実質、昼間9万回と同義です。

昼間も深夜も使える羽田と、昼間しか使えない成田になってしまいます。
成田としては、深夜延長を一刻も早く実現させるしかないです。


成田では安心ムードなどと指摘されていますが、それよりも深夜延長などの機能充実に対し、住民が騒音がといったことを理由に消極的なのが一番問題です。
成田発展のためには地元合意が欠かせないとの観点から、一般的な補償よりも充実した補償が受けられています。
受ける側は当然だと思うかもしれませんが、線路沿いや他の空港などと比べると補償は手厚いです。
線路沿いの家は全部移転させてくれるとかもありませんし、ヒースローはもちろん、横田基地などでも空港の周りに家はあります。

集落維持の名目で対象世帯以外の移転なども考慮されてきましたが、このままですと資金や必要性から難しくなることが考えられます。
羽田9万回になり、現状の成田の便数も維持出来なくなったとしたら、30万回を前提のさらなる補償はもはや受けられなくなります。
更に数万人の失業者が出る可能性もあります。
この状況でもまだ騒音住民の過剰保護しか訴えないつもりでしょうか。

羽田枠配分が済む前に補償と共に深夜延長の合意が必要です。

30万回時、住民がとかいいながら後回しにし、こういう事態を引き起こした反省が必要です。

投稿: 地元民 | 2012年1月25日 (水) 23時01分

成田や芝山では、支持者以外は住民じゃないように扱う議員がいますが、支持者以外も住民であることを理解してほしいです。

地元経済がどうなるかとの現状で、騒音下の住民だけを優先するというのは間違いです。
しかも、騒音下の住民が深夜延長の必要性を訴えても、騒音下の住民のことを考えろと言い出す議員もいます。

地域が発展することを優先しつつ、負担を負う人達の救済も考えていくという在り方が必要です。

救済手段として、地域の発展を阻害することが必要でしょうか?

投稿: 地元民 | 2012年1月25日 (水) 23時14分

小池まさあきです。
いつもコメント、ご提言をいただき感謝しています。
さて、今回の英国との航空交渉の結果について、どのように考えているのかとの事ですが、私は羽田の再国際化の流れが2000年代初めから始まった時点で「限定的な国際線の利用」では留まらないとの危惧をずっと持っていました。
その意味では、なし崩し的に羽田発着の国際便が増加する事は不本意ながらも”やはり”と思っています。
今のような展開に備えるべき時間は、これまでB滑走路の北伸による整備、更に2,500m化を実現するため2回目の北伸、そして新たな誘導路の整備、直近では30万回の合意です。

実はこの間も、深夜早朝時間帯の取り扱いについて様々な議論がありました。
しかし、結果的に成田空港の歴史的な背景もあって話し合いを基本とした姿勢を貫き、段階を一段ずつ丁寧に登らざるを得なませんでした。
今後も同じ姿勢が求められて行くと思います。
結果として、カーフューについては、表立った議論としては”時期尚早”との感もあって具体的議論として持ち上がっていません。
私も30万回合意時に、成田市議会議長としてある面”無理やり”に議論を進めた張本人として、騒音直下の皆さんに対して約束した事を誠実に履行して行かなければならない立場です。
結果として、空港周辺の住民の皆さんとの信頼関係を築かなければ、成田地域の発展はないとの思いがあります。

また、北側の成田市だけでなく南側の芝山や横芝光町の住民の皆さんの声もあるため、強硬な議論を推し進められない状況にあります。
ましてや30万回合意時に約束した施策が遅滞している事実もあり、これらを指摘されています。

一方でこれまで何度も書き込んできたように成田空港としてカーフュー議論に触らずはいられない状況にあるとも考えています。
私としては、圏央道大栄ー稲敷の早期開通、そして地上交通ネットワーク(特にバス)の低廉化・定時化、スカイアクセスの短絡線整備と品川駅までの乗り入れを示し、成田の潜在力を高める事を重点化し、更に成田空港活用を促す全県的議論の醸成を図り、カーフュー延長に対してもその必要性を認めていただき空港周辺住民のご理解をいただけるように努力を継続して行く所存です。

投稿: 小池まさあき | 2012年1月30日 (月) 09時09分

返信ありがとうございます。

羽田国際化は30万回の話が出た頃にそのまま合意出来ていれば、深夜便に留まっていた可能性があります。
議論をボイコットする首長などがいて、その流れから無理なら羽田でやるしかないという論調が出てきたように思えます。

あの時決まっていれば、前原発言にももっと堂々と反論出来たはずです。

30万回やアクセス改善は外部から見れば国際空港としては当然のことで、羽田の深夜便から昼間にかけての拡張に対抗しうるのです。
羽田は昼間枠だけでなく、滑走路延伸やターミナル増強などさらなる拡充に動いています。
羽田は更なる拡充を目指しているのに、成田には30万回の先が無い状況です。
これに対抗出来るのが深夜延長やB滑走路延伸、第三ターミナルといった更なる計画です。
滑走路延伸やターミナル増設は現状は難しいかもしれませんが、深夜延長であれば需要と必要性などの面からもやれると思います。

とにかく、利用者からの視点ではスカイアクセスや30万回は空港としては当然のことで、ようやく基礎ができ、それから先のことが求められているという認識が必要です。


深夜延長について議論がされていたとのことですが、時期尚早という意見はあまりにも現状を知らな過ぎる意見です。
時期尚早どころか既に手遅れに近い状況です。

地元対策についても、話し合いで解決という姿勢はとても重要ですが、話し合いに応じなければ手を出せないという悪意ある住民が一部にいるのも事実です。
ある程度の強引さも必要です。
空港や自治体が真摯に説明をしているのに、揚げ足をとるような住民がいるのは住民の側から信頼関係を破壊しているのではないでしょうか。
理解ある住民にとっても迷惑なのである程度の見切りは必要です。

自治体についても、成田だけでは無いことは確かですが、横芝光町や山武市などは騒音地区が多いわけでも無く、動きを見ていると補償による金銭交付よりも空港の発展による恩恵を望んでいるように思われます。

補償についても、今後は22万回では無く30万回についての補償になると思います。
ただ、現状は19万回程度ですし、今後羽田に取られるようなことがあれば現状維持も困難になります。
こうなると、発着回数は22万回に及ばないのに補償だけは30万回を求めるというのも信義則に反するのではないでしょうか。
さらに、今後競争力の強化として着陸料の値下げなども検討されているそうですが、そうなると補償金の捻出も難しくなります。
空港は補償だけではなく、機能拡充などにも力をいれなければならず、足を引っ張ることにもなります。
ですので、空港側にも余裕が有り、深夜延長の効果も発揮出来る今が議論を進めるには最適です。

万が一成田が衰退するようなことがあれば、雇用はもちろん、現状議論されているカジノや諸施設も絵に書いた餅になってしまいます。
最優先すべきは深夜延長です。

どうかよろしくお願いします。

投稿: 地元民 | 2012年2月 1日 (水) 00時15分

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