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2012年3月31日 (土)

東葛飾高校に医師薬コースなど 県立学校改革推進プラン第1次実施プログラムまとまる

千葉県では、平成24年度以降の県立学校改革を進めるため平成24年度から目標年次を10年後の平成33年度とした県立学校改革推進プランの策定を進めてきました。
そしてこの度、その第1次実施プログラムがまとまり公表されています。

既に県議会でも、県立高等学校の統合・適正配置の議論が継続して行われてきました。
具体的には、夷隅地域の大原高校、岬高校、勝浦若潮高校の3校を大原高校に統合するという案が示され、地元自治体や多くの関係者からも異論が出ていたところです。

千葉県の中学卒業者数は平成元年度(97,786人)をピークに平成24年度(55,572人)と減少し、県立全日制高校も平成元年度の143校から再編を続けて平成24年度で123校となりました。
更に今後生徒数の減少も続くことから、”統廃合”も進めなければならない現実があります。
しかし、”統廃合”の対象となる高校は、人口減少や地域の振興に課題を抱えている地域が対象となるため、難しい議論となる事は必至です。何しろ地域にとって歴史を刻んできた高校の存在は大きいものですから。
私としても先の予算委員会でこの点について触れました、県として対象となる地元に対して最善の配慮をすべきと考えています。

さて、新たなプランの第1次実施プログラムの中で、新たなコースや学科の設置など今後の具体的な方向性が示されています。

主なものとして、
千葉女子高校、安房高校に教員基礎コース(平成26年度)
東葛飾高校に医師薬コース
長狭高校に医療・福祉コース(平成26年度)
柏井高校に国際コミュニケーションコース(平成25年度)
佐倉高校に理数に関する学科(平成26年度)
茂原樟陽高校を農業の拠点校(平成25年度)
千葉工業高校を工業教育の拠点校とし理数校学科(平成25年度)
松戸向陽高校を福祉教育の拠点校とし福祉コース(平成25年度)
小見川高校に福祉コース(平成27年度)
成東高校に単位制を導入(平成28年度)
館山総合高校に観光の学びを導入(平成27年度)
多古高校にコミュニティ・スクール(平成24年度)
等々

また、東葛飾高校には平成28年度より県立中学校を併設し中高6年間の一貫教育を実施という内容もありました。

様々な議論を経ての今回の実施プログラムですが、千葉県の教育力が向上するように今後も議論を続けて行きたいと考えています。

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