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2012年7月 3日 (火)

ジェットスター初日から欠航 最大の懸念が早くも露呈してしまいました

今日から成田空港を拠点とするLCCジェットスター・ジャパンが就航しました。
就航を記念するセレモニーは多くの人と報道陣が詰めかけていたようです。

報道によると、成田空港株式会社では、成田空港の運用をさらに高めるため利用の少ない時間帯などに限って着陸料を値下げする検討を行うとのことです。
現在の成田の利用状況では、人気のあるピーク時間帯は過密でありほとんど余裕はありませんが、時間帯によってはかなり余裕があるのも事実です。
既に時間当たりの処理能力も同時離着陸方式の採用により格段に向上しましたが、今後は比較的乗り入れ要望の低い時間帯の活用を検討しなければならないとの指摘があったのです。
LCCが本格的に参入した初日にこのような報道があったのは、成田の戦略的運営が行われている表れでもありますので歓迎したいと思います。

しかし、”まさか初日から”という思いもさせられることとなりました。
遅れが発生して成田へ戻る便が成田空港の運用時間内に到着できないことから、札幌発成田行きの便が欠航してしまったのです。

ジェットスター・ジャパンが設定したダイヤでは、成田空港の運用時間制限(6:00~23:00)が大きな障壁となるとの指摘はすでにありました。
成田ー札幌ー成田ー福岡ー成田ー札幌ー成田と3つの路線を往復し最終便の成田到着予定は22:20。
そして各空港での折り返しは、わずか30分でのダイヤ設定です。

先日開催されたNARITA空港圏青年交流会議主催のパネルディスカッションでも、ジェットスター・ジャパン、エアアジア・ジャパン側から成田空港の運用時間制限についての指摘があり、成田に戻る便が遅れて欠航が出ることになると、利用者に迷惑をかけることとなり結果として成田空港の利便性にも疑問が呈されるとの指摘がありました。

詳しくは今後調査しますが、成田発の第1便から遅れが発生したとの情報もあります。
このダイヤ設定では遅れは許されません。ジェットスター側もそれは認識していたはずです。

しかし、航空機の遅れの原因は空港の運用面での問題が起因する場合もあり、成田空港側としても利用者やエアラインの信頼を獲得する運用をしなければならないことも言うまでもありません。
成田空港は空港周辺や千葉県の発展に大きな影響を及ぼしていることを念頭に、成田空港の運用時間制限のあり方や航空機の定時性確保のために必要な検討を早急に施す必要があると考えます。

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コメント

就航初日から最大の懸念である門限で欠航という事態になってしまい非常に残念です。
メディアでも多々取り上げられ、もう最終便は使わない、また起きる可能性があるから避けた方がいいなどと言われています。

航空会社から求められ、実際に弊害が出たのですからもう何もしないというのは許されるものではありません。
繁忙期までに遅延は認めるなどの緩和をするべきですが、意欲などはあるのでしょうか。
事業が失敗すれば地元から雇用されている人が職を失ってしまいます。


このままではLCCも24時間空港へ興味を示してしまう危険性もあり、実際にエアアジアジャパンは中部などを拠点にする話も出ています。
また、成田に就航するという話もあったエアアジアXは羽田から台湾便を飛ばす計画があるという報道がありました。
まだ定かではありませんが、成田が置き去りにされてしまう可能性はあります。
早急な対策が必要です。


それと、今月からスカイマークの鹿児島便が飛んでいるのでそちらもよろしくお願いします。

投稿: 地元民 | 2012年7月 6日 (金) 01時40分

小池まさあきです。
スカイマークの鹿児島線。LCCの就航で影が薄れていましたね。
スカイ社の搭乗率も気にかかるところですが、成田の国内線定着のためにも利用率向上を訴えていきます。

投稿: 小池まさあき | 2012年7月 7日 (土) 08時24分

空港がいかに便利、身近になっても自分達には恩恵が無いという人達がいます。
そういう人達の認識を変えていくことで、空港を身近に感じ支えていくという考えになってもらいたいです。

投稿: 地元民 | 2012年7月12日 (木) 04時51分

小池まさあきです。
成田空港が地元と密接にかかわっていることは多くの住民が理解しているものと思いますが、地域振興や騒音対策の点になると立場は変わってしまうこともあります。
その土地に将来も住み続けていかなければならない人々の主張は、過去の歴史を踏まえ総合的に判断するともっともな意見であると共感する部分もあるのが事実です。
しかし、空港の浮沈に地域の将来がかかっている以上、歩みを止めることなく進んでいかなければならないと考えています。
LCCも地元に根差す姿勢を打ち出していただいていますので、地元が空港を航空会社を応援しているという雰囲気作りは重要であると認識しています。

投稿: 小池まさあき | 2012年7月12日 (木) 11時21分

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