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2012年7月 2日 (月)

県として成田空港利用率向上を!

今日は県議会の総合企画水道常任委員会が開催されました。
審議する議案はありませんでしたが、午前10時開会の委員会は午前中の時間を延長し午後12時40分まで、そして午後からも続き予想を大幅に超えて終了しました。

今回の委員会では、成田空港関連で来年4月1日から採用される予定の新たな騒音評価指標Ldenの検討状況について、落下物防止対策の視点から北側進入機の脚下げについて、そして昨年10月に成田シャトルとして就航したスカイマーク社の搭乗率について質問をしました。

スカイマークの成田路線の搭乗率があまり芳しくないのは既にお伝えしたところです。
明日からそして8月から就航するLCCによって成田空港が大きく変貌し激しい価格競争が繰り広げられる中で、各社が成田を拠点に今後も発展して行けるようにその課題や問題点を県として把握すべきであるとの思いで質問しました。

今のところ県としては、スカイマーク社の低搭乗率の原因は不明とのことで、「新たなLCCの参入で相乗効果を期待している」との答弁でしたが、成田空港に対する過去の県行政のあり方とは異なる動き、情報取集を求めて行きたいと思います。
ちなみに、スカイマーク社は昨日より茨城空港と沖縄(那覇)を結ぶ路線を8月末まで1日1往復就航させました。成田路線と重なります。
茨城空港では、駐車場無料、東京ー茨城空港間のバス運賃500円など成田とは大きな差があります。その陰に茨城県が様々な支援を実施していることで知られています。
空港としての位置づけが大きく違う成田ですが、今後の利用率向上のための施策について県として検討して行く必要性を感じます。

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コメント

今日からジェットスタージャパンが就航です。
予約はまずまずとのことですが、搭乗率はどのくらいまでいくかが注目されます。
経済誌でLCC特集されていますので、さらに知名度はあがると思います。


東京駅と成田空港を結ぶバスが出来たようですが、記念価格で800円、通常は1000〜2000円の運賃だそうです。
常時1000円ほどで無いと使いにくいかもしれませんね。


次回航空協議はフランスと行われるそうです。
羽田の昼間便も認められる可能性が高いようで、成田の地盤沈下が加速しそうです。
おそらく、イギリスと同じように昼間枠4便と深夜早朝時間帯の限定解除が合意されると思われます。

スターウイングと呼ばれている成田発のエールフランス深夜便は、現地に朝4時頃着くので、早すぎると言われています。
もう少し遅く、23時半くらいに出発できれば利便性は向上するはずですが、成田は門限があり不可能です。
羽田の深夜限定が無くなれば、羽田シフトの可能性があります。
そうなるとエールフランスの成田便は380の昼間便だけになりますが、羽田の昼間がフランス側に2便認められれば羽田で足りてしまいます。

成田のエールフランス深夜便は、エアカレドニアの乗り継ぎにも利用されていますので、羽田シフトすればそちらにも影響がありそうです。
むしろ、既に羽田深夜枠が2便あるので、エアカレドニアもフランス領ということで羽田シフトが考えられます。

日系も当然羽田から飛ばすと思われますので、羽田シフトになれば一日9便ほど減ることになります。
スカイマークの成田拠点380計画にも影響があり、羽田発の330での計画に切り替えるかもしれません。

そうなると、イギリス路線と合わせ20便ほどが失われることになります。
週にして140便、雇用や着陸料などを考えると大打撃です。

地方や海外から乗り継いで英仏両国へ向かっていた旅客も減り、羽田経由になれば、国内線やオーストラリア便にも影響が出ます。
羽田で乗り継ぎが出来るなら、カンタスも成田を撤退して羽田にシフトしてしまいます。

成田の将来性が無いのならば、連鎖的にマイナスが増えていきます。

これを放置することがいいと思いますか?


エールフランスの深夜便を維持するためにも、羽田発のダイヤが発表される前に深夜延長の合意が必要です。
遅くても年内の実現をお願いします。

投稿: 地元民 | 2012年7月 3日 (火) 11時24分

ジェットスタージャパンの初便は満席だったようです。
一方で成田行きは余裕があったと報道されていました。

都内だけでなく、千葉を目的地とした利用者も発掘することが必要だと思います。
成田山への初詣は飛行機でなど企画があると面白いです。


マレーシア航空が成田にA380を飛ばす計画をたてているとのことです。
年明けにはタイ航空も飛ばす予定なので、低騒音機が更に増えます。

エミレーツは380就航の会見で羽田の就航について、これから成田も含め検討するとのことで、まだ少しは時間がありそうです。

成田の発展の為には遅延便の門限後発着だけでも、早急に実現させる必要があります。
重要度は自治体などに認識されているはずですが、全く話も出てこないのは問題です。

投稿: 地元民 | 2012年7月 3日 (火) 23時11分

ジェットスタージャパンの新千歳発の最終便が成田の門限に間に合わず、初日から欠航になってしまったそうです。

機材のやり繰りから明日の運航にも支障が出るおそれがあるという話です。

早速成田のマイナス点が露呈し、次回以降の利用を控えるというインタビューまでありました。

ある意味地元企業でもあるジェットスターが、成田側の都合で打撃を受けてしまってはいけません。
遅延などの離発着は門限を過ぎても行えるようにしてください。

投稿: 地元民 早速恐れていた事態です | 2012年7月 4日 (水) 00時24分

小池まさあきです。
ジェットスター就航初日に欠航便が出たというのは衝撃でした。
「成田のカーフューがなければ」という声があるのも承知していますし私自身LCC就航が新たな成田のステージと受け止めていた立場として同様の思いもあります。
ただ、航空関係者の冷静な意見としては、カーフューの存在を知っていて組んだダイヤですので、エアライン側の責任であるとの見方が大勢のように感じます。
今後習熟することで遅延も減少して欲しいと願っています。
しかし、避けられない遅延に対して空港の受け入れ態勢を今後どのように設定して行くのかという議論が必要であることは、今回の欠航で広く認識されたのではないかと感じています。
県政の中でもそのような意見も聞かれる最近ですので、議論が進むように努めて行きます。

バス運賃ですが、「もう少し安いほうが」という意見は同調します。
しかし、民間レベルでのご努力で新たな運賃が設定されたことは大きな進歩として受け止めています。
何と言ってもLCCもバスも利用者が増加して採算に乗ることが大事で、利用促進に関する努力を県としても真剣に取り組んでもらうように引き続いて要請していきます。

投稿: 小池まさあき | 2012年7月 7日 (土) 08時20分

一分でも遅れたら発着は不可能という現状はなんとかしなければなりません。
深夜延長どころか、遅延すら認める動きが出ないことに焦りを感じます。

日仏間の協議ではやはり羽田昼間枠が2便ずつ認められました。
これは現在の成田の便数と同じです。
このまま進展が無ければ、24時間使える羽田にシフトしてしまいます。


欠航の件は、航空会社側も門限があることをわかった上で設定したダイヤということは確かです。
しかし、門限という制約がある成田に拠点を置き、可能な限りのやりくりで就航してくれたことを考えると、地元側としても協力できることはするべきだと思います。

門限を成田の「欠陥」と捉え、将来性が無い成田よりも関空など24時間使える空港に拠点を移すべきだという意見もあります。
成田を拠点にする予定のLCCの中にも24時間空港を第二拠点にしようとする動きがあります。
地元の対応次第で今後どうなるかが決まってきます。

深夜延長は早急になんとかしていただきたいです。

投稿: 地元民 | 2012年7月12日 (木) 05時01分

小池まさあきです。
LCCは成田で定着できるのか、という不安は多く持っています。
多くはアクセスの問題ですが、運用時間も壁となることは認識しています。
LCCから提案のあるハードカーフューではなくソフトカーフューを求める意見も耳を傾けなければなりません。
ただ30万回合意に対して地元に提案した対策が置き去りになっていることも認識して欲しいと思います。
これは、私自身重い責任を感じているところですので引き続き成田市、県、NAAに対して強く要請を続けて行きます。
と同時に空港の運用の在り方についても成田市、芝山町を中心に議論が進むように努めています。

投稿: 小池まさあき | 2012年7月12日 (木) 11時31分

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