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2012年9月18日 (火)

羽田の国際線拡充は、まさに「蟻の一穴」

今日は私の46回目の誕生日。
Facebookで交流のある多くの方々からは、お祝いのメッセージを頂きありがとうございましたました。
ただ最近感じる事は、既に人生の折り返しを過ぎたと実感する中で、活発に活動できる年数を考えた時、時間が限られてきたという事です。
「若い」と言われ続けて政治に携わってきましたが、既に世の中の中心世代に入っている事を実感していますので、様々な局面で責任ある行動をして行かなければならないと考えます。

20120918_100212 さて、天気の変わり易い1日でしたが、今日は第27回となる千葉県ゆうあいピックソフトボール選手権大会の開会式に出席しました。
今日、明日の日程で成田市大谷津運動公園を会場に開催されています。
開会式直前、心配していた雨が降り出して急遽スタンドへの移動を余儀なくされ、昨年に続いてスタンド屋根下での開会式となりました。
障害を持つ方々が一生懸命にプレーする姿を見ると、「負けていられない」、「自分も頑張らなければ」との思いを持ちます。参加した選手の一生懸命な姿に改めてそのような思いを持ちました。

20120918_153636 また午後からは、成田の経済界が中心となって組織するIR誘致推進協議会の勉強会が成田市役所で開催されました。
千葉県から成田空港周辺を対象として、「カジノ・MICE機能を含む複合施設(IR)」の導入可能性に関する基礎調査委託を受託した三菱総合研究所の幕 亮二氏が講師となり、「IRの現状と将来性、並びに課題いついて」と題した講演が行われました。
カジノの導入に関しては、様々な意見があることを承知していますが、世界の流れを認識し成田の戦略的発展を目指して議論を行う事には大きな意義があると考えています。

ただ、成田の強みは国際空港です。
このIRやMICEも豊富な航空ネットワークを持つ国際空港が存在する事が重要です。
その方向性を認識して合意された成田空港の発着回数30万回は、大きな意味をもつものでしたが、羽田空港の容量拡大に伴う国際定期便についての航空交渉が進む中、成田から羽田へのシフトも鮮明に現れています。
成田と羽田が「ウィン・ウィン」という言葉にどこか安心感を持ってしまっている人が多いように思う昨今です。そんなに甘くないのが経済原理です。

当初羽田の国際線は3万回、それも近距離アジア便と限定する方針でした。
それがずるずるといつの間にか昼間も含めて9万回まで拡大されるのです。
現状の成田の国際便が約18万回ですから、9万回という数字の意味はご理解ただけるものと思います。
私がかねてより懸念していたまさに「蟻の一穴」で羽田の国際便は充実して行く方針となり、現実に各国との航空交渉では羽田枠の争奪戦が繰り広げられているかのようです。

このような現状を行政、政治に係るものが正確に理解して今後の成田の展望を語る必要があると訴えています。

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コメント

先週行われたシンガポールとの航空協議は羽田のみ対象で、昼間時間帯に一日2便ずつ認められました。
深夜と合わせると一日合計8便が羽田から飛ばせることになります。
成田の地元が運用時間延長はまだその時期では無いと言っているうちに、羽田は昼も夜も国際線が飛ばせる体制が整ってきています。
国土交通省も成田の便が減ることを懸念していますが、成田がこのままなら羽田でもいいとなってしまいます。
早急に運用時間延長を実現し、今後は成田の将来性を考慮した交渉をしてもらうなどをするべきです。

想定されていたとのことですが、必要なのは想定ではなく、想定したとしてその結果をどう回避するかを考えるのが必要です。

ヴァージンの撤退の可能性は、一部は羽田に移るだろうとの想定だけでは済みません。
成田空港の航空機などの見学イベントや、公園などを整備する計画もあるようですが、日本では成田にしか来ていないヴァージンがいなくなると観光客も減ります。
ヴァージンが目当てで来る人も少なくないのです。
他にも、成田は世界でも有数のA380が飛来する空港であり、現在運用しているほとんどの航空会社が成田に乗り入れているか乗り入れの計画があります。
羽田からも飛ばせるようになれば機材が縮小し、そちらの魅力も失われます。
観光誘致の計画も、強い空港があってのものです。

運用時間延長以外にもと言われますが、アクセス改善の話題は出ています。
格安バスは好調ですし、成田と羽田の間を結ぶ京成京急の路線も所要時間を10分短縮させるという話です。
短絡線で東京駅と成田空港を30分台で結ぶ計画も具体化し、動き出したそうです。
このようにアクセス改善は進んでいます。
しかし、アクセスを改善したところでヴァージンが移ってしまえばその利用者は例え成田が10分で着けたとしても羽田を使います。
航空会社の引き止めが一番重要です。

今日の日経にも、着陸料の記事と共に深夜延長の可能性について出ていました。空港としては競争力をつける上で大きな課題としているとのことで、理解を得る努力を重ねるとしています。

今はその時期では無いとか他にやることがと言われることもありますが、門限による欠航が多発しLCCが第二拠点を造りはじめたり、24時間使える羽田に移るという航空会社が出始めたりする現状を見れば、今がその時期、最優先課題であることは明らかです。
門限緩和の即時実施と、5時から翌1時くらいまでの運用時間延長の合意は早急に出すべきです。

ヒースロー空港の近くには住宅地があります。
それでも50万回近い発着があり、制限がありながらも深夜の発着も出来ています。
他にも内陸空港で成田周辺よりも住宅が密集していても、成田より機能が上な空港はたくさんあります。
空港物語という世界の空港を紹介する番組を見ればわかりやすいです。

世界に誇れる成田空港を一部住民や議員など、地元の手で潰していくというのには堪えられません。

投稿: 地元民 | 2012年9月25日 (火) 11時34分

小池まさあきです。
いつもコメントありがとうございます。
想定が想定通りとなってしまったとの事はご指摘の通りかも知れません。
言い訳のようですが、私は「羽田の今後に危機感を持つべき」との発信をしてきたつもりですが、努力が足らなかったと言われれば返す言葉もありません。
自民党政権時代では、羽田に昼間も含めて9万回、それもペリマーターを取っ払って国際線が飛ばされるとは考えられなかったと思います。
しかし、現実は現在の状況です。

おっしゃるように成田の戦略的な施策を展開しなければなりません。
私が常にご説明しているのは、「他にやるべき事がある」ではなく、運用時間制限の議論を着実に進めるために「やらなければならないことがある」と言うことです。
空港周辺の首長とエアライン関係者の意見交換も準備が進められています。
スピード感が必要なのは十分理解している中で、私自身も歯がゆさを感じているところです。
しかし、政治的にも責任ある対応が求められますので、着実に議論が進められるように努力して参ります。

「地元民」さんにも今後とも政治・行政関係者に対して広く情報の発信をお願い出来れば幸いです。

投稿: 小池まさあき | 2012年10月 1日 (月) 17時28分

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