昨夜は、成田空港の騒音の影響を受ける成田市内の住民団体、成田空港騒音対策地域連絡協議会(騒対協)の常任理事会が成田市役所で開催され、傍聴させていただきました。
市議会に籍をいただいていたころは、私も常任理事として議論に参加させていただいてきましたが、現在は直接参加していません。
昨年12月に国と空港会社(NAA)から提案のあった離着陸時間の運用の弾力化について大きな議論となっていること、また成田市長が既に国とNAAの提案のうち夜間のみについて認める方針を打ち出したことについて説明を行うとのことでしたので、非常に重要な会議となることを予想し出席したものです。日曜日の夜間に市役所での会議の設定という事がその意味を物語っていると思います。
結果として市長の方針に変化はないものの、騒対協側からは非常に厳しい意見が出ました。
最終的には騒対協から申し入れ書が提出されることとなりましたが、今後も騒音の影響を受け続ける地域の方々への様々な視点による配慮が必要であるとの思いを改めて持ちます。
途中、「県としての考え方は?」と問われ、議論の丁寧さに欠けていることや発着回数30万回の約束として提示した事項が達成されていないことについてお詫びしたところです。
ただ、国際空港として成田空港の発展を目指さなければならず、現状では世界の空港との競争を戦える状況にないという事も私的意見として述べさせていただきました。
内陸空港の宿命を背負っている成田空港ですので、空港の発展には騒音地域にお住まいになっている住民の理解が必要であり、成田市のこれまでの発展がそれらの地域の住民の受忍の上に成り立っているという事を様々な立場の人がり広く認識していただく必要もあると思います。
午後6時に始まった会議は、結局午後10時を回ってようやく閉会しましたが、今後も引き続き様々な議論をしなければならないと考えているところです。
さて、一夜明けて今日は、私が理事長を務める保育園の卒園式、そして職員の送別会などがありました。
我が家の娘も卒園となりいよいよ4月からは小学生です。
卒園式では、お祝いの言葉を述べましたが、保護者の方々には、「子供たちが次代を担えるまでに成長する間、私たち大人が責任を持って行かなければならない」との思いを訴えました。
今後も社会が大きく変化すると予想される中で、責任ある立場となっている私たちの世代がその自負を持って行動していかなければならないとの思いを強くしている昨今です。
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