今日は若干時差ボケを感じる中でしたが、溜まっていた事務処理と地元成田市内での活動を中心に時間を当てました。
各方面からの依頼や行事等への参加の可否についての返信などが滞っていますが、早期にかつ丁寧に対応していく所存です。
さて、私がイギリスから帰国した4日(日)の同日、1989年から日本とウィーンを結んできたオーストリア航空の最終便が成田空港を飛び立ちました。
既に伝えられてきたオーストリア航空の運休ですが事実上の日本からの撤退と報道されており、私もそのように受け止めています。
成田空港の欧州路線は、今回の県議会のイギリス調査団に実際に参加してかつてのように路線が豊富でないことを改めて実感しました。
その大きな原因として欧州への主要路線が羽田空港へ移ってしまったことがありますが、海外から見るとアジア域で今後も航空需要が大きく伸びることが確実視されている一方で、相対的には日本の市場は人口が減少し縮小すると見られており、航空各社の資源の投入が様々に検討されていることもあるようです。
オーストリア航空は既に中国路線に注力しており、巨大な市場である中国の主要都市や地理的優位かつ利用しやすい空港とを幹線化して直行便で結び、欧州から見た場合にまさに一番遠い日本への路線は他社利用の経由便で結べば足りるとの判断があるのではないかと想像します。
一方で同じ島国の首都ロンドンでは、、世界の金融の中心としての成長が今後も見込まれ人口も増加傾向にあることから、世界各地とロンドンを結ぶ路線は堅調で今後も航空需要が伸びると予想していた各機関の自信を感じました。
これは経済のみならず観光面においてもその傾向を強めており、イギリス政府やロンドン市の取り組みが着実に効果として表れていると感じたところです。
千葉県としてまさに成田空港は宝であり、今後も県の発展の牽引役として位置付けて世界の空港との競争に立ち向かっていくような取り組みをしなければなりません。
それには日本が今後もアジア圏域の中で先進主要国としてリーダー的な存在を維持し、かつ経済においても着実に発展する必要があります。
そして2020年のオリンピックを契機に、観光をはじめ様々な目的で世界から人々が訪れる環境を創り上げていくことが重要であり、その玄関口として成田空港の機能強化を着実に進める事が必要であると考えているところです。
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