県の観光キャンペーン交通3事業 厳しい結果も今後に向けて取り組みを強化して欲しいと思います
今日も晴天に恵まれ各地での行事は盛況であったようです。
香取市では、昨日と今日の2日間「佐原の山車行事」がユネスコの世界遺産に登録されたのを祝して、「記念祝賀山車曳き廻し」がお行われ賑わいを見せたとの報道がありました。
成田空港を要する千葉県として、県内各地の観光振興に力を入れているところであり、県内初の世界遺産登録は今後の政策を推し進める上で力強い後押しとなっています。
「北総四都市江戸紀行」として佐倉市、成田市、香取市、銚子市が日本遺産にも認定されたこともあり、特に香取市佐原では外国人観光客が増加しているとの嬉しい報告も受けているところです。
一方で県として取り組んでいる観光キャンペーンで昨年度行った以下交通3事業については、なかなか厳しいものがある報告を受けています
- サンキュー❤ちばフリーパス(鉄道・バスの2日間フリーパス)
- 道路公社有料道路の無料開放(6路線について9月~10月の21日間)
- 「チバストーリー」(高速バスによって成田空港と鴨川方面・銚子方面を周遊 9月~10月の45日間)
このうち「チバストーリー」は、成田空港利用客を県内観光地に誘導し、最終的には民間事業者による本格運行を促すことを目的としたものですが、期間中の全利用者数は1,486名で乗車率は何と8.3%と低迷しています。
このうち成田空港の航空便利用者の割合は334名で22.5%にとどまり、本格運行へのハードルの高さを示す結果となりました。
これらの結果については、県として今後の観光政策を立案・実施していく中で詳細に分析し、課題や問題点を明確にする必要があります。
2020オリンピック・パラリンピックへ向けてまた、その後の訪日観光客増大に向けて千葉県としての取り組みを今まさに果敢に実行していかなければならない時であると感じているところで、取り組みを強化して欲しいと訴えていきたいと思います。
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