空港圏自治体連絡協議会 連携して機能強化の議論を前へ!
年末になると毎年その年を振り返った記事が掲載されています。
それらを読んでみると、既に記憶から薄れてしまっているものも多くあると感じます。
常に新たな事件や事故、そして政治的出来事などが報道される毎日であった今年ですが、新しい年は明るい平和な報道が多い1年となることを願うものです。
さて今日は、成田市役所で成田空港圏自治体連絡協議会が開催されたとの事でした。
内容は、成田空港の更なる機能強化に関するもので、各自治体から意見が出されたようです。
既に本格的な議論が始まって2年を経過し、世界に向けても一定の方向性を出さなければならない時期にあると感じていますが、首長の間には温度差もあるのが事実です。
特に今回の機能強化によって新たに町の多くが騒音直下となる横芝光町では、空港敷地を持ち固定的な税収のある成田市や芝山町、新たに敷地が拡大予定の多古町のような直接的な恩恵がないとして、住民の方々から様々な意見が出ており、現状のままでは機能強化を進めることに反対するような声も聞かれます。
県としても地域の振興策を示す努力を続けていますが、現状ではその具体策にかけているため町としての将来を描くことが出来ないという意見もあるようです。
成田空港は、国としてそして県として世界の国際空港と競争できる環境をつくらなければなりません。
そして結果的に、空港周辺の地域が日本を代表する国際空港の周辺地域として、その特色を活かして他に無いまちづくりを実践できるようになることを私は望んでいます。
過去成田空港では様々な議論がなされてきました。私の住む三里塚地域においても住民の不満の声はいまだに多くあるのが現実です。
しかし、国策が動き出したときにそれに伸るか反るか、地域の将来を大きく左右する事にもなります。
成田空港建設決定から50年を過ぎて、新たな50年の歩みを着実に進めるために、空港周辺自治体が連携しながら議論を前に進めるように決断して欲しいと願うばかりです。
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