文教常任委員会 定時制高校夜間給食の継続を求める請願は不採択
今日は文教常任委員会が開催されました。
午前10時に開会し、終了は午後5時。長引くと予想していましたが案の定という感じでした。
付託された2議案については早々に可決すべきものと決定しましたが、その後の請願の審査で多くの時間を要しました。
内容は、定時制高校の夜間給食の廃止に関するものです。
定時制高校に通う生徒が多様化し、最近ではその役割にも変化が見られています。
また食を取り巻く環境も様変わりしている中で、定時制高校の夜間給食の喫食率が低下しそのニーズにも変化が見られて来たことから、教育委員会では夜間給食の在り方の検討を開始し、一昨年度に2校で、昨年度からは5校で試行的に廃止していました。
そして来年度からは、生活に困窮する生徒に対しては夕食費の補助を行い、引き続き教職員と生徒間のコミュニティーの維持に努める事も配慮しながら、全ての定時制高校で給食を廃止する方向性が示されています。
これに対して議会としても真摯な議論を行ってきましたが、存続を求める請願については今日の委員会において賛成少数で不採択となりました。
長い議論の中で現地の視察を行い検討を重ねてきましたが、定時制高校がかつての勤労学生の受け皿ではなく、その役割自身が大きく変化してきたと強く感じています。
今後もその役割は重要でありながらも、更に変化していくことと予想している中で、これまでの在り方を全て踏襲することは難しいと判断しています。
特に全日制の高校を含めて教育環境を充実させるためには、見直すべきは見直して財政的にも優先順位をつけながら対応していかなければなりません。
私は、教育が国家として最重要であるとの認識のもと、必要な議論に積極的にかかわりながら、時には必要に応じて明確な判断をしていく所存です。
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