成田空港A滑走路の夜間飛行制限1時間延長は2019年冬からが望ましい
こんばんは、小池正昭です。
今日はほぼ1日事務作業に追われました。
2月7日からの定例議会に向けての準備も始めたところで、今期最後の議会にて一般質問に登壇する予定です。
質問の内容について今後詰めて行きますが、これまで毎回質問してきた成田空港については、今回も第1の項目に掲げて臨みたいと思っています。
その成田空港ですが、昨年3月13日に国、県、空港会社NAA、空港周辺市町で構成する四者協議会で、新たな3,500m滑走路の建設とB滑走路の1,000m延伸、飛行時間制限の緩和を柱として、敷地を約1,000ha拡大、最終的には現在の発着容量30万回から50万回を目指すという「成田空港の更なる機能強化」が合意されました。
この中で更に、開港以来成田空港のメイン滑走路として使用されてきている長さ4,000mのA滑走路については、”2020東京オリンピックまで”に夜間の飛行制限時間を1時間延長することも合意されています。
昨年の秋からは、その具体的な実施時期について、”2020オリンピックまで”という解釈に意見が分かれ、国やNAAは安定的な運用をするために「できるだけ早期に」という意向を示し、2019年の冬ダイヤから実施したいと表明、これに対して空港南部の市町からは”2020オリンピックまで”であれば「2020年の夏ダイヤから実施すべき」と強い反対意見が出されました。
現在までその協議は継続中で、結論には至っていません。
この問題は国際空港という特性上、空港の運用を変更する場合に世界的な周知も必要となることから相当の期間前に決定しなければならず、仮に2019年の冬ダイヤ、つまり今年の秋から実施する場合には、遅くても2月の半ばくらいまでが期限ではないかとも言われています。
年が明けてからも国、NAAが中心に協議調整を行っていますが、県としても成田空港の安定的な運用を確保し、もって成田空港と地域経済の発展のためにも「できるだけ早い時期に実施すべき」との基本的な考え方を持っています。
私は、A滑走路に近接した騒音地域に居住しているため、地域の方々からは不満の声も寄せられているところではありますが、「空港の発展なくして地域の発展なし」との思いからも、騒音対策と地域振興策の着実な実施と共に世界の国際空港と競争できる環境を作り上げるため、2019年冬ダイヤから1時間の延長を実施すべきと考えています。
この議論の展開によっては、一般質問の内容も左右されるためその推移を見守りつつ、成田空港の着実な発展のための決定を望んでいるところです。
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