日本の地位低下を許してはならない
こんばんは、小池正昭です。
今年のゴールデンウィーク10連休もいよいよ今日で終わり。
明日からは日常が戻てくるという方が多いことと思います。
私の新しい任期は4月30日から始まりましたが、連休であったため実質的には明日からスタート。
その初日となる明日は、午前中から議会対応で自民党の議員総会となります。
そして午後からは長年公私にわたり共に活動してきた佐倉市の西田三十五新市長に面会する予定。
厳しい選挙戦を勝ち抜き念願の市長となられた西田新市長との様々なお話が楽しみなところです。
さて、先日外資系の航空会社に務める方との会話で感じたことがあります。
それは、現在の世界における日本の現状についてです。
平成のはじめはまさにバブル経済の最終盤。実質的な日本の経済力を正確に表していたとは言えないものの、その後は急激に落ち込み失われた20年とも言える低迷期が続き、世界の主要国やアジア近隣諸国の経済発展に比べてまさに停滞しました。
日本の”力”が相対的に低下したと言えます。
例えば、企業の売り上げや収益など総合的なランキングにおいて直近では世界50位の中に日本企業はトヨタ自動車の1社のみで、ベスト10はアメリカと中国が5社ずつという現実です。
また、世界第3位の経済大国と言われますが、国民一人当たりの GDPは世界第26位で、日本より上位の国が過去30年間で大きく伸びてきたのに対し、日本はこの30年間でほぼ変化がありません。世界 3位の経済力は人口によって支えられているのです。
航空業界の方との話では、現在進めている「成田空港の更なる機能強化」において第3滑走路が完成すると予想される10年後、日本がアジアの中でそして世界の中でどのような位置付けであるのかによって世界各都市とを結ぶ路線の必要性が判断されてくるという厳しい指摘でした。
いよいよ幕を開けた新たな令和の時代、現在も歯止めがかからない少子化と人口減少に直面している中においては率直に受け止めなければならないご指摘ではありますが、日本の国際的な地位向上を目指し私が注力している成田空港の成長と発展も確実に遂げられるように努力を続けて行かなければならない、その思いを改めて強くしたところです。
| 固定リンク
コメント
羽田の中途半端な国際化で成田のハブ機能は崩壊し、かといって羽田は成田の代替にはならずその間にアジアの他の空港にとられてしまうという展開になりつつあります。
実際、デルタは成田のハブ機能を縮小し仁川にハブを移し、日本路線は全体的に縮小して羽田集約の動きを見せています。
ただ、成田が衰退し首都圏全体で見て便数が減ったとしても、羽田だけで見ればプラスなので世論は全く気にしないと思います。
ごねた成田が自滅した自業自得程度にしか思われてないのではないでしょうか?
最近の記事でも、羽田は成長するが成田は衰退するという内容のものがありました。
投稿: 地元民 | 2019年5月17日 (金) 20時57分