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2019年9月28日 (土)

停電解消も未だに光ケーブルはつながらず

こんばんは、小池正昭です。

昨日、日程変更で延期されていた代表質問が始まりました。
自民党からは、当初の内容を一部変更してまずは、今回の台風15号の災害対応や被害への支援などの質問が行われました。
県としての対応は適切であったのか、その検証を求め、被災者への支援に全力で当たるよう強く要請されたところです。

今日の時点で県内にはまだ一部において停電があるとの事です。
そして停電は解消しましたが、電話線、特に光ケールが未だに使用できないという声が多くあります。
私の地元地域でも未だに開通していない地域があり、今の時代、光ケーブルがつながらいないことは非常に不便を感じる事ですので、NTTには早期の復旧を求めていきたいと思います。

さて今日は理事長を務める2つの保育園の合同運動会。
天候に恵まれ、無事にかつ盛大に、そして楽しく令和元年の運動会を終えることが出来ました。

そして、自宅に戻ってみるとラグビーワールドカップで日本代表が何と世界ランキング2位のアイルランドに勝利したとの報道があふれていました。
決勝トーナメント進出への期待感が溢れますが、気持ちを新たにして次の一戦に向けて準備をして欲しいと思います。

 

 

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2019年9月26日 (木)

国家公務員宿舎など206戸 被災者へ無償提供

おはようございます、小池正昭です。

昨晩遅くに届いた情報をお知らせします。

台風15号により県内の住宅は大きな被害を受け、居住の継続が困難な方もいらっしゃいます。
既に県では被災者に対して県営住宅への無償受け入れを行っていますが、財務省より国家公務員合同宿舎、都市再生機構よりUR賃貸住宅の無償提供を受けたとの事で発表がありました。
無償提供される住宅は以下の通りです。

所在地 戸数
千葉市 28
習志野市 45
船橋市 1
松戸市 8
柏市 30
成田市 53
鎌ヶ谷市 17
銚子市 2
印西市 21
木更津市 1
206

使用料:家賃、敷金及び駐車場使用料は免除(光熱水費、共益費は自己負担)
受付開始:9月26日(木)
申込・問い合わせ:千葉県県土整備部都市局 住宅課県営住宅管理班 TEL043-223-3222(土日、祝日を除く9:00~17:00)

 

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2019年9月25日 (水)

住宅被害 一部損壊にも補助の方針

こんばんは、小池正昭です。

秋晴れの中、今日は地元成田市内の幼稚園の運動会に出席しました。
ついつい笑顔がこぼれる幼稚園や保育園の運動会。
ここの所台風被害の対応に追われていたせいか、久しぶりに微笑ましい明るい雰囲気を味わわせていただいたように思います。

さて、県内の住宅被害への支援について、国が一部損壊も補助するという特例の措置が検討されています。
現状では自身での復旧が困難な事例が多くあり、県としてもあわせ支援をしていく必要があります。
具体的な支援策が早期に示され、復旧に向けて行動できるように環境を整えなければなりません。
尚、今後支援を受けるには、市町村の罹災証明が必要となりますので申請手続きをお願いします。

それから常に頭から離れないこと。
先週21日(土)から山梨県のキャンプ場で成田市の小学1年生が行方不明となって5日目となりました。
未だ発見できないことに焦りさえ感じますが、どうにか無事に発見されることを心から、心から願っています。

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2019年9月23日 (月)

台風15号の被害状況 県として国に特段の支援を要請

こんばんは、小池正昭です。

今日は台風17号の影響で強い風が吹き荒れました。
千葉県内の被災地もこの風による被害が出て、停電件数が増加するという事態ともなりました。
また、柏の葉公園総合競技場では強風によりゴールポストが点灯する事故が発生たとの事です。
幸い人的被害はなく、開催されていた試合も再開することが出来たとの事ですが、風による災害を改めて認識する必要があると考えています。

さて、台風15号による被害ですが、特に大きい住宅被害は9月23日16時現在、以下の通りです。

全 壊 100棟 館山市62、鴨川市13、南房総市9、富津市5、千葉市2、他
半 壊 1,266棟 館山市750、鋸南町307、鴨川市88、南房総市70、他
一部損壊 11,201棟 鋸南町1,961、君津市1,160、富津市1,126、香取市917、富里市912、南房総市549、千葉市528、館山市、483、東庄町478、匝瑳市271、鴨川市265、多古町237、他
床上浸水 47棟 山武市14、市川市8、鋸南町7、鎌ヶ谷市7、他
床下浸水 67棟 鎌ヶ谷市15、山武市11、鋸南町9、市原市9、市川市8、他

そして本日も千葉県災害対策本部会議が開催され、今後の対応について被災者への支援や被災地の復旧・復興に対して知事から以下の点についての指示があったとの事です。

  • 住宅被害において一部損壊についても国が支援を検討しているので、県としても協調して支援を行う事業を検討すること
  • 農林水産業への具体的支援策を急ぐこと
  • 農林水産業支援については、今回の災害の特殊性を考慮した特段の支援を国に要望し、県としても協調した支援策を検討すること
  • 被災者への緊急的な融資など速やかに対応すべきものについては急ぎ補正予算編成を進めること
  • 住宅被害の調査及び罹災証明事務を迅速に進めるため、引き続き市町村へ人的支援を行うこと

また、明日24日には、農林水産部が国に対して緊急的な支援を要望する予定となっています。

県民には事務的な手続きが見えないため、早期に具体的支援策を示す事が重要であると考えています。

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2019年9月22日 (日)

生活再建等に関するお問い合わせに「AIチャットボット」で情報提供

こんばんは、小池正昭です。

今日は6時からの家庭倫理の会「おはよう倫理塾」に参加しました。
秋の早朝の心地よさを感じながら1日をスタートできたという感じです。

その後時間を作りお墓参り。
お盆から1カ月振りとなってしまいましたが、親戚の方々がお参りしていただいたようでお花も添えていただいていました。
台風の影響で落ち葉などが散乱する状態でありましたが、奇麗な状態にできたと思います。

さて、台風被害の関係での活動が引き続き続いています。
また千葉県より引き続き様々な情報が流されてきていますが、その中で県は、被災された方々からの生活再建等に関するお問い合わせに24時間自動で対応できるようにするため、国立開発研究法人防災科学技術研究所との協定に基づく協力で「LINE」によるAI技術を用いた「AIチャットボット」による情報提供を明日9月23日(月)9時から開始すると報告がありました。
罹災証明や住家被害認定などの必要な情報を提供するとの事です。

LINEの「友だち追加」機能でQRコードを読み込み「千葉県災害2019」を「友だち」に追加して利用することが出来ます。
QRコードは以下のアドレスにアクセスしていただければ表示されます。
http://line.me/ti/p/@990rsjxw

便利なようでもありますが、LINEという事で利用の範囲は限られるものと思います。
通常の対応もしっかりと行うべきことは言うまでもありません。
様々な対応が必要であるという事での情報提供ですので、ご理解賜りたくお願い致します。

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2019年9月21日 (土)

問い合わせの「復旧漏れ」は本日解消できました

こんばんは、小池正昭です。

昨日、成田市内の停電の「復旧漏れ」の情報をいただきました。
既に成田市は東京電力のホームページ上では停電がないとなっていますが、未だに各地域で数戸単位の停電が続いています。
SNS等でこれまでもお知らせしましたが、各戸の引き込み線や地域のどこかで断線しているあるいは、倒木等の関係で安全確保のために台風直後に電線を切断してその後復旧されていない、など色々なケースがあります。
これは県内各地に存在し、ここ数日は東京電力もその復旧にあたってくれてい入ますが、未だに停電している件数があるのが事実です。

Img_2480 Img_2484 私が情報をいただいたのは成田市の臼作という集落で、倒木により13軒の停電状態が続いていました。
現地で東京電力の方、成田市危機管理課の方と協議。
通電に時間がかかるのであれば発電機のない家には市から貸与することを要請、倒木作業の困難さから自衛隊への支援要請など、具体的に打ち合わせをしました。
結果的には、東京電力の判断で倒木の処理には時間を要しかつ作業が大掛かりになることなどから、現状において各戸への通電を優先する作業を実施していただき、本日夕方までに13戸すべてが通電したところです。

Img_2487 Img_2498 これまでは、「倒木の処理をしなければ電気は通せない」という観点がありましたが、現場の状況、停電の長期化等から臨機応変の判断をしていただいたと思います。
今後も県内で同様の事例があれば、「何を優先すべきか」を考えて作業を実施して欲しいと思います。

後は2次災害を起こさないためにも、写真のような箇所の倒木処理を早期に行ってもらう事が求められます。
地元の市とも連携して対応をお願いしました。

また、知人から住宅の壁が台風の風で飛ばされ困っているとの連絡を受け現地を確認しました。
寝室の外壁の1/3が剥がれ落ち、更に壁が剥がれる危険性があると判断し、急きょ知り合いの大工さんにブルーシートで飛散を防止、また成田市道路管理課の協力も得て一部道路の通行を制限する措置を取りました。
大工さん曰く、本格的に修繕を行う時期はとにかく混み入っていて見当がつかないとの事。
また、加入されている保険組合に確認したところ、担当者を決めて2週間以内に改めて連絡をするとのことで全く迅速さを欠けた対応。
日々、家屋の傷みが進む中で住民の方の心中は大変なご苦労がありますので、引き続き支援をさせていただこうと思います。

今しばらく台風被害の対応に追われると思われる中ですが、明日はなんとか時間を取ってお墓の掃除をしたいと思います。

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2019年9月20日 (金)

政府において激甚災害指定の検討が進んでいます

こんばんは、小池正昭です。

停電について。
既に多くの地域が解消していることとなっていますが、前にもお知らせしたとおり地域の一角、あるいは1軒だけとか停電が解消していない箇所が残ってしまっています。
このブログにも成田市臼作で10軒以上が未だに停電しているとのご連絡を頂きました。
早速、成田市危機管理課にその状況を確認し現在の対応状況などを伺ったところです。
それによると、東京電力には既に要請済みとのことでしたが、改めて私からも早期の対応を強くいお願いしました。

未だに大変な生活を強いられている方々にとって、体力的にも精神的にもとても辛い日々を送っていらっしゃると思います。
何としても地元成田市を始め県内各地域の停電が一刻も早く解消するよう求めてまいります。

Img_2453 そして県議会は、本日10時から本会議が開かれ、日程の変更を決定しました。
その後自民党では、各地域において議員が分担して調査した内容が発表されましたが、改めて今回の被害の大きさを思い知ることとなりました。

政府においては、復旧に係る補助率がかさ上げされる「激甚災害指定」に向けた検討が進んでいるとのこと。
県議会自民党として自民党本部に強く要望したところですが、国の支援を最大限得ながら県としても多岐にわたる被災者支援を責任を持って行うべきと考えています。

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2019年9月19日 (木)

成田市内の孤立住宅 ようやく解消、通電へ

こんばんは、小池正昭です。

今日も成田市内の停電件数が減少しました。
あともう少しという感を持ちますが、依然として停電している世帯があるという現実を受け止め、市内はもとより県内すべての停電が解消されるまで気を緩めず取り組んでいきたいと思います。

Img_2452 Img_2450 特に成田市内で孤立状態にあった大栄地区一坪田の住宅については、ようやく今日の朝から倒木を撤去する作業が始まり、午後には電気工事が始まりました。
群馬ナンバーの多くの工事車両が復旧にあたって頂いていましたが、訪ねてみると今日中に通電できる見込みであるとの言葉に安堵したところです。

また、私の地元地区で空港に近接する南三里塚地域でもようやく通電したとの報告がありました。
なお、通電しても地区内すべてで停電が解消しない場合もあるため、引き続き各地域の細かな情報の収集が必要です。
成田市では、停電軒数も少なくなってきたことから、行政でもその情報が把握できるようになったように思います。
各戸個別の問題があって停電が解消しない場合がありますので、その際は東京電力、または地元の市役所などへご連絡をお願いします。

明日は本会議。当初は代表質問が行われる予定でしたが、災害対応のため前例のない日程変更を決定する予定です。
また、自民党内に組織された災害対策本部において議員が各地域ごとに調査した内容の報告も行われます。
県内各地域の被災状況を把握し、必要な対策を早期に検討して被災された方々に示せるように活動して参ります。

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2019年9月18日 (水)

災害対応で県議会日程を急きょ変更

こんばんは、小池正昭です。

Img_2432 Img_2439 Img_2445 今日は午前中に台風15号による印旛地域の農業被害について説明を受け、自民党会派に所属する他の議員と共に現地視察を行いました。
9月17日10時現在の集計で、県全体の農林水産業被害は合計267億円を超えています。
うち、農業被害は既に250億円超で、印旛地域が110億円を占めるという大きな被害状況です。
まだ被害の全容が明らかになっていないところもあるためさらに被害額は増大すると推測しています。
今後も更に各地域の実情把握に努めていますが、今回の被害は「千葉の一次産業存続の危機」と捉えて、農林水産業従事者の方々への支援に全力で取り組む決意です。

Img_2447 そして未だ停電が続いている地域の方々から行政に対して厳しいご意見をいただいています。
地元成田市内にもその軒数は多く、その情報を伝えて全ての停電の早期解消を求めていきたいと思います。

県議会は開会中で明後日から代表質問が始まる予定でした。
しかし、急きょ本日議会運営委員会が開催され、執行部も先ずは災害対応が必要なことから本会議の日程を1週間遅らせることとし、8つの全常任委員会を1日で同時開催する事など、議会日程の大幅な変更を決定しました。
異例の日程変更ですが、まさに緊急を要する事態にあっては議会としても当然の判断です。

今後も災害対応においては必要な判断が求められますので、議会としてもそして私個人としても復旧と復興に尽力してまいります。

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2019年9月17日 (火)

今この後から、明日からでもできる対応を!

こんばんは、小池正昭です。

停電軒数は減少しつつも「いつ復旧するのか」、「まだ先かと思っていたら復旧した」などのご意見があります。
徐々に問題の箇所が少なくなり復旧作業も進んできていることから、まとまって停電している地区に対しては、行政が主導して地域に入り情報の提供を行うと同時に、住民からの意見や必要な生活支援内容を把握する行動をすべきと考えています。
既にいくつかの市町ではそのような対応が取られていますので、行政としても東電任せの対応に終始しないようにその対応を求めるものです。

私の住む地区の南三里塚では、地域全体がいまだに停電状態。
信号も発電機で動いている状態が続いています。
成田空港は交通が遮断され一時は「陸の孤島」と化しましたが、停電も断水もなく隣接する地域住民が大変な生活を強いられていても普段通りに運用され早期に日常を取り戻しました。
停電が発生してからも変わらず離着陸を続ける航空機を間近に見ながら、南三里塚の住民の皆さんの思いは複雑です。

そして、成田空港に隣接するお隣の芝山町では、町全体で未だに多くが停電状態にある中で、人員不足などもあり成田空港に対応を要請したとのことです。
また、倒木の撤去も東電主導ではなく可能なところは町主導で対応にあたることとして、空港会社にも要請して処理が進んだとのことでした。

このような対応を見て、「電気は東電」という考えから脱却して、改めて行政が被害状況と住民生活の実態を積極的に把握した上で、自ら対応できる方策を見出すべきであると訴えるものです。

そして初動体制が遅かったと指摘されている千葉県の対応。
自ら情報を得なければならないという姿勢が欠如していなかったか、これまでも災害対応で議論されてきた「プッシュ型の支援」が行われてきたのか、疑問を呈さざるを得ない面が多々見えてきています。

今は、どこが悪いとか批判をしている場合ではありませんので、先ずは明日から、そして今この後からでもできる対応を関係機関が連携して全力で当たってもらいたいと訴えます。

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2019年9月16日 (月)

関係機関が連携して早急な復旧、支援を!

こんばんは、小池正昭です。

発災から8日目の夜、今なお停電と断水で不自由な方々が多くいらっしゃいます。
そして予報通り今日は雨が降り、県南部地域では雨量も多かったと報道がありました。
家屋が大きく損傷し、再建の見通しも立たない中で不安な生活を送られている県民の方々へ、行政としてしっかりとした支援をするよう求めています。

ここ数日、成田市内各地を回っています。
全体的には停電は解消していてきているものの、依然として集落全体、あるいは一部の家屋が復旧を待っている状態です。
私からもこれらの細かい情報を市に伝え、東京電力にも直接伝えその早期復旧を要請させていただいています。

Img_2401

昨夜頂いた情報により、成田市内に孤立した住宅があるとの事で現地の確認を行いました。

台風から1週間、集落の最奥にある住宅へ通じる道路が倒木により寸断され、車は当然ですが歩行者も通れない状況となって孤立していました。
畑の中を歩いてお宅に伺ってみると、足の不自由な高齢の男性もいらっしゃってこの状況が伝わっているのか不安だとのことでした。
息子さん夫婦も別棟に居住していたため、停電と断水状態ではあるものの急を要する事態ではないとお見受けしましたが、その不便さは相当なものであると思います。
この状況については成田市そして東京電力へ伝え、とにかく倒木の処理をして孤立状態を解消して欲しいと要請しました。
どちらも「わかりました」との返事ですが、確実に実行することを強く求めたところです。

県内にはまだまだ広範囲で停電している地域がありますが、徐々に回復してきた地域では細かい復旧作業の要請が寄せられてきています。

東京電力、電話会社、そして行政が連携を密に一つ一つの問題解消にあたって頂くように要請してます。

Img_2410 Img_2418 Img_2407 先ほどは鹿児島ナンバーの電気工事の車両群の姿に遭遇しました。

また、君津市民文化ホールには、自衛隊霞ヶ浦駐屯地の部隊がお風呂を、そして富士市と刈谷市kからの災害用トイレも設置されていました。

全国各方面から千葉県への支援が寄せられています。

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2019年9月15日 (日)

台風被害の各地を回って

こんばんは、小池正昭です。

台風15号の被害が明らかになるにつれてその対応に追われ、更新も滞ってしまいました。
停電発生から今夜で7日目の夜となりますが、今なお不自由な生活を強いられ復旧の見通しも不明確な中で、住民の体力的精神的疲労も限界に近いことから一刻も早い電気の復旧と行政によるきめ細やかな生活支援が求められています。

私が地元の成田市で感じたことは、発災後4日経過した時点でも行政が自ら行動して情報の収集に動いていないという現実。
「停電の復旧は東京電力が対応するもの」という、今回の災害の特性がこれまで想定してきた地震災害と異なったことなどが行政としての判断が遅れた要因かとも思います。
停電が徐々に普及してきた中で、残る停電区域はどこなのか、復旧後もなお地区内で残る数軒の停電の状況や、生活支援が必要な住民の安否確認、支援の必要性の有無など細かい情報を自らの組織を使い、あるいは自治会や消防団の協力を得て収集しようとしていない状況があったと思います。

県の対応を見ても、東京電力による発表を鵜呑みにしたため停電が当初は長期化しないと判断したのではないかと想像します。
これは私の地元成田市でもそのように感じるところがあります。

そして何と言っても防災行政無線の有効性が否定されたという事。
住民が頼りにしていた防災行政無線でしたが、聞こえない、何を言っているのかわからない、そもそも全く放送されないなど、多くのご意見をいただいています。
また、通信状況も悪くなりどうにか携帯電話等の充電をしても通信できないなどもありました。
改めて行政としての情報伝達と情報収集の在り方を根本から見直さなければならないと感じているところです。

農林水産業の被害は甚大です。
まさに千葉県の「一次産業の危機」と言える状態で、私の地元では農家の方々から「やめようかと考えている」という切実な声が多く聞こえています。
今回の台風被害のよる農林水産業の損害額は、現時点で約200億円となっていますがこの金額をはるかに上回るものとなることが容易に想像できる状況です。
まず必要なのは、支援の方針を早期に打ち出す事。そして具体的な支援内容を早急に取りまとめて罹災した方々へ情報を届ける事です。
これには、災害時に適用可能な最大限の支援を国、県が連携して行い、市町村とも協力しながら進めていく事が求められます。

先ずは生活支援、そして各産業への支援を求めてまいります。

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2019年9月12日 (木)

停電4日目の夜を迎えました

こんばんは、小池正昭です。

台風15号による大規模な停電と断水が発生し4日目の夜を迎えました。
つい先ほど、成田市内で一人暮らしをする高齢女性宅を訪ねましたが、依然として停電そして井戸ポンプが動かないという中で、ロウソクの小さな灯りで過ごされていました。
情報が得られず、暗く、音はたまに通る車の走る音のみ。
どんなに不安の夜であるのか。
1日も早い停電の解消を望むものです。

千葉県全体の停電件数はほぼ半減しましたが、依然として現時点で30万軒近いという事です。
私の地元成田市内も、日中から夕方にかけていくつかの地区の電気が復旧し、喜ぶ声も聞こえてきました。
しかし、一方で依然として1万軒近くが停電状態です。

日中から夜にかけて各地区をまわりましたが、今回の被害の甚大さを日に日に強くしています。
また、ようやくテレビ報道も現実を伝えてくれるようになり、支援の拡大も見られるようになりました。

Img_2310 Img_2315 たまたま朝に地元の公民館の様子を見に行ったところ、自衛隊習志野空挺団の部隊が集結していました。
まさに東京電力の復旧作業の支援に当たるための準備の真っ最中でした。
今まで他の地域で行われていた自衛隊の災害支援が、私の地元で展開されているという現実を見ることになったのです。
自衛隊員の皆さんの献身的な活動に心から敬意と感謝を申し上げます。

その後、農村部において農業被害を目の当たりにしました。
現在の集計で農林水産物被害は約126億円とされていますが、この被害を大きく上回ると容易に推測できる状況にあると感じました。
ビニールハウス等の施設をとにかく1日も早く修復し、作物を生産したいと復旧に取り組む方、その被害が大きすぎて手のつけようがないと困惑される方、電気がないく乾燥機が動かせないため稲刈りが出来ないと訴える方、様々でした。

Img_2323 そして、夜に入っても倒木を除去しながら電線の修理を行う電力会社の方々。
停電が長引き不満の声が多数寄せられる中ですが、県外からの応援体制も敷かれて、昼夜を分かたず作業に励んでいただいている事実もお伝えしなければならないと思いました。

先ほど県は、今回の台風15号による被害が非常に大きいことから41市町村に災害救助法を適用すると発表しました。
これにより、市町村が行う様々な対応の経費を国と県が負担することが出来ます。
先ずは、停電の解消、そして生活の再建と各産業の復興へと様々な支援をしていかなければなりません。

明日からの9月議会、その責任の重さを感じながら、そして被災された方々の思いをしっかりと受け止めて臨んで参りたいと思います。

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2019年9月10日 (火)

鉄道、高速道路は再開するも依然として県内は混乱が続いています

こんばんは、小池正昭です。

台風15号による被害が徐々に明らかになってきていますが、特に千葉県内の被害は甚大です。
鉄道の多くが運行を再開し、高速道路も開通しました。
これにより成田空港の大混乱も収束してきたとのことです。

しかし、県内各地の一般道路では依然として通行に支障のある箇所が多数存在し、また広い範囲で停電が続いていること、停電に伴い水道や井戸水による給水も止まっている地域があり、経済活動と県民生活に多大な影響を与えています。

東京電力では、千葉県内の全ての電気の復旧が12日(木)頃までずれ込む可能性を示唆しているため、地域によってはそれまで不便な生活を強いる可能性があります。

これに対して各行政及び関係機関においては、適切な対応が求められ必要な情報を正確にかつ適時に発信する必要がありますが、私の感じる限り一部において適切さに欠けると思われるものもありました。

私の住む地域でも停電、そして断水が発生し、改めてライフラインの重要性を認識することとなりました。
幸いにも電気は朝方復旧し水道はお昼過ぎに通水しましたが、水道の使用量が一気に上昇し再び断水のおそれを回避するために現在水圧を下げざるを得ない状態であるとのことで、引き続き水の出が悪い状態も続いています。
皆様の地域でも、水道が復旧した際には、節水を心がけていただくことをお願いいたします。
なお、断水が続いていると水道の水栓が開けっ放しになっている可能性もありますので、ご注意いただければと思います。

農業被害も甚大であり、経済損失も大きなものとなることが予想される今回の台風15号の被害。
1日も早く県民生活が通常のものとなること、そして損失した被害に対して今後必要な支援を求めて参りたいと思います。

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2019年9月 9日 (月)

台風15号の爪痕と被害状況

こんばんは、小池正昭です。

Img_2260 Img_2262 Img_2268 凄まじい暴風雨で千葉県を駆け抜けた台風15号の影響で、千葉県内は多大な被害を受けました。
各地で観測史上最大の瞬間風速を記録し、倒木、屋根や家屋の一部の飛散や倒壊、道路の冠水によって交通が遮断されました。
朝の時点で全ての鉄道が運休、そして各高速道路も通行止めとなり、現時点(18:10)においても、千葉県内の鉄道は多くが未だに運休し、高速道路でも多くで通行止めが続いています。

また、台風の接近に伴い停電エリアも徐々に拡大し、千葉県内は60万世帯以上、私の地元成田市も日中に比べ僅かに数は減ったものの現在時刻(18:10)において未だに26,100世帯で停電が続き、市民生活に大変な不便さを強いています。

この停電と鉄道の運休、高速道路の通行止め等により、成田空港の地上交通が麻痺し「陸の孤島」状態に陥っているとのことで、私の地元成田市は大混乱の状況が続いています。
この停電に対して東京電力では、復旧に努めているとのことですが復旧の見通しが立っていないとのことです。

東京電力 停電情報 http://teideninfo.tepco.co.jp/flash/index-j.html

今後被害状況が徐々に明らかになってくると思われますが、農作物被害も甚大になると予想され、県としてもその対応が求められることとなります。

停電状態で夜を迎えることとなるかと思いますが、各行政からの情報を把握していただき安全に過ごしていただくことを願うばかりです。

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2019年9月 5日 (木)

かつての第二東京湾岸道路計画 再始動 

こんばんは、小池正昭です。

今日は道路関係についてご報告。
千葉県では、湾岸地域において交通渋滞が慢性化し経済活動の中心でありながらその損失も大きいと指摘されています。
また、千葉県の死傷事故数の4割が湾岸市域で発生しているという現実もあり、更に今後も周辺開発に伴って交通需要の増大が見込まれています。

かつては、市原市と東京都大田区間50kmを結ぶ第二東京湾岸道路が計画されましたが、堂本暁子知事が就任してから路線の必要性は認めながらも計画地である三番瀬の埋め立てを白紙撤回したため、計画自体が凍結状態となっていました。
しかし、千葉県として、また県議会自民党としても東京第二湾岸道路の必要性を粘り強く継続的に訴えてきたところで、ようやく昨年から具体的な動きが復活してきたところです。

そして本年3月、国土交通省、千葉県、千葉市及び東日本高速道路(株)の4者で千葉県湾岸地区道路検討会を設置し、その下部組織として具体的な検討を行う幹事会が去る9月3日に開催され、以下の内容が協議されました。

  • 千葉県湾岸地域の交通課題
  • 周辺環境の配慮すべき検討上の課題
  • 千葉県湾岸地域のポテンシャルと課題
  • 今後の進め方について

計画ルートなどについてはまだ具体的になっていませんが、第二東京湾岸道路計画の再始動として位置づけられるものであり、今後具体的な手続きが進むことを期待するのものです。

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2019年9月 2日 (月)

羽田空港国際線増枠の配分が決定 成田空港は路線の維持・拡充を! 

こんばんは、小池正昭です。

今日は9月議会の一般質問の準備。
現在想定している内容について執行部から説明を受けました。
今日の時点では、以下の4項目についての質問を予定しています。

  1. 成田空港について
  2. 児童虐待防止対策について
  3. 教育行政について
  4. 農業問題について

成田空港については、来年3月の羽田空港の国際線枠増枠に伴う成田空港と千葉県の政策に与える影響や、成田空港の更なる機能強化に伴う空港周辺地域の振興策(仮称)実施プラン策定の作業状況、成田空港活用協議会の今年度の取り組みなどを問う予定です。
特に羽田空港の国際線増枠について、今日、国土交通省からその配分が発表されたところです。
これによると1日当たり50便の配分は以下の通りです。

  本邦航空会社 相手国航空会社
米国 12便 12便
中国 4便 4便
ロシア 2便 2便
豪州 2便 2便
インド 1便 1便
イタリア 1便 1便
トルコ 1便 1便
フィンランド 1便 1便
スカンジナビア 1便 1便
合 計 25便 25便

 

この中でロシアは羽田からの新規就航、インドについては増枠分の1便と更に深夜早朝枠でもう1便配分、スカンジナビアについては、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの3カ国で1便配分されます。

羽田空港の路線が充実していく一方で、成田空港からの撤退や減便も予想され、地元としては成田空港のネットワークの維持と将来に向けた路線の拡充を求め活動していかなければなりません。
これに対して県当局としては、成田空港の航空需要は今後も伸びていくとの判断です。
しかし、世界レベル特に東アジア地域における空港間で競争があることを認識し、そして全国に例のない大規模内陸国際空港を有する千葉県として、空港を成長・発展させていく行動をより明確に示し、世界各都市との豊富なネットワークづくりに注力すべきと考えています。

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2019年9月 1日 (日)

由緒ある三里塚記念公園の貴賓館 雨漏りしている状態 市の対応を要望します

こんばんは、小池正昭です。

今日から9月、そして防災の日。
昨今は様々な災害への対応が求められていますので、私の活動においても防災、減災に取り組んで参りたいと思います。

Img_2187 さて、今日はまずボーイスカウト成田第1団育成会で三里塚記念公園の貴賓館敷地内の草刈り。
2か月半ぶりという事でこの間に伸びてしまった草を刈りました。
とは言っても次の予定のため私の作業時間は実質40分ほどで、あとは保護者や指導者の方々にお任せとなりました。
ご参加いただいた皆様、熱い中の作業お疲れ様でした。

この三里塚記念公園、改めて園内の施設などを見てみると、その整備と管理が十分でないと感じました。
特に上皇陛下が皇太子殿下時代にご宿泊、その他の皇族方もご宿泊されたことのある由緒ある貴賓館は、現在雨漏りが発生し随所に傷みが見受けられ、茅葺の屋根の状態や棟瓦も正直言ってひどい管理状況であると感じます。
私自身もこれまで改修の必要性を継続的に訴えてきたところですが、地元にいながらその実現に至っていないことに責任の一端も感じたところですので、管理している成田市に対して、その対応を強く要望していかなければならないと思います。

Img_2191 そしてお待夜祭2日目。
午前11時からは、宗吾霊堂で佐倉惣五郎様を偲び大般若経六百巻転読大祈祷会が厳修されました。
その後午後1時には屋台も出発。
例年であると雨の心配をするところでしたが、今年の天気は真夏を感じるほど。
天候に恵まれた令和元年のお待夜祭であったと思います。

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