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2020年3月28日 (土)

デルタの最終便が離陸 寂しさを感じつつも成田空港の機能強化を前へ

こんばんは、小池正昭です。

新型コロナウィルス関連、本日森田知事の会見が行われ、千葉県内で初の死亡を公表しました。
そして、先ほど午後8時から本日2度目の森田知事の会見が行われ、東庄町の障害者福祉施設「北総育成園」の職員と入所者合わせて58人の感染が確認されたと発表されました。
まさに規模の大きな「クラスター」が発生したと言える状況となってしまいましたが、国の想定を遥かに上回る感染拡大状況となっていることに危機感を覚えます。
既に言われている通り、ヨーロッパやアメリカと同様に爆発的な感染拡大となるのかどうか瀬戸際の状況にあることを認識し、皆様には感染防止のためのご協力と不要不急の行動の抑制をお願い申し上げます。

さて、成田空港の歴史と共に育ってきた私としては、今日は一つの時代の終わりと今後の成田空港の行く末を案じる1日でもありました。
それは、成田空港の開港以来、圧倒的な発着枠を持ち真っ赤な尾翼の多数の飛行機が目立っていたノースウエスト航空ですが、その後現在のデルタ航空に統合され、これまで第一ターミナルの多くを占有し、自国以外で唯一の格納庫まで保有してその存在感を保ってきましたが、明日からの羽田空港の国際線増枠にともない成田から撤退、本日成田発の最終便が離陸しました。

かつての成田空港は、アジアにおける日本の経済力を背景に世界各地からネットワークが張られ、アジア圏域のハブ空港としての地位を保ってきました。
特にアメリカ企業においては、戦後のアメリカ優位の航空政策によって成田空港の発着枠の多くを占有し、また第3国への以遠権をもって、日本の空港でありながらアメリカの空港でもあるかのように使用されてきました。
これは、国際空港としての成田空港の発展に大きく寄与してきた側面があることも理解しなければなりません。

しかし、アジア各国の経済成長と航空機性能の向上により航続距離が延伸、更に使い勝手の良い先進の大規模国際空港が近隣アジアに台頭したこと、特にアジアにおける日本の相対的地位の低下などにより、航空業界のアジア戦略は変化してきました。
そして日本の空港政策の大転換によって、羽田空港の国際線枠の増枠が徐々に拡大し、成田空港の国際線が羽田へ移るといういわゆる「羽田シフト」が発生しました。

そして既に明日からの羽田空港の更なる国際線増枠によってデルタ航空は成田からの撤退を決定していましたが、新型コロナウィルス感染拡大で欠航が相次ぐ中、式典などは一切行われずにその最終便が成田空港を離陸しました。
私としてはこのデルタ航空の最終便の離陸に寂しさを覚えるものです。

しかし、新型コロナウィルスで厳しい状況の航空業会であり、成田空港としても非常に厳しい2020年となっていますが、将来を見据えて必要な施策を展開していかなければならず、これ以上成田空港の地位低下を招かぬように、新たな滑走路整備を含む「更なる機能強化」を着実に進めていかなければなりません。
慣れ親しんだ尾翼が地元で見られない残念な気持ちはありますが、やるべきことを確実に前へ進めて成田空港の発展を目指してまいります。

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