成田空港関連の1日
こんばんは、小池正昭です。
議会は委員会日程に入りましたが、委員長を務める県土整備常任委員会は16日(水)の予定のため、今日は地元にとどまり活動させていただきました。
午前中は航空関係の方々と意見交換。
現状の空港の状況や機能強化と地域の在り方などについて様々な視点からお話しさせていただきました。
また今後の見通し、特に予約状況などについても話題となりましたが、ここの所のコロナウィルス新規感染者数の増加で復調傾向であった国内線の予約でもキャンセルの動きが出始めているとのことでした。
そして突如発表されたGoToトラベルの全国を対象とした年末年始の一時停止措置。
停止すべきとの意見が多かったわけですが、いざ総理が停止の判断をするとまたそれに対して一斉に批判が噴出しています。
この経験したことのない感染症との戦い。
国民の”命を守る”ためには、経済活動も重視しなければならず常に難しい判断となることを理解しなければなりません。
明日以降もGoToトラベル一時停止のニュースが大きく報じられると思います。
航空業界にとっても期待を寄せていた年末年始でしたが、キャンセルなどの対応に追われる年の瀬となりそうです。
午後からは成田空港周辺の騒音地域住民で組織する「成田空港騒音対策地域連絡協議会」の常任理事・監事会議に顧問として出席しました。
国、県、成田市、空港会社NAAも出席しての会議で多くの議題がありましたが、県の策定した地域振興の指針ともいえる「実施プラン」の実効性について指摘する意見もありました。
これまでの行政や関係機関の取り組みがそのような不信感を招いていると思います。
私自身も一部懐疑的な思いを持っていますが、県政に直接携わる身としては同じ轍を踏むことのないように関係行政に対して実効性のある施策展開を求めて参りたいと思います。
また、成田市小泉地区において清掃工場の新設を決定した際に、清掃工場の稼働と同時期に整備する予定であった「温浴施設」が、清掃工場の稼働から8年経過してもなお事業に着手できていない現実に対して、成田市の対応に大きな不満の声も上がりました。
市としても用地問題で難航し非常に難しい対応となっているという現実はありますが、大きく遅れているという事実に対しては、批判も真摯に受けなければならないという事かと思います。
今後、空港の更なる機能強化と同時に様々な地域振興策も実施していかなければなりませんが、地域との約束を実施していく中で、行政としての対応の難しさも改めて実感した次第です。
私としては、成田空港の拡張と滑走路新設を着実に進めると同時に、道路、鉄道のアクセス向上、そして周辺地域の振興策について引き続き最大の課題意識を持って取り組んで参ります。
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