歴史を辿る機会となった成田空港開港記念フェア
こんばんは。
今日は、成田空港開港記念フェア2022 in イオンモール成田のセレモニーに出席しました。
昨年に続いて2回目の開催です。
開催に当たっては、元成田市副市長で現在は海上保安庁の国際刑事課長を務めている小幡章博氏のご尽力があります。
成田市を離れても成田空港を盛り上げるために関わっていただいていることに、心から感謝申し上げます。
ところで成田空港は開港して今年で44年が経過しました。
本来は44年前の3月30日を開港日としていましたが、その4日前の1978年3月26日に空港反対派の活動家らによって管制塔が襲撃され多くの機器が破壊されるなどしたため、3月30日の開港が困難となってしまいました。
管制塔が受けた被害は甚大なものでありましたが、その後僅か2か月足らずの5月20日に念願の開港を果たしたという忘れられない歴史が存在しています。
そして開港記念フェアの会場となったイオンモールは、成田空港の開港に大きく寄与した土地の上に立地しています。
当初は空港建設の資材置き場としての役割を担い、また、激しい反対運動により千葉港からの航空燃料パイプラインが完成していなかったため、開港するにあたっては暫定的に航空燃料を貨車輸送する手段がとられ、その貨車輸送の基地として貢献しました。
その後、パイプラインの完成と共に貨車輸送基地としての役割を終えて、区画整理事業によって造成整備が行われてキーテナントとしてイオンモールが立地し、現在では成田市の商業的拠点を形成するに至っています。
この地の現在の住所名称は「ウイング土屋」。
まさに空港と共に歩んできた土地であることを物語っていると思います。
最近ではこのような歴史も薄れている感もありますが、新たに3本目の滑走路の建設や空港の敷地を倍に拡大する「更なる機能強化」を進めている現在、開港記念を祝うにあたり改めてその歴史も振り返りながら将来への希望と期待を持って行きたいと感じたところです。
来年は開港45周年の節目。
コロナ禍の影響から立ち直り、成田空港にも賑わいが戻って開港記念をお祝いしたいと願うばかりです。
千葉県議会議員 小池正昭
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