こんばんは。
一昨日から所属する環境生活警察常任委員会の視察でに参加し、つい先ほど帰宅しました。
初日は、羽田空港から空路新千歳空港へ。
バスで移動して、初めの視察先は札幌市内の北海道立総合体育センター(北海きたえーる)。
千葉県では、令和元年の台風で総合スポーツセンター体育館が被害を受け、その後から現在まで利用を休止していますが、いよいよ令和10年中の供用開始を目指して具体的に動き出すため先進事例の一つとして視察を行いました。
北海きたえーるの概要は以下の通りです。
規模は東北以北最大を誇り、メインアリーナは3,886㎡、収容人員10,000人、バレーボール、バスケット、テニスであれば4面、バトミントン、卓球では20面が確保可能です。
ちなみに年間稼働率は88.6%と高い利用率です。
サブアリーナでもバレーボール、バスケット、テニスであれば2面、バトミントン8面、卓球10面が確保可能。
その他にも武道場、弓道場、トレーニング場、研修室も併設され、オープンから20年以上経過していてもなお充実した設備であると感じました。
この施設をはじめ、他の先進事例を参考にしながら千葉県を代表する体育館の建設に向けて、議会側としてもしっかりと関わっていきたいと思います。
2日目の昨日は、支笏湖ビジターセンターでの環境への取り組み。
ゼロカーボンパークに登録され、環境省と千歳市、そして民間によるエリア全体での脱炭素への取り組みの説明を受けました。
国立公園という位置づけもあって先進的な取り組みが目立ち、千葉県の取り組みとの単純な比較は難しい面もありましたが、社会全体が脱炭素に向けた取り組みを進めるためにも、改めて行政の役割の重要性を感じたところです。
午後からは、北海道博物館でその運営などについて説明を受けました。
また、隣接する「北海道開拓の村」を見学。
明治から昭和初期にかけて建築された北海道各地の建造物が54.2haの敷地に移築復元・再現されている野外博物館です。
千葉県では「房総の村」がありますが、その維持管理の大変さは共通のようでした。
しかし、貴重な歴史や文化を伝承し教育目的にも活用されるべき施設として、行政はその責任を果たさなければならないことを感じた次第です。
3日目の今日は、特殊詐欺抑止対策について北海道警を視察。
ちなみに、千葉県における令和4年度9月末の被害は1,024件、21億3千万円で昨年を上回っている状況にあります。
千葉県ではオレオレ詐欺が最多ですが、北海道では架空料金請求詐欺が最多であるという特徴の違いが見られましたが、これは、首都圏にある千葉県と北海道という地理的な条件の違いが犯罪組織の手口に差異をもたらすとのことでした。
つい先日、函館市で高齢女性が被害にあいましたがその額は1件で何と1億5千万円とのこと。
その手口や被害者本人とその家族の思いを察すると、許すことのできない犯行に怒りを覚えます。
これまでも特殊詐欺を防ぐために様々な取り組みがなされてきていますが、引き続き広報啓発と、金融機関やコンビニエンスストア、宅配事業者等との協働を強化して犯罪抑止に努めなければなりません。
皆様にもご協力をお願いいたします。


その後、完成間近の「北海道ボールパーク」の建設現場へ。
北広島市において官民連携で進められてきたボールパーク整備がいよいよ最終版を迎えていました。
32haという広大な敷地に「世界がまだ見ぬボールパーク」というコンセプトが掲げられ、600億円が投じられるこのビックプロジェクト、都市づくりという視点においても引き続き興味を持っていきたいと思います。
若干の疲れも感じますが、この週末も精力的に活動して参ります。
千葉県議会議員 小池正昭
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