こんばんは。
今日はまず空港関係の打ち合わせ。
内容としては、成田空港における保育サービスの問題についてでした。
あらゆる業種での人材不足が問題となっていますが、航空関係でもその懸念が大きくなっています。
成田空港関連でもコロナ禍により多くの人材が流出し、復職する方が少ない現実があります。
航空会社でも今後の航空需要回復への対応や中長期的な戦略からも人材の確保と育成が大きな課題となっています。
現在進められている成田空港の更なる機能強化では、空港規模が倍になることもあり将来的にさらに多くの人材が必要となります。
空港内で働く人の数は、コロナ禍前で4万3千人。発着回数50万回を目指す「成田空港の更なる機能強化」では、将来的に7万人の空港内従業者が必要であると試算されています。
これに対して県をはじめ関係機関では、成田空港の発展の鍵が”人財”であるとしてその課題意識を強く持っていますが、この課題解決は現実的に容易ではありません。
そこで、これまでとは違う発想や取り組みによって就業場所として魅力ある空港、働きやすい空港づくりによって、新たに人材を確保していかなければなりません。
特に空港という性格上、女性が働きやすい環境をつくる必要があり、その中の一つとして保育サービスなど子育て関連のサービスも充実していくことが求められています。
空港会社NAAは、2004年に第2ターミナル内に年中無休の”保育ルーム”を開設しました。
この施設によって一定の効果が発揮されている事実はありますが、空港という就業時間が早朝から深夜に及ぶ特殊な環境と就業意識の変化などによりニーズに対してサービスがマッチしていない、また認可外のため利用料金が高いなど、多くの意見があります。
私としても成田空港の発展によって雇用を増大させ、地域経済を成長させる政策を訴えている立場として、空港関係職員の就業環境の改善と付帯するサービスの充実が必要であり、特に「女性が働きやすい空港No.1」を目指すべきと考えていますので、引き続き課題意識を持ちながら地元成田市や県、そして空港会社、関連企業の皆さんと連携しながら「働きやすい成田空港」、「働きたい成田空港」の実現を目指して、全国的にも先駆けた施策展開の実現も視野に活動して参りたいと思います。
午後からは、学校法人東京聖徳学園 創立90周年記念式典に出席。
聖徳学園は、1933年に幼児教育、女子教育の充実を掲げて東京新井宿に創設されました。
以来、現在では松戸市を拠点として、大学院、大学、短期大学、付属小中高校を擁する一大総合学園として発展してきています。
激動の時代を乗り越えてきた歴史の上に、聖徳学園が未来に向けて更に発展されることを祈念申し上げます。
その後は松戸市からJRで成田に戻り、車で移動して香取市内のお通夜に参列。
故人様の心からのご冥福をお祈りして焼香させていただきました。
そして夜は千葉市内での懇談会。
様々な意見交換をさせていただき有意義かつ貴重な時間であったと思います。
さて、明日から3連休という方も多いことと思います。
イベントなども多く予定されていますので、積極的に多くの方々と触れ合う機会も取って参りたいと思います。
千葉県議会議員 小池正昭
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