木更津市での祝賀会 有機農業の取り組みを進めるべき
こんばんは。
振替休日となった今日は叙勲祝賀会出席のため木更津市へ。
昨年秋の叙勲で、旭日単光章を受章された安藤一男さんのお祝いでした。
安藤さんは、木更津市農業委員に就任され平成20年からは木更津市農業委員会会長を務められて、かずさ地域を代表して千葉県農業会議常任会議員、そして農業会議が改組されてからも常設審議員として15年の長きにわたり優良農地の確保と適正利用や農業の振興にご尽力いただきました。
平成29年から一昨年までは、千葉県農業会議の副会長を務められ、プロの農業者の視点を持って農業委員会系統組織の円滑な運営にお力を発揮されました。
安藤さんからは私自身、常設審議員そして農業会議会長に就任してからも多くのご指導を賜りましたことは感謝に絶えず、今日の祝賀会にお招きを頂き、直接御礼とお祝いを申し上げることが出来たのは、大変光栄に感じた次第です。
安藤さんには、今後も地域農業をけん引していただくとともに、千葉県農業の発展にも引き続きお力添えを賜りたいと思います。
この祝賀会には衆参国会議員も出席していましたが、衆議院の浜田靖一国会対策委員長、参議院の石井準一国会対策委員長が席を並べていました。
衆参の国会対策委員長が同一県から選出されているということは非常に珍しいことであり、国政の場における千葉県の存在感を感じたところです。
また、久しぶりに渡辺芳邦木更津市長とお話しする機会となりましたが、全国的にも注目されている「オーガニックシティきさらづ」の取り組みについて貴重なお話をお伺いしました。
木更津市では様々な取り組みを展開していますが、”経済を回す食育プロジェクト”として、学校給食に有機米を使用しています。
平成28年には「木更津市産米を食べよう条例」も制定され、令和元年度から5名の生産者の協力により1.8haで無農薬米の栽培がスタートし、令和7年(2025年)には有機米の学校給食への提供が100%達成できる計画が進行中です。
私も有機農業に関する取り組みを進めるべきとの基本的政策を持っていますが、地元成田市においても先ずは木更津市と同様に学校給食での地元産有機米を積極的に使用すべきであり、更に大消費地の東京都内の需要を見据えて生産力の拡大を目指すべきと考えています。
そして千葉県においても、県内各地における有機農業の取り組みを支援し、付加価値の高い農産物の生産により農業者の所得向上を目指すべきであると考えます。
現在農水省では、みどりの食料システム戦略に基づき”オーガニックヴィレッジ”宣言を行う市町村を拡大する取り組みを行っています。
地元の成田市でもこれまでの働きかけにより、その動きが出てきたとのことで大いに歓迎しているところであり、今後の具体的な取り組みに期待しています。
一方で、農政の重要な役割を担う広域自治体としての県としても先導する立場になくてはなりません。
木更津市での叙勲祝賀会でしたが、有機農業について多くの刺激を頂くことが出来ましたので、県議会の場において今後の政策に位置付けて、有機農業の更なる進展に向けて活動して参りたいと思います。
千葉県議会議員 小池正昭
| 固定リンク
コメント