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2024年5月 3日 (金)

77回目の憲法記念日

こんばんは。

今日は憲法記念日。
1947年(昭和22年)5月3日の現行憲法施行から77年が経過しました。
ちなみに憲法の公布は、その半年前ですので1976年(昭和21年)11月3日です。

当時、新しい憲法を”いつ施行させるのか”という議論があり、公布から施行まで6カ月を想定しています。
5月1日がメーデー、5月5日が端午の節句ということで施行日を5月3日とし、公布の日はを明治天皇の誕生日で明治節の11月3日に定められました。
この明治節が公布日となることに、当時の中国から異論が発せられた事実もあります。
しかしアメリカ側は問題視することなく11月3日の公布、半年後の5月3日に施行され現在に至っています。

この77年間、日本国憲法は一度も改正されていませんが、私は、憲法は”変えないもの”ではなく、必要に応じて”変えるべきもの”であると考えています。
実際に世界各国において憲法は改正されている事実があります。

戦後から現在まで、我が国の経済、社会、そして安全保障環境、そして何よりも国民生活は大きく様変わりしてきました。
国民の意識にも大きな変化があり、まさに”多様”な社会となってきたと思います。
最近では、災害リスクも政治的に大きな問題であり、我が国が世界の情勢変化に対応しながら独立国として繁栄していくため、何よりも国民が豊かで平和な生活を享受できる環境を創り上げていくためにも、現行憲法の矛盾や不足を是正すべきであると考えています。

世論調査によると、憲法改正の必要性について多くが認識を持っているものの、最も多いのが態度を明確にできない意見であり、国民的な議論になっていない現実を表していると受け止めています。
過去、憲法改正についての勉強会等を開催した際にも、市民の積極的な参加がみられず、一部の理解者の参加のみで終わってしまった経験もあり、国民的な議論の盛り上がりがない現実を目の当たりにしてきました。

しかし、無理な憲法解釈を続けるのではなく、必要な改正を必要な手続きに沿って適時に行う、そのような環境を整えていくべきであると考えています。
ちなみに私が必要であると感じる改正点は、前分の表現の変更と自衛隊(名称の変更もあり)の明記、緊急事態条項の追記です。

これらに様々な御意見を持たれる方もいらっしゃると思いますが、議論を深める環境が求められていると考えています。

千葉県議会議員 小池正昭

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