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2024年7月13日 (土)

日韓友好議員連盟の視察から帰国

こんばんは。

Img_1296_20240715152501 Img_1311_20240715152501Img_1293 今日まで2泊3日で日韓友好議員連盟の視察に参加し、先ほど帰国しました。
初日は、まず到着後に仁川国際空港を視察。
仁川国際空港公社から説明を受けました。

仁川国際空港は、2001年に開港し既に23年を経過していますが、現在第3段階の整備が行われていて常に世界最新の国際空港であり続けています。
その背景には、国家プロジェクトで空港づくりを進め、言い換えれば国家の威信をかけて事業を展開しているということがあると感じます。

滑走路は4本を備えて24時間運用、旅客数はコロナ禍前には7千万人を超え、貨物取扱量は香港に次いで世界2位を誇ります。
今後も仁川の戦略は、世界の航空市場を見据えたものとなると予想しますが、航空政策で後れを取っている日本として「成田空港の更なる機能強化」を国家プロジェクトとして推し進める必要性を国の関係機関が横断的に再認識し、アジアの主要空港との激しい競争に立ち向かえる空港づくりを進めるべきであると強く感じました。

Img_1323 Img_1325 続いて、今年3月に空港近くに開業したIR(統合型リゾート)「INSPIRE」を視察。
その規模や技術などは日本では見ることができない域にあり、国際空港を核とした戦略が着実に進行していることを目の当たりにしました。
カジノを含めたIR施設について日本では、大阪での計画が進行中で2030年頃の開業を目指した動きがあります。
かつては千葉を含めて複数の自治体が積極的な活動を展開していましたが、中国系企業の誘致活動での不正な動きやその後のコロナ禍もあって最近の日本国内では議論が低調です。

しかし、今後再びIR誘致の機運が高まるとも予想しているところで、特に国際空港の整備に合わせて周辺地域の在り方を検討する際には、その選択肢として排除すべきでないと考えているところです。

成田空港は、仁川国際空港と姉妹空港の関係にありますが、現状その差は大きく学ぶべき部分が多いと感じたところです。
「成田空港の更なる機能強化」は、その差を埋める絶好の機会と捉えなければなりません。
引き続き我が国の航空戦略の遅れを取り戻し、日本の成長と発展に寄与する空港づくりが成田において進められるように発信して参ります。

Img_1349 Img_1377 視察2日目の昨日は、まず日本大使館を訪問。
實生泰介総括公使から、日本との経済関係や韓国国内の政治情勢、経済情勢、少子化問題、安全保障などの説明を受けました。
その後、多くの質問にお答えいただきましたが特に北朝鮮問題については、参加した議員の多くが最大の関心を寄せていたと思います。

日本とは政治的な環境が大きく異なり、時に半日的な動きが高まる韓国ですが、今後も常に冷静な判断をもって相互協力していかなければならない重要な隣国であると実感したところです。

Img_1382_20240715152501 午後からは、クレア(CLAIR 日本自治体国際化協会)ソウル事務所を訪問。
韓国内に進出している日本企業の状況や、最近の観光などの交流状況、また韓国内の教育や失業率などの諸問題について説明を受けました。
韓国から日本への観光客がコロナ禍前の水準に戻ってきていますが、日本からの観光客は増加傾向にあるものの回復が遅れています。
韓国の現政権の方針もあり、今後は民間交流が回復して活発化していくことを期待しているところです。

成田空港を抱える千葉県。
世界の動きにも敏感であるべきと考えています。
今後もアジア近隣のみならず、世界的視野も持って活動して参ります。

千葉県議会議員 小池正昭

 

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