「令和の米騒動」我が国が抱える農政問題への意識の高まりを期待
こんばんは。
今日は未明から朝方にかけて千葉県内各地で強い雨が降り、多くの個所で道路冠水が発生、また館山市でがけ崩れ、千葉市内でも道路被害が発生しました。
この大雨の影響で交通機関にも影響があり、京成本線の京成成田~京成佐倉では午前7時頃から約90分間にわたって運転見合わせ。
また他の路線でも列車の遅延が発生するなど、朝の通勤時間帯に混乱もありました。
因みに写真は、7時30分ごろの成田市内の東和田地区のものです。
午前7時30分には、千葉市、市原市、成田市、多古町、芝山町に土砂災害警戒情報が発令。(10時10分解除)
その後、10時10分には館山市、鴨川市、南房総市にも同情報が発令されました。(15時30分解除)
この大雨による被害は以下の通りです。
- 人的被害なし
- 住家被害 一部損壊:1棟(館山市)、床上浸水:2棟(市原市)、床下浸水:13棟(市原市)
- その他 がけ崩れ:1箇所(館山市)、市町村道被害:2箇所(千葉市)
今後も台風の発生が見込まれ、日本列島に影響を及ぼして大雨となることも予想されます。
皆様にも引き続き気象情報にご注意いただき、警戒をお願いいたします。
さて、今日も県庁議会棟にて代表質問についての検討会。
午前10時から16時過ぎまで長丁場でしたが、ほぼ質問内容が固まってきました。
これからさらに詳細を詰める作業を進めて参りますが、11日の議会開会前までに大方の作業を終えたいと考えています。
なお、現時点で具体的内容については控えさせていただきますこと、ご容赦願います。
最近多く報道されている米不足と米価についてですが、6月議会の一般質問でも取り上げましたが、様々な要因が重なり今年4月ごろからコメ不足が顕著となってきていました。
最近の報道では、新米が出回り間もなく「不足感は解消する」、「高値も徐々に落ち着く」とされています。
私個人的にも間もなく「不足感」は”解消”すると見込んでいますが、来年の春以降は再び「不足感」が出るのではないかと懸念しています。
また価格については、令和6年産米の農家からの買取価格が3割から4割高くなっているため、これまでのような水準にはならないと見込んでいます。
長らく米価の低迷が続き、生産コストに見合わないと言われてきた日本の稲作経営ですが、後継者不足が深刻になっている中でようやく米価が上昇した局面にあります。
農家の所得向上を達成しなければ持続的な食糧生産が不可能となります。
一方で、生産コストに見合う消費価格が設定されれば、国民からは不満が噴出します。
今回の「令和の米騒動」が、国民全体にとっても日本の主食生産について改めて考える機会となり、国にとって農業が重要政策であることを改めて意識する契機となって、直面する我が国の農政問題を解決する努力が持続的にかつ力強く行われることを期待するものです。
千葉県議会議員 小池正昭
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